現地1日目。シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。午前4時の到着なので、空港内は静かな雰囲気。入国カードはなくて良いんだっけ?と若干焦りつつ、入国審査をあっさり通過しました。今までで一番あっさりしていたかもしれません。その後は移動手段がないので、空港内のベンチで2時間ほど待機。多くの方が外へ出ていくので、日も昇っていないのにどうするんだろう、と疑問に思っていました。帰国後に調べたら、そのままホテルに向かって仮眠を取るんですね。自分はツアーにしていないので、そんな発想ありませんでした。その件で、向かい側に座っていたカップルが軽く揉めていました。まあ、12時間飛行機に乗って、さらに丸一日、お風呂も着替えもなしでは、辛いのかもしれませんねえ。
そろそろ空港バスの運行時刻になったので、活動開始です。両替の窓口は開きそうにないので、クレジットカードでキャッシングしました。ちなみに後でツアーで同行した方に聞いたところ、窓口は7時くらいに開いたそうです。それからバス乗り場に移動し、待合室内で待機します。外は真っ暗でだいぶ霧が出ています。天気予報はまったく調べてこなかったけど、ちょっぴり天候が不安になります。しばらく待ったあと、バスがやって来ました。
バスの運転手さんから往復チケットを購入して適当な席に着席。乗車率は高くて、ほぼ満席になりました。そしてここから40~50分ほどでエトワール広場に着くはずが、渋滞にはまって一向に先へ進みません。ちょうど通勤ラッシュの時間帯に重なってしまいましたね。ただ怪我の功名で、目的地に着く頃には、程良い日の高さになっていました。緯度が高いので、冬季は日出が遅く、8時を過ぎないと明るくなりません。ちなみに、霧や雲がかかっていた空も、太陽が顔を覗かせる程度に回復しました。
バスを降りたあとはてくてくとエトワール広場に向かいます。そして見えてきたのは凱旋門!んー、パリに来たって実感しますね。最初に出た場所はあまりアングルが良くないので、横断歩道を渡って正面側に移動します。写真を撮影して満足したあとは、凱旋門のある広場へ移動します。ところが、どこから入ればいいのか分からず、適当に地下へ潜ったら、地下鉄に入ってしまいました。その後、凱旋門広場への地下通路入り口を無事に発見して、凱旋門の真下へ。
わー、真近で見るとその大きさが良く分かります。門に彫られた彫刻もとても優美ですね。門の真下では、花で囲われた石碑の傍で、煌々と松明が燃えていました。
続いてシャンゼリゼ通りを下っていきます。エトワール広場から見ると、緩やかな下り坂になっています。大きな通りの両脇には、色々と華やかなお店が並んでいます。自分はあまりショッピングに関心がないので、雰囲気を楽しみます。クリスマスシーズンに差し掛かりの時期だったので、それらしい飾り付けがきれいでした。
さらに進むと、白い小屋のような建屋が連なっています。このときは知りませんでしたが、実はクリスマスマーケットの屋台でした。
そして、たくさんの横断歩道を渡ると、コンコルド広場に到着です。ここにはエジプトのオベリスクが展示されています。ハートキャッチプリキュアの映画でデザトリアンのモチーフとなっており、要チェックポイントでした。前には、エジプト風の仮装をした人が…。にしても大きいですねえ。奥には大観覧車も見えます。
コンコルド広場を抜けると、チュルイリー公園になります。そんなにきれいな公園…ってわけではありませんね。街中の広場といった感じです。通りの奥にルーブル美術館が見えます。そしてこの界隈から署名詐欺に声を掛けられて面倒くさいです。手口の事前知識はあるので、全て拒否の一点張り。ルーブル美術館前に行っても何回か声を掛けられました。美術館前広場には、アフリカ系の物売りの人もいましたが、こちらは特に声掛けなどはなかったです。あと、余談ですが、中国の人に声を掛けられたりもしました。
ルーブル美術館界隈を抜けたあとは、セーヌ河沿いに進んでいきます。途中公衆トイレを発見したので、拝借。使用可能か確認してボタンを押すとドアが開きます。中に入ると自動でドアが閉まるので、用を足します。最初Security Lockと印字された取っ手があったので、上げてみたら、またドアが開いてしまいました。無駄にやり直し&洗浄作業が発生してしまい、申し訳ない…。
続いて向かった先は、パリ市庁舎。荘厳な雰囲気でいいですね。と、またもここで署名詐欺の声かけ。この面倒臭さが堪らない…。ん~、大きな旅行鞄を持っているせいなのでしょうか。
それからノートルダム橋を渡り、シテ島へ行きます。てくてく歩いていると何やら鐘の音が聞こえてきます。通りを歩いていると、他の建物の陰に隠れてノートルダム寺院がまったく見えないんですよね。なので、姿は見えないけれど、徐々に近づいているというワクワク感があります。そしてしばらく歩くと、眼前に現れるノートルダム寺院!さすが観光スポット、人の数がものすごいです。とりあえずこの日は外観だけ眺めて、次の場所へ向かいます。
プティ・ポンを渡って、サンジェルマン・デ・プレ界隈へ。若干雰囲気が変わってきますね。エトワール広場からルーブル美術館界隈は思いきり観光地という雰囲気でしたが、こちらは地元の方の生活感を感じられる気がします。まずはリュクサンブール公園へ。
この公園はとてもきれいですね。公園のなかには、フランスの上院議会の建物があります。その前には鉢植えになった色鮮やかな花々が点在し、噴水が整然と水を湛えています。少し目が痛かったので、噴水前にあったベンチで休憩。その後は公園内を散策します。ちょうど紅葉の季節であり、天気も良かったので、色が映えてとてもきれいでした。
その後は再び街中の通りをてくてくと歩きます。そろそろお腹が空いたのでカフェに入りたいのですが、初めてのカフェはなかなか勇気が出ませんね。人が多すぎて気づいて貰えないのも嫌なので、ほどほどに繁盛している店がないかなあ、とキョロキョロ探していました。結局入ったお店は、Le relais Odeon。お店に入って適当な席に座ったら、注文を聞きに来てくれたので、オムレツとコーヒーを注文しました。さらにバスケット一杯に入ったフランスパンも付くので、十分満腹になります。支払いはクレジットカードで済ませました。フランスでは、カード決済の際に、サインではなく暗証番号入力なので、気軽に利用できていいですね。
昼食後は、サンジェルマン大通りを先に進みます。途中ちょっと気になっていたサンジェルマン市場に寄ってみましたが、普通のショッピングモールぽかったので、スルーです。
そして、リュー・デ・バック駅からメトロに乗って、ホテルのあるサン・ジョルジュ駅に向かいます。これが初メトロ。券売機で10枚綴りのカルネを購入します。特に手間取ることなく、すんなりと買えました。決済はクレジットカードを使えるので、小銭の用意が不要なので、楽です。駅から出たあとは、ホテルを探してウロウロ。最初に通りを1本過ぎてしまったせいで、だいぶ大回りしました。
15時手前、無事ホテルに到着してチェックイン。今回お世話になるのは、サン・ジョルジュ・ラファイエット。フロントの方々はとても気さくな感じで良かったです。エクスペディアの確認書は携行必須ではありませんが、チェックインの際に回収されたので、やはり持っていくに越したことはないようです。
部屋に入ったあとは、まずは携帯電話とカメラバッテリの充電。今回は変換プラグと充電器を持ってきたので、ケチケチ使わなくて良いのです!とりあえず携帯を先に充電して、布団で軽く横になったら、うとうと…。目が覚めたら3時間後でした。今更外へ出る気もしないのでそのままウトウト…。気づいたら0時でした。
12時間のフライトとそこそこ重い荷物を持っての移動で疲れていたようです。というわけで、そのまま朝まで布団のなかでぬくぬくと過ごしました。そうそう、部屋に暖房がなくてうわぁ、と思ったんですけど、意外と寒くないんですよね。外は寒いので、建物の構造でしょうか。ただ、この日はパリ的には、平年より10度弱気温が高かったそうです。日本的には、十分な寒さでしたが。
続く。(パリ旅行~現地2日目)