2026年10月28日、年休を消化して乾徳山を登ってきました。この週は天気が微妙で、唯一水曜だけ晴れそうだったので、この日を選んで決行しました。6時10分ごろ家を出発して、南武線で立川駅まで行き、そこからあずさ3号に乗車して塩山駅まで向かいます。ちなみに指定席は取れなかったので、デッキに1時間ほど立っていました。天気が読めないので、事前に予約したくないのです。いっそのこと鈍行でバス始発便を目指すことも考えましたが、早起きがきつくて止めました。

塩山駅に着いたら、まず北口へ出て武田信玄公之像を拝見し、それから南口へ移動してバスを待ちます。バスは5分ほど遅れて出発しましたが、乾徳山登山口停留所には時間通りに着きました。平日ということもあってか、バスは空いていました。

停留所から少し歩くと、乾徳公園に出合い、駐車場と公衆トイレがありますので、こちらで用を足しておきます。大をしてすっきりしました。ここから林道を歩いて登山口に向かいます。乾徳神社を過ぎると未舗装になります。日陰が続く道を歩いていくと、乾徳山登山口の看板が見えてきました。

ここから樹林帯の中を登っていきます。道には石が多く転がっていますが、特段歩きにくいことはありません。時折開ける場所はあるものの、基本的に樹林帯が続きます。勾配はそこまで急ではないですが、とにかく休むことなく上りが続きます。日光の男体山みたいな感じですね。急登ではないですけど、じわじわと削られるのでストックを使って登った方が楽です。

標高が上がってくると、樹林帯が少し明るくなってきます。やがて駒止という場所に出合いました。昔はここまで馬で駆け上がってきたのでしょうか。

ここからさらに登っていくと、錦晶水に出合います。水はほとんど消費していなかったので、汲まずに触ってきました。思ったほど冷たくはないですね。そういえば手前にあるはずの銀晶水には全然気づいていませんでした。

錦晶水から少し進むと、次第に道が平坦になってきました。ただ、岩や木の根、泥濘などで、勾配はなくとも歩きにくかったです。

そしてこの辺りから紅葉が見られるようになりました。ここより下でもうっすら黄色く紅葉の始まりっぽい場所はありましたが、ここでは真っ赤に染まった椛を見られます。

正面に乾徳山の姿を捉えたら、間もなく国師ヶ原に到着しました。少し奥へ行った場所に高原ヒュッテが建っています。ここで小休止しておにぎりをいただきました。本当は登山口で食べるつもりでしたが、タイミングを逸していました。

食事を終えたら、山行再開です。しばらく平坦な道を歩いたら、再び上りが始まります。役小角像、前宮跡などを見つつ、15分ほど歩いていくと、目の前にススキが広がる草原が見えてきました。

一気に景色が変わって気持ちいいですね。草原の中を縫いながら登ります。ある程度登ってから後ろを振り向くと、初めて富士山の姿を拝むことができます。ちなみにここでカメラのホワイトバランスが日陰になっていることに気づきました。これ以前の写真が全体的に赤っぽいのは、本件が原因です。

10分弱歩いて、月見岩に到着しました。正面から見ると登りにくそうな月見岩ですが、後ろはスラブになっており、簡単に登れます。

ここからさらに草原の中を登っていくと、扇平に出合います。草原エリアはここで終わりで、この先は岩場エリアに入っていきます。

登っていくにつれて、徐々に岩の数が増えていきます。途中で鎖場も現れますが、最初の頃は特に使うことなく登れるような内容です。

それから岩の縁を歩いて進むと、一気に展望が開けます。岩の上から大パノラマを望むのは、最高に気持ちいいです。この辺でストックを収納し、ヘルメットを装着して、岩場モードとなりました。その後ハシゴで地面に下りて、山道を進みます。

やがて正面にカミナリ岩が見えてきました。こちらは、スラブでスタンスはしっかりしているのですが、ツルツルしていて滑りやすいので、荷重を意識して滑らないように注意が必要です。最後のひと登りは最初の鎖を使ってそのまま登ろうとしたら、終盤がとても難しくて断念しました。素直に右に現れた次の鎖を使うのが正解だったようです。

その後は大きな岩の上を歩いていき、その後地上に下ります。ここは岩の上をそのまま進むのか判断がつかずに少し迷いました。それから胎内やロープ場を通過したら、勾配が緩やかになります。展望の良い休憩スポットもありました。

そして正面に見えてきたのは、鳳岩です。ここを登った先が山頂です。なお、右手に迂回路もありますので、岩壁を登らないことも可能です。そしてこちらの岩登りの核心は序盤です。クラックに足を乗せて登っていくのですが、意外と間隔が広くて大変でした。結構鎖に頼ってしまいましたね。ただ序盤を越えたら、あとはガバガバです。核心が序盤にあるのは、安全面でも優れていると思います。この核心が上部にあったら、恐らく一般ルートとしては使用されないでしょうね。

山頂は岩場となっており、あまり広くはありません。平日でしたが、一般のグループがいて、やや混み合っていました。とりあえず山頂標と祠を撮影したら、奥に陣取って、ハヤシメシをいただきます。バーナーは持ってきていないので、山専用ボトルのお湯で調理します。まだそこまで寒くなかったですが、ルゥの溶け方は少し甘くなりますね。

山頂の景色に満足したら下山します。帰りは迂回路を使います。ストックを出そうか迷いましたが、結局出さないまま、扇平まで下りました。

扇平でストックを出して、草原の中を下っていきます。何となく収納が面倒だったので、ヘルメットは着けたままです。そして昼すぎから風が強くなってきました。どうやらこの日は木枯らし1号が吹いたようです。

月見岩に出合ったら、国師ヶ原方面ではなく道満尾根方面へ進みます。こちらのルートは、草原エリアが早々に終わってしまい、樹林帯に入ります。しばらく平坦な道が続きます。途中きれいに紅葉した木がありました。その後下りが始まり、一気に車道出合まで下ります。

広い場所に出たので、ザックを置いて荷物整理をしました。日陰で風が吹くと結構寒いので、ウインドブレーカーを着ます。そしてヘルメットを脱いで収納しました。それから車道を歩いて、道満尾根の看板を見つけたので登山道を登ります。何故上りなのかと疑問に思いつつも進みますが、何と先ほど下りてきた道を登っていたようです。車道に出る道が2つあり、自分は手前の方から出たので、先ほど入った道がもう一方の出口だと気づいていませんでした。

というわけでとっとと車道に引き返します。それから車道を下っていき、途中で右手に曲がって、徳和峠へ向かう道に入ります。もし曲がらずに車道をそのまま進んでいくと、大平高原に出るみたいです。

ここは急坂で落ち葉も多く、滑りやすいので注意が必要です。実際転倒はしませんでしたが、何度か滑りました。ここより手前の道も落ち葉は多いのですが、こちらの方が積もっている感じです。そして落ち葉で道が見えないことから、道迷いにも注意です。何か急に難しくなったな、といった違和感を感じたら、直ちに引き返した方が無難ですね。8番出口のようです。

下りが一服すると、薄暗い樹林帯の中、上り坂が始まります。この道を登り終えると、道満山山頂です。展望はあまりないものの、山頂標がありますので、撮影しました。

そこから30分ほど樹林帯の中を歩いていくと、徳和集落へ下りる分岐に出合います。そこから5分ほどで登山口に着きます。獣害対策のゲートを開けて、バス停を目指します。

途中徳和山吉祥寺がありましたので、拝観しました。登山の無事を感謝します。

バス停に着いたら、乾徳公園にある天神祭の山車の展示を見学しながら、バスを待ちます。そして16時08分発のバスで塩山駅に向かいました。こちらのバス停は2社のバスが運行しており、合わせるとそこそこ本数もあるので公共交通機関勢に優しいです。朝は塩山発の方が早く、夜は山梨市着の方が遅いです。

塩山駅に着いたら、駅前にある菊よしにて、ほうとう定食をいただきました。あずさの出発時刻まで40分くらいあるので余裕かと思ったら、わりとギリギリになってしまい、急いで食べる格好になってしまいました。
今回の山行データは以下の通りです。
| 日程 | 2026/10/28 |
| 距離 | 12.08km |
| 歩行時間 | 5:30:51 |
| 経過時間 | 5:58:02 |
| 高度上昇 | 1,227m |
| 高度下降 | 1,246m |
| 平均心拍数 | 101bpm |
周回コースですが、よく見る8の字周回ではないです。乾徳山登山口から国師ヶ原まで登り、月見岩を経由して乾徳山に登頂します。帰りは月見岩までピストンで戻り、そこから道満尾根に入ってそのまま徳和集落方面へ下山しました。往路はひたすら上りが一定のペースで続きましたが、復路はそれと比べるとやや緩急のある様子が高度グラフから分かります。
樹林帯、草原、岩場というバリエーションに富んだフィールドを、一度の登山で満喫できて楽しかったです。天気も予報通り快晴でしたので、最高でした。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

