関西万博旅行~1日目

初日、5時40分に自宅を出て東海道線で品川まで向かいます。それから新幹線改札を通って売店で「日本の味博覧 幕の内弁当」を買いました。今回の旅の目的である万博に掛けています。またコンコース上にはミャクミャクのパネルが置いてあり、万博気分を盛り上げます。

6時28分発のひかりに乗車して新大阪を目指します。のぞみではなくひかりにしている理由は、スマートEXのグリーン車割引を利用するためです。比較的直前でしたので、のぞみでは売り切れでしたが、ひかりでは買えたのです。乗車時間は多少増えますがお得にグリーン車に乗れるので、よほど急ぐ理由がなければこの選択はありだと思います。弁当を頬張り、車窓から夏富士を望みつつ、久しぶりの東海道新幹線を満喫しました。

新大阪駅に着いたら、御堂筋線に乗り換えます。Suicaの残高が不安でしたので自動券売機でチャージしておきます。既にここから万博の洗礼か、国外観光客の列が発生しています。御堂筋線に乗ったら本町まで移動し、ここで中央線に乗り換えます。万博会場へのアクセスルートなので、駅構内にはそこかしこに乗り換え動線が記されていました。

中央線に乗り換えたらそのまま終点の夢洲駅まで向かいます。かつての終点であるコスモスクエアまでは普通の車内アナウンスですが、そこを過ぎると「次はいよいよ夢洲です!」と万博へのテンションを煽ってくるアナウンスに変わるのが面白かったです。

夢洲駅は大勢を捌けるように、終始幅広な通路が続いています。改札を出て階段を登ると、東ゲート前になります。トイレを済ませたらさっそく列に並びます。入場待機列はチケットの来場予約の時間毎に並ぶ列が分かれています。入場開始時間の少し前になると列が大きく動き、その後はゆっくりと進んでいきます。この日は好天で太陽の光が燦々と降り注ぎ、かなり暑さが堪えます。このご時勢日傘を差す人が多く、この人口密度では邪魔でした。列は少しずつでも着実に進んでいくので、その点ではストレスは小さいのですが、先頭がなかなか見えないので、ここまで来たけどまだ先があるのかというストレスはありました。

保安検査を抜けて入場したら、さっそくミャクミャク像の元へ向かいます。それから大屋根リングの下へ向かい、階段を登って屋根の上に出ます。パビリオンの7日前予約の抽選は全滅しており、特に行くと決めているパビリオンもないので、まずは大屋根リングの上を歩いて回ってみます。

大屋根リングからは万博会場を見渡すことが出来ます。特徴的な建物が多く、外観だけでもなかなか楽しめるかと思います。リングの屋根は二段構成になっており、スロープを登って往来可能です。上段からは大阪湾を望めます。

本当はどこかで地上に下りてパビリオンを回ろうかと考えていたのですが、結局大屋根リングを1周してしまいました。当日予約を取ろうと挑みますが、サイトへのアクセス自体待機時間が発生し、且つ当日予約枠もほとんどなく、たまに出てきたと思って予約を試みるも既に確保不可能というケースばかりでした。土曜朝10時のほぼ空売りプレイガイドみたいな感じで、絶望的な予約難易度です。

とりあえず大屋根リングから下りたら、ネパールパビリオン前の売店で売っていたネパールビールを買いました。とても暑い日でしたので、ビールで喉を潤しながら会場内を歩き回ります。前述のように建物の外観だけでも楽しいので、色々と見て回ります。

西ゲート方面に抜けると、ガンダムNEXT FUTUREパビリオン前のガンダム像に出合いました。お台場と横浜以外で初めて見ました。そして西ゲートにもミャクミャク像があるので撮影しました。東ゲートとは違うものになります。

その後は空飛ぶクルマステーションのパビリオンに入ります。乗車体験等は事前予約が必要ですが、展示物の見学だけでしたら予約不要です。あまり並ばずに入れますが、見学時間は数分程度になります。それから隣にあるモザンビークパビリオンも見学しました。同国が取り組んでいる最新技術に関連する展示などがあります。

会場内には随所にポケモンが配置されていて、それらの写真を撮るのも楽しかったです。会場内を歩いていると、おや……?という感じで見つけられるので、良いです。他にも赤と青でミャクミャクを模したグラフィティやアイコンが随所に見られて、それらを探すのも楽しいです。

炎天下を歩き回って少し疲れたのでウォータープラザ前で休憩していると、タイミング良く噴水ショーが開演しました。ショーが始まると人影まばらだったウォーターフロントが賑わってきました。

その後も会場内を歩いて回ります。一面銀色の建物や水が流れ落ちる建物など、日常では見ない建物が近未来感を与えてくれます。色々見て回りたいところですが、時間が経つにつれて人が増えてきて、移動するのも大変になってきます。12時台でも混んでるなあ、とは感じていましたが、今にして思えばあの時点は空いていたようです。行列短めのパビリオンは早い時間に回っておくのが正解です。とはいえ初訪問ではまず全容を見て回りたいですし、なかなかその判断は出来ません。

昼下がり以降、行列が短く見える小規模パビリオンは、そもそも列形成自体を打ち切っているケースが大半です。事前予約なしで遅い時間に入る場合、当日受入れのある大規模パビリオン1点狙いで待つしかなさそうです。自分は万博会場の雰囲気さえ楽しめれば良いというのを期待値のボーダーラインとして臨んだので気は楽でした。混雑期に行く場合は期待値のハードルを下げておくのが吉です。

さて、朝ごはんを多めに食べたとはいえ、さすがにお腹が空いてきたので、トルコパビリオンの売店でドゥネルとトルコ茶を買っていただきました。万博会場はどこもかしこも行列ですが、レストランではなくテイクアウト形式ならそれほど並ばずに買えることが多いです。

それから夜の地球パビリオンを見学します。こちらは比較的待ち時間少なめで入れてありがたいです。メインの展示は輪島塗による地球儀です。サザエさんの万博回でも登場していましたね。輪島塗と言えば以前購入した味噌汁用のお椀が未だに美しい状態を保っています。

続いて韓国パビリオンに並びます。夜の花火に間に合うか微妙な待ち時間でしたが、花火まで何もせずに待つのもなあ、と思い、並びました。大体1時間15分くらい待って入館です。3つの展示室から成り、1つ目ではレーザー光による演出、2つ目ではシャボン玉とガスを使った演出、3つ目は大型の3面スクリーンによる映像展示です。3つ目の展示はK-POP要素を含んだ内容でした。

見られた海外パビリオンは少ないですが、各国のパビリオンは観光展示ではなく、その国が見せたい最先端のものを見せつつ、一方で来場者が期待しているであろうその国の文化的なコンテンツも織り混ぜている印象でした。

パビリオンを出たら外はすっかり夜になっていました。ちょうど花火が始まる直前の時間帯です。花火を見るためには大屋根リングに上らないと見えないかな、と思い、さっそく向かいますが、同じように考えた人が多くて動線が大混雑でした。ワチャワチャしましたが、何とか花火を見ることができました。5分程度の短い時間でしたが、華やかで良かったです。大屋根リングから見渡せる夜の万博会場もきれいですね。

そして後は帰るだけなのですが、大屋根リングから下りるのがひと苦労でした。警備上の理由からか、地上と行き来できる場所がかなり限定されていて動線も細いです。エスカレーターが時間帯によって進行方向が変わるのも、ややこしくしています。皆が向かう進行ルートとは逆に進んで遠方にあるエスカレーターから地上に下りました。多分こちらの方が早かったはず。

その後は駅に向かいます。人流対策で夢洲駅への動線は大回りさせられる形になっており、だいぶ長い距離を歩いてようやく夢洲駅に着きました。電車はもっと激混みを覚悟していましたが、一応20時前ということもあってか、そこまでひどい混雑はありませんでした。混雑を避けるため、意図的に1本遅らせる人たちがいる程度の混み具合です。

中央線で本町まで移動したら、御堂筋線に乗り換えて梅田で下車しました。そしてリンクス内にあるたこ酒場くれおーるにて夕食をいただきます。たこ焼きを食べられる居酒屋ということで選びました。比較的安いからか、客層は若者が多かったです。まずはちょい飲みセットで、タコハイボールにたこ焼き、タコの酢の物、ザンギを付けます。それから追加でメーカーズクラフトハイボールを注文し、タコさんウインナー、タコ入り焼き餃子も追加します。さらに3杯目で、ワイン割である真っ赤な赤玉タコパンチを注文しました。フードはもう1品たこ焼きを食べたいと思い、トリュフ塩のたこ焼きを頼みました。トリュフの香りとたこ焼きの組み合わせは新鮮でした。最後はたこめしのおにぎりで締めです。

その後はnamco梅田店へ向かい、この日から配布開始のアイプリカードの回収を試みるも既に終了でした。残念です。近くにあるドンキ上のラウンドワンにも向かってみますが、そもそもアイプリ台がありませんでした。

というわけで諦めて、本日の宿がある天満へ向かいます。電車で行くか徒歩で行くか微妙な距離ですが、待ち時間を考えると歩いた方が早そうなので、腹ごなしも兼ねて歩くことにしました。路地を抜け扇町公園を抜けて進んでいくと、本日の宿であるアパホテル大阪天満に到着です。

チェックインをしたらさっそく部屋でテレビを見て、その後大浴場で汗を流しました。0時近い時間帯でしたが、意外と混んでいました。ちなみに今回はスマホの充電アダプタを忘れてしまったのでUSB給電できることを期待していたのですが、残念ながら見つかりませんでした。充電は諦めて0時30分ごろ就寝です。

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