7時ごろ起床し、しばらく寛いだ後朝食へ。自分が朝食の時間を勘違いして、お手数を掛けてしまいましたが、無事食べることができました。そして8時50分ごろ、ホテルをチェックアウトしました。
それから三沢駅前まで歩いて、MISAWAぐるっとバスに乗車します。市内の観光施設を巡る無料シャトルバスです。マイクロバスで、地元の老人方も結構使っている模様のため、それなりに混みます。
三沢航空科学館で下車したら、さっそく見学を始めます。まずは屋外に並んでいる航空機を眺めます。しかしこの日は曇天で気温も低めでしたので、早々に館内見学へ向かいました。
館内は大きく分けて、航空ゾーン、科学ゾーン、宇宙ゾーンの3エリアに分かれています。科学ゾーンは、子供向けの科学学習体験施設といった内容でしたので、主に見学したのは航空ゾーンと宇宙ゾーンになります。ザックは邪魔になりそうなので、ロッカーに預けました。
航空ゾーンで最初に現れるのは、三沢から太平洋無着陸横断飛行を成功させたミスビードル号の展示になります。オレンジ色の機体が眩しいです。クラシックなフォルムもカッコよくて、何だか紅の豚を思い出してしまいます。
その先のフロアには、奈良原式2号機や白戸式旭号、YS-11、大型ドローンなどが展示されています。YS-11は機体の下から眺めることもできます。コロナ禍の影響で、内部は見学できないようになっていました。
さらに奥の部屋には、ホンダジェットが展示されています。流線形のフォルムがカッコいいですね。タッチパネル式の操作盤も展示されていました。
それから2階に上がって、宇宙ゾーンを見学。はやぶさ2、月面探査機、宇宙服など、宇宙に関連する展示が色々あります。生きているうちに一度は宇宙に行ってみたいなあ、と思います。
他にも2階には大量の模型飛行機が展示されていたり、1階の航空機展示の上をジップラインで滑空するアトラクションがあります。時折館内に轟音が響くので何かと思ったら、このアトラクションでした。基本的に楽しんでいるのは子供です。
見学を終えたら一旦外へ出て、jack & bettyで軽食をとります。注文したのは、チーズバーガー、チーズロール、ジンジャーエールです。チーズロールは三沢名物です。
その後は、特別展示室で催されていた巡回展「あおもり旅ものがたり」を見学しました。個人的には、青森視点の鳥瞰図が印象的でした。視点が変われば世界の見え方も変わるものですね。
11時20分すぎ、MISAWAぐるっとバスで三沢駅まで戻ったら、青い森鉄道で八戸駅まで向かいます。いかめしや烹鱗は相変わらず混んでいるので、駅を出てユートリーに向かい、櫟にて昼食をいただきます。注文したのは、せんべい汁鍋定食と生ビール中ジョッキです。全国旅行支援のクーポンはこちらで使いました。
13時30分すぎ、東北新幹線で新青森駅へ移動します。そこから歩いて三内丸山遺跡まで向かいます。2kmなのでそこそこありますが、歩ける距離です。歩道の有無の都合等で信号のない道路を横断する必要がありますが、そこまで交通量が多い道でもないので、何とかなります。
三内丸山遺跡に着いたら入場券を購入して、ザックをロッカーに預けます。なお、三内丸山遺跡は2021年7月に、世界文化遺産に登録されました。そのため来場者数は一気に増えているそうです。最初に向かった先は、屋外にある縄文のムラです。こちらでは発掘された遺構や、復元された建物などを見学できます。遺構は温度や湿度管理のため密閉されており、扉を開閉して入退室する形になります。
北盛土や南盛土に土器の破片が埋まっている様子は、知識を持った上で見ると、悠久の歴史を感じさせます。一方で復元された建物群も、当時の様子を今に感じさせてくれます。竪穴式住居の半地下感は、言葉で聞くだけでなく実際に体験することで、感じられることも多かったです。
屋外の見学を終えたら、館内にあるさんまるミュージアムを見学します。大型板状土偶や縄文ポシェットの異名を持つ編み籠、たくさんの壺など、遺跡からの出土品を見ることができます。こうした遺物から太古の生活を想像して時間旅行に浸るのも楽しいです。
さんまるミュージアムの見学を終えたら、地下に下りて一般収蔵庫や縄文ウォールを眺めます。その後は少しまったりしてから屋外に出ました。
バスは出ていますが、新青森駅を経由するバスはなかったので、往路と同じく歩いて帰ります。新青森駅に着いたら、夕食をとりたいと考えていましたが、予想通り混雑しているので、お土産だけ買いました。駅弁が売っていたので、そちらを新幹線の中で食べることにします。
18時30分手前に新青森駅を発ちます。車内では先ほど買った十和田バラ焼き重の弁当をいただきます。その後はまったりしつつ、東京へ。今回の旅行は以上となります。