期限ギリギリで、何とか修了することができました。色々事情があってなかなか追い込まれましたが、修了できてひと安心です。これでJDLA教育課程修了認定となりますので、E資格の受験資格を得たことになります。次回の試験は8月末ですので、これから3か月間試験に向けた勉強が続きます。
前述の通り、修了テストには結構追い込まれましたので、その辺を含めてメモを残しておきます。細かい情報は書けないので概観になりますが、AVILEN、修了テスト、で検索された方の一助になればと思います。
プロダクト課題
こちらはこれまでのコーディング演習と違ってフリーフォーマットなので、生みの苦しみがありました。テーマのレベル感は、提供された例を見る限り、それほど高くなくても良いと理解しました。それよりも課題で提示された要件に沿って回答を作ることが大切かと思います。この辺は情報処理技術者試験の論文試験と同じ理屈ですね。
自分は画像分類において、学習データの類似性によって認識精度の差が出るかという検証をテーマにしました。具体的には、CIFAR-10の10クラスの画像を、動物と乗り物という大カテゴリに分けて、各カテゴリ単独で学習した場合と、混在して学習した場合で、認識精度の差を見ていくといった内容です。使用したモデルは、ResNet50です。事前学習のデータがあると差分が見えないと思われるので、重みは初期化しています。最終的に検証結果は、最初の想定とは異なるものになりましたが、それに対してDL視点でその原因を分析して、本来得たかった結果を得るために今後試したいことを書いて締めました。
どうせならもっと凝ったものを作りたい気持ちがありましたが、スケジュールに余裕がなくなってきたので、シンプルなテーマとしてしまいました。この課題はモノづくり感が強くて楽しいですが、反面あっという間に時間を使ってしまうので、スケジュール管理に注意が必要です。
修了テスト(1回目)
修了テストのレベル感が分からないので、とりあえず講座の教材に載っている、JDLA公式例題2021、2022、2024、E資格想定問題集の内容を1周しました。2023は記載漏れではなく、そこだけ何故かなかったです。その後さらにJDLA公式例題2024をもう1周しました。
一応満を持したつもりでしたので、2025年05月25日の午後に1回目の受験に挑みました。しかし開始早々、あ……れ……、やばい、分かんない、となってしまいました。出題様式はJDLA公式例題2024と概ね同じですが、出題範囲がわりと隈なく出るので、公式例題だけ解いて望むと面食らいます。聞いたことあるけどどの分野のキーワードかも忘れてしまった、というのも多かったです。特にコーディング問題は絶望的に分からないことが多く諦めモードでしたが、その後解きやすい問題群も出てきて多少持ち直すも、感触的には厳しいかなー、といったところで、ギリギリ全問解いて時間切れです。
結果は!64点!合格点は7割なので不合格です。
反省点は色々あります。ただテスト形式に対する慣れは、それなりに必要だと思います。修了テストの問題例が潤沢にあるわけでもないので、1回目で合格するのは結構難しいと感じました。
- 講座の内容について、結構忘れている部分が多かった。
- 少なくとも修了テスト前に、講座資料を冒頭から全て見直すことはやっておくべき。さすがに数か月前にやった内容はだいぶ抜けてしまっている。
- 時間管理が良くなかった。
- 不安な多肢選択肢について、裏を取ろうと頑張ってしまったのは失敗。
- 全く手掛かりが掴めない問題は、適当に選択してとっとと次へ進むべき。
- ただこれは、この後に比較的解きやすい問題が来ることが分かっている受験後だから強く言える部分もあるので、初見でこの行動が取れるかは微妙なところ。
- テスト形式に慣れていなかった。
- 例えば誤った選択肢を選ぶ問題で、文章の大半はあっていて、最後の部分だけ間違っている、といったケースがある。斜め読みで選択肢の終わりの方を読み飛ばすと見落としたりする。
- でも1問あたり平均1分未満で解かなくてはいけないので、どうしてもじっくりは読めない
- 長い数式を選択肢から選ぶ場合は、差分箇所を先に見つけた方が良い。四択なら2箇所差分があるはず。数式を冒頭から全部見ていたら確実に時間がなくなる。
- 計算を要する問題も、概算で出来るものは概算で対応する
- 問題文の中にあるヒントを活用できる場合がある
- ただ前述の通り時間に余裕がないので、難しい面もある
- 例えば誤った選択肢を選ぶ問題で、文章の大半はあっていて、最後の部分だけ間違っている、といったケースがある。斜め読みで選択肢の終わりの方を読み飛ばすと見落としたりする。
修了テスト(2回目)
修了テストは2回目まで無料で受験可能で、3回目以降の追試は1回につき10,000円強で受験ができます。しかし自分はこの講座を法人名義で申し込んでおり、追試代金の請求は会社に届いてしまいます。法人申込みした場合は、個人での支払いには一切対応しないとの記載がありました。個人的には不満を覚える制約ですが、2回目で受かれば良いだけです。
まあ、会社と調整するという方法もありますが、年度を跨ぎで予算的な観点からも色々面倒で、且つ年度跨りの処理を避けるため会社には3月で受講完了と報告している手前、実質的に無理です。
水曜日に万が一に備えて取得していた年休があるので、この日に再受験します。それまでに講座資料の全見直しを行ない、さらに1回目の修了テストの内容見直しも行ないました。後はChatGPTに問題を作ってもらって解いたりもしました。
どこまでやっても不安は残りますが、意を決して、2025年05月28日14時手前にテスト開始です。基本的に1回目と問題の重複はほぼありません。あって数問程度です。ただ問題の出題様式は1回目と近かったので、解き方のコツが分かった分、問題を解くペースはだいぶ上がりました。分からない問題はスパッと切り上げます。後半に入ったあたりで、1回目より明らかに解けている感触があり、これはたぶん合格できそう、という手応えを得ていました。そのため、誤操作でブラウザを閉じてしまわないか、PCやネットワークがダウンしないか、という恐怖が先に立ってきました。ほんと後がないだけに、プレッシャーが半端なかったです。結局時間に余裕はありませんでしたが、1回目と違って適当選択はなく、全問きちんと解いての時間切れでした。
結果は!79点!合格です。いやー、ほんと肩の荷が下りた感じです。先週末の土日は殆ど勉強に費やしていましたし、月火も隙間時間はこちらの勉強をずっとしていました。まあ、本番はこれからなのですけどね。
ちなみに誤答を確認していたところ、誤った選択肢を選ぶ問題を、正しい選択肢を選ぶと勘違いしていたことに気づきました。勘違いがなければ取れていた問題なので、あと一歩で80点だったのに、惜しいです。1回目のテストでもそうした正誤選択の勘違いがあったので注意していたつもりでしたが、まだ散漫でしたね。
修了後
修了後は試験本番に向けた修了者限定のコースが使えるようになるので、そちらを活用していきたいです。あとはRNN系の理解が浅いので、ゼロつく2の読書も進めていきます。そして演習のために、黒本は買った方がいいのか、悩んでいます。
試験までの3か月間はあっという間だと思いますので、計画的に勉強を進めていきます。まずは試験の申込みですが、修了者ナンバーの発行はもう少し時間が掛かるらしいので、到着待ちです。うっかり申込み忘れないように注意しなくては…