3日目の朝です。昨晩早く寝たので、5時30分に起床。6時ごろ外へ出ると、そこにはたくさんの気球の姿がありました。右を見ても左を見ても、たくさんの気球の姿。よくぶつからないなあ、と感心します。この数週間後に事故が起きてしまいましたが……
9時20分、グリーンツアーに出発です。まずは送迎車でツアー会社の事務所へ行きます。そこで簡単に説明を受けて、ツアー用のマイクロバスに乗車です。事務所でコーヒーをいただきましたが、飲む時間がほとんどありませんでした。ツアー参加者は多国籍で、日本人は女性2人組が2組、あとはアメリカからの3人組、中国やイタリアだったかな、だいたい10名強でした。
最初に向かったのは、ギョレメパノラマです。まさにカッパドキア、といった景色が広がります。高台から見下ろすカッパドキアの岩の大地は、とても壮大です。そこに春の草花が、彩りを添えてくれます。少し離れたところには、ウチヒサルの要塞が見えました。
続いて向かう先は、最初の予定とは違う、セレメ修道院です。元々はデリンクユ地下都市に行く予定でしたが、混雑のため、順番が変更となりました。
セレメ修道院は、岩山に掘られた修道院跡です。結構大きな岩山で、軽い山登りになります。道なりにどんどん登っていくと、修道院の建屋が見えてきました。内部には火を使って黒く変色した岩肌や、立派な教会の間などがあります。階段を使って上階の回廊を周れたり、結構本格的な造りです。なかなか探索し甲斐がありますね。建屋は結構高い位置にあるので、下の眺めも良いです。しかし、陽射しが結構出ているので、暑いです。出入り口の付近に売店があったので、水を購入しました。
次に向かった先は、ウフララ渓谷です。長い階段を下りていくと、水のせせらぎが聞こえてきます。そこには豊かな緑と、さらさらと流れる小川がありました。カッパドキアの乾いた大地のイメージとは異なる、とても豊かな場所です。まずは、岩山に掘られた教会の跡へ。ここは、色彩豊かな壁画が残っています。こういった遺跡の類は、色が失われていることが多いので、当時の色合いが少しでも残っているのは、素敵ですね。
その後は、渓谷をトレッキング。流れる小川と豊かな草花、そして両側を囲む岩山、とても気持ちよく歩けます。途中猫もいました。ほんと良く見かけますね。
しばらく歩いて休憩所のようなところに到着。アヒルが放し飼いになっていて賑やかなところです。そこでひと休みしたら、再びトレッキング再開です。景色を楽しみながら歩いたら、出口に到着しました。そこからレストランに向かって昼食です。自分が頼んだのは、チキンてきな何か。写真にはありませんが、前菜とかファンタとかありました。あとビールのおすそ分けもいただいたり。話してて思ったのは皆さんインターナショナルだなあ、と言うこと。それとダイビング経験のある人は意外といるんだなあ、と。こういう場で常々思うけど、もっと喋れるようになりたいです(笑
続いては、デリンクユ地下都市へ。細い階段を下りて進んでいきます。途中ちょっとした部屋や小さなロビーみたいなスペースがあります。それぞれのスペースはそれほど広くないので、人が溜まると渋滞気味になります。今回はガイドに先導してもらったので特に迷いませんでしたが、一人で歩き回ったら、迷ってしまうかもしれませんね。全体の構成がどうなっていたのか、いまいち分かりませんでしたし。あと、洞窟なので、湿度が結構高く、ムシムシしていました。気温はだいぶ涼しく長袖が欲しいくらいですが、湿度がすごいので、快適ではありません。自分はこの地下都市で生活するのは、かなり過酷に感じてしまいますね。まあ、昔住んでいた人たちも隠れ住むため仕方なしですし、地下は人が住むような場所ではないのだと思います。
次は、ツアー恒例のお土産屋さん立ち寄りです。カッパドキアの立ち寄り先には、じゅうたん屋とトルコ石屋があるそうですが、今回はトルコ石のお店でした。最初にトルコ石のアクセサリー作成のデモンストレーションを見せてくれます。その後はショッピングエリアへ。お高いアクセサリからリーズナブルな置き物やグラスまで、いろいろとあります。ちょっと気になった品もありましたが、結局何も買いませんでした。ちなみに出口がどこだか分からなくて、かなり迷っていました。ちょうど隅っこの部分にあるのですが、店内がキラキラ眩しいので、なかなか気づけません。
最後に向かった先は、ピジョンバレー。小雨が降っていましたが、日暮れの谷は良い感じの色に染まっています。雲の関係で夕焼けとはなりませんでしたが、一日の終わりといった雰囲気は良いですね。ピジョンバレーという名前の通り、たくさんの鳩の巣穴を見ることができました。
ギョレメに戻ったら解散です。そのまま夕食をとりたかったので、事務所前からてくてく街中散策。適当に歩いていたら呼び込みを受けたので、そこに決めました。お店はカッパドキアカフェ。それほどお腹は空いていなかったので、ピデを注文しました。呼び込みのさいに、チャイはサービスしてくれると言われたので、ビールは止めておきます。料理が着て、テラス席で食べていると、足元に猫たちがやってきました。明らかに食べ物ねだりですが、かわいいですねえ。結局何もあげませんでしたが。
お腹を満たしてホテルに戻ったら、荷物の整理。明日の早朝に、ホテルを出発します。寝たのは、21時すぎ。