2026年03月14日、榛名山の最高峰である掃部ヶ岳に登ってきました。以前から榛名山は雪のある時期に登ってみたいと思っていましたが、さほど雪深い場所ではないのでなかなか雪が積もりません。しかし冬の終わり頃に寒波が繰り返し訪れた結果、降雪した榛名山の写真が流れてきました。そこで、天気も良さそうな週末に出かけることにしました。

東京駅から7時24分発の新幹線あさまに乗って高崎まで移動します。高崎に着いたら西口のバス2番乗り場に行き、榛名湖行きのバスに乗車します。乗り継ぎ時間10分ほどで後の方の乗車でしたが、何とか座ることが出来ました。榛名湖までは結構距離があり、1時間半ほどの乗車となります。


榛名湖に着いたら登山口に向かいます。その道中に湖畔の宿記念公園があるので立ち寄ります。散策を終えたら、榛名湖荘まで進みます。もう少し手前からも登れるのですが、硯岩を見たかったのでこちらの登山口まで足を伸ばしました。意気揚々と歩きつつも実は尿意を催しており、ポケットパークのトイレを当てにしていたのですが、何と冬期閉鎖でした。結局湖畔の宿記念公園まで戻ることになりました。なお先ほど立ち寄った時にも探したのですが、駐車場側に目が行かずに見落としていました。

トイレですっきりしたところで再び登山口へ向かい、山行開始です。さっそく雪がありますがつぼ足で進みます。日陰で踏み固められているので、アイスバーンとなっている箇所も多く、少しひやっとする場面もあります。

緩やかに登っていくと、硯岩との分岐点に出合います。右手の硯岩へ続く急登を見て、チェンスパの装着を決めました。距離は短いですが急傾斜のあるアイスバーンが続くので、しっかりと刃を効かせて登って行きます。

急坂を登りきると、視界が開けて榛名湖と榛名富士が眼前に飛び込んできました。まるで空を飛んでいるかのような視点が爽快であり、怖くもあります。岩の先は断崖絶壁となっておりクライミングロープがあります。目の前に見えているのは、硯岩の上端に過ぎません。目の前に広がる山々に囲われた湖とその雄大さを際立たせる湖畔の建物の小ささ、見ていて飽きません。
しかしまだ先は長いので硯岩を後にして進みます。硯岩からの下りはアイスバーンになっているところが怖いですね。ここでストックを取り出して、荷重を意識して慎重に下りました。

その後は雪に覆われた樹林帯を緩やかに登っていきます。人はほとんどおらず、静かな山歩きです。時折下山者とすれ違う程度でした。階段などの歩きにくいところは、すぐ隣に雪道のトレースが出来ていました。

山頂に近づくと木々の数が減り、日が当たりやすくなってくるためか、雪がだいぶ融雪していて茶色い地面が露出するようになります。

そしてついに掃部ヶ岳の山頂に着きました。山頂はそこそこの広さはありますが、大勢が休憩できるほどではありません。南に展望が開けますが、榛名湖は見えません。少し手前にある展望スポットで見ておくのが良いでしょう。山頂標はありますが、案内板とセットだったり、掛札だったり、さほど立派な感じではありません。文字に色も付いていないので、写真に撮ってもぱっと見分からなかったりします。ここで昼休憩にしようかと思いましたが、掃部ヶ岳は少ないながらも人が来そうなので、ひとつ奥の西峰まで向かいます。まあ、下山者としか出会っていないのでこの後登ってくる人はいなかったかもしれません。

笹に囲われた道を下って行きます。笹で道が見えないという情報を事前に得ていましたが、冬場だからか道は明瞭でした。遠くには一際白く雪化粧を纏った浅間山の姿を望めます。

下りきって鞍部に差し掛かり、再び登りになると一気に雪が深くなりました。西斜面は融雪が進んでいますが東斜面は雪が多く残っていますね。ワカンが欲しくなるところですがトレースがあったのでありがたく頂戴しました。全くトレースがなかったら短距離とはいえ、体力を奪われたと思います。


雪の中を歩き続けて、30分ほどで西峰に着きました。こちらからは榛名湖を望めます。スペースはあまり広くなく、掃部ヶ岳の方が広いです。こちらで昼休憩にしました。


今回はガスバーナーデビューです。前述の通りあまりスペースがなくて枯れ草も多いので、雪の上に設置しました。事前に組み立てと点火までは予習していましたが、火力調整は把握していなかったので、湯を沸かすまで時間が掛かってしまいました。慎重になってガス栓を少ししか開いていなかったせいです。今回はサッポロ一番塩ラーメンを調理しました。そのままだと入らなかったので、2つに折って入れました。これまで山専用ボトルに入れたお湯で調理をしてきましたが、お湯の熱々感が当然ながら段違いで感動しました。天気も景色も良いので、食事をしながらまったりと楽しみました。

杖の神峠を目指して先に進みます。この時期にここまで来る人は多くないようで、雪がしっかり残っています。途中、耳岩という巨岩スポットがあります。登ることが出来るみたいですが、チャレンジせずに見るだけに留めました。てっぺんまで進むにはクライミングの心得がないと難しいようです。ここは巨岩が南方向に立っているので日が当たらず、特に雪が深かったです。

山道を黙々と進んでいくと、杖の神峠との分岐に出合います。マップを見ると直進した少し先が行き止まりになっているので、そこまで向かうことにしました。この先は誰も歩いていないようでトレースが皆無です。ただ先へ進んでも鉄塔があるだけで特に展望もないので引き返します。道自体はまだ続いていましたが地図に載っていませんし、どこへ通じているかも分かりません。作業道にしては整っている感じです。

引き返したら分岐を杖の神峠方面に下ります。結構な急坂で一気に標高を下げていきます。ここの斜面は雪はほぼ残っていませんでした。


杖の神峠に出たら、林道を通って榛名湖方面に向かいます。舗装区間と未舗装区間がありますが、道はほぼ平坦なので楽です。道中に轍はありましたが、途中に2本の倒木があって車は通行できない状態でした。

やがて湖畔の宿記念公園の上部に出合いますので、そのまま榛名湖湖畔に下りました。ただ下山したタイミングが悪くて、次のバスは2時間後です。

山でラーメンを食べているもののがっつりと食べたいので、ふじやに入店して2回目の昼食です。榛名湖名物のわかさぎフライの定食をご飯大盛りで注文しました。大盛りはなかなかボリューミーです。そしてビール中瓶もいただきました。

食事を終えてもバスの出発まで1時間近くあるので、湖畔を散策します。御沼龗神社を参拝したり、HARUNAのロゴモニュメントを撮影したり、長野堰を見たりしました。しかし如何せん湖から吹き付ける風が冷たいです。風を凌げる場所はほとんどなくてつらい状況です。今にして思えばせっかく時間があったのだから、竹久夢二のアトリエに立ち寄っておけばよかったです。寒さで頭が回りませんでした。

16時40分になったらバスに乗って高崎駅まで移動します。駅の中で幸福だるまを見つけつつ、新幹線で東京まで向かいました。
今回の山行データは以下の通りです。
| 日程 | 2026/03/14 |
| 距離 | 10.33km |
| 歩行時間 | 4:09:33 |
| 経過時間 | 6:07:39 |
| 高度上昇 | 607m |
| 平均心拍数 | 102bpm |
榛名山といえば榛名富士が有名ですが、登山者としてはやはり最高峰である掃部ヶ岳を登っておきたいです。榛名富士は登るよりも、そのきれいな山容を望みたいですね。今回は掃部ヶ岳を登り、そのまま杖の神峠まで抜けて湖畔の宿記念公園へ戻ってくるルートです。さすがに掃部ヶ岳だけでは物足りないです。もう少し朝早く出発できたのなら杏ヶ岳も行きたかったですが、休日はバスの始発便でも10時出発が最早でした。山自体は非常に登りやすかったです。ただ不思議と翌日以降ふくらはぎに筋肉痛を覚えました。身体が訛ってしまったのか……
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