惑星観望の季節がやってきましたので、久しぶりに天体望遠鏡を近所の公園まで持ち出して、撮影してきました。
まず2026年11月01日未明に挑戦したのですが、久しぶりということもあって失敗でした。南西方面を見上げて、この時期一晩中見える土星を狙ったのですが、土星だと思っていた星が全然別の恒星だったようです。望遠鏡で覗いたときの惑星の明るさをすっかり忘れていましたね。ファインダーで大まかに合わせた後、少し明るい星を見つけて、それだと勘違いしていました。土星の周辺に明るい星はないので、肉眼では土星しか見えないのですが、ファインダー程度の倍率でも、肉眼では見えない星がだいぶ見えるようになります。それで見誤ってしまいました。
その後南東を見上げて、上がってきた木星を狙いました。ただ木星だと思っていたら、どうやら火星だったようです。動画スタッキングしました。地球に接近していないので模様は全然捉えられませんが、色味が明らかに赤いので火星感が出ます。
このままでは終われないので、2026年11月03日未明に再挑戦してきました。前回から日を空けていないので、拡大撮影アダプターの取り付けなど、細かい手順がスムーズにこなせています。導入に失敗した前回の反省から、両目による導入を意識してみました。あまり上手く出来ている実感はありませんが、ファインダーだけを覗き込むよりかは導入しやすい気がします。
最初に狙うのは土星です。接眼レンズで覗いて、輪っかの形状が確認できたので、土星であることを確信しました。ピントや露光時間を変えつつ、何枚か撮影します。
続いて火星と木星を狙います。この日は月と木星と火星が近づくタイミングでしたので、どちらかというと集合写真を撮るべきですが、天体望遠鏡を担ぎ出している都合、惑星単体で狙います。火星は最接近の時期ではないので、あまり頑張りません。木星は静止画と動画を撮影しました。縞模様は何となく判るものの、あまり明瞭には映りませんね。惑星が恒星かと思うくらいに瞬いていた気がするので、シーイングは良くなかったと思います。全体的に、以前の撮影と比べて、あまりシャープに映っていません。
ところで、拡大撮影アダプターについて勘違いしていましたが、接眼レンズからイメージセンサーまでの距離が焦点に影響するので、拡大撮影アダプター自体の長さは関係ないですね。大きな接眼レンズは拡大撮影アダプターの構成が大きくなるので、より拡大してしまう、といったおかしな思い違いをしていました。
今回の課題は、ピント合わせとシステムのバランスです。フリップミラーを着けて拡大撮影アダプターを着けると、長さが増してモーメント荷重が増加します。解決方法は幾つかあるので、色々試そうかと思います。荷重によるおじぎ対策で、手で押さえながら撮影しているので、ピント合わせどころではありません。この問題を解決した後、電動オートフォーカサーの導入を検討したいです。
加えて、レンズのカビ問題への対処も必要です。恐らく冬場に屋外撮影して室内に持ち帰った際に結露したのでしょうね。今は乾燥剤を入れていますが、当時は何もケアしていませんでした。惑星などを高倍率で望む分には目立った不都合を感じませんが、放置して悪化すると嫌なのでどこかでオーバーホールに出したいと思っています。惑星のベストシーズンが終わる春すぎあたりですかね。



