だいぶ前に買った本です。自分は会話が上手いほうではないので、何かヒントになればと思い、購入しました。内容は、実践に無理がなく、納得いくものが多いです。確かに会話が弾んでいるときは、このルールにはまっているなあ、と感じることが多かったです。
特に、ピックアップしたいのが、次の3点です。
- 相手の話を聞いて、同意の意思を伝える
- 自分の気持ちをちょっぴりオープンにして伝える
- 気持ちを伝える語彙を増やす
66のルールですから、もっとたくさんの内容がありますが、根幹となっているのはこの辺かな、と思います。状況別のパターンや、より具体的な内容が、他のルールとして載っています。
まず、1つ目の、相手の話を聞いて、同意の意思を伝えること。面白いことを言える人気者を目指す必要はありません。話しかけてくる人は、何かしら伝えたいことがあって、話しかけてきます。ものすごく当たり前のことですが、改めて意識すると、面白いです。職場でも、ひと仕事終えてすっきりしたんだなあ、良い解決案思いついて自慢したいんだなあ、体調のこと心配して欲しいんだなあ、話したいエピソードがあるんだなあ、など色々な理由が読み取れます。相手の話したいことを意識すると、上手く話を引き出せて、会話も弾みやすくなりますね。ただ、職場の場合は、自分が仕事に手詰まっていると、話をする心の余裕がなくなるのが、難点です^-^;。
2つ目の、自分の気持ちをオープンにして伝えること。これ、苦手ですね~。何がきっかけか良くわかりませんが、感情を抑制するような形で、育ってきたのだと思います。なので、自分の会話は、わりと事実やそれに基づく思考が多くなってしまいます。しかし、実際気持ちが見えたほうが、話も広げやすいですよね。まあ、わかっちゃいるんですが、なかなか。
3つ目の、気持ちを伝える語彙を増やすこと。大意は同じでも、ありきたりなフレーズだと、そこで会話が途切れてしまうことが多いです。ちょっと気持ちを上乗せしたフレーズを使うと、そこから相手の気持ちが引き出せて、話が広がりやすいと思います。
以上、この本を読んで、実際に活用してみた上での感想です。説明する上で、どうしても理論的な書き方になる部分もあります。けれど、実際には、普段の会話のなかで、ある程度無意識にやっていることばかりで、そこに改めてフォーカスを当てているだけです。なので、実践に無理がなく、且つ効果が着実に出てくると思います。
というわけで、ちょっと会話が得意ではないかな、という人は、読み物としていかがでしょうか。1~2日あれば読み終えることができる量なので、お薦めです。
コメント
お久しぶりです~。
記事を読んで、私もこの本を早速Amazonで注文しちゃいました(^^)。
私も会話はあまり得意ではないので、この機会に見直してみたいと
思います。
特に「自分の気持ちをオープンにして伝えること」は、
今現在全く出来ていませんね。
学生時代は普通に出来ていたのに、仕事をしているうちに
しなくなってしまったように思います。
SEの仕事をしていると、お客様に向けて仕様検討議論や品質報告を
する場面が多く、お客様に余計なことを言わないように抑制することが
日常会話にも影響しているのかもしれません。
ぼくぴさんは、読後に何か変化を得られましたでしょーか?
では!
To: こやまるさん
お久しぶりです!
さっそく注文とは、さすが行動が早いです!
会話は誰からもはっきりと教わることがないものなので、なかなか難しいですね。
自分の気持ちをオープンにすることは、同感です。
抑制していると、自分の気持ちの変化にも、気づきにくくなってきそうです。
確かにお客さんとの会話は、多少なりとも日常会話に影響しそう…
本書の読後の変化をはっきりと感じることはまだないですが、
相手の言葉を汲み取って言葉を返すことが多くなった気がします。
他にも、わりと簡単に実践できることが多いので、都度都度試してみたいなあ、と思っています。