2回目となる台湾への旅行。前回はツアーを使いましたが、海外旅行にも慣れてきたので、今回は自分の都合に合わせた個別手配にしました。飛行機はJALで、羽田出国の成田帰国。もちろん羽田発着がベストでしたが、それだと値段が少々高く、成田への交通費を考えても、成田着のほうが安かったからです。宿は、九份に一泊、台北に一泊です。九份の宿は、九重町を選びました、最初は台北ナビ経由で予約しようと思いましたが、夕食つきプランしか選べなく、且つ値段がだいぶ上がるので、宿のサイトから直接予約しました。夕食分の差異はあるにしても、倍近く違うのは、さすがに閉口します。ちなみに、宿のサイトはページ構成がややこしいですが、2013年9月現在、英語の予約ページがあるので、そちらから予約しました。支払いはPayPalです。台北の宿は、First Hotel(第一飯店)を選びました。普通にExpediaから予約しました。
このように準備を済ませて、いざ出発。羽田空港は近くて便利ですね。7時手前に家を出て、8時55分に離陸。程なくして、機内食をいただきます。色々なおかずが入った松花堂弁当形式になっていて、それぞれの味を楽しめました。そして、12時すぎに松山空港に着きました。時差はマイナス1時間です。空港ターミナルを出てすぐのところに、MRTの松山機場駅入り口があります。あまりに近すぎて、見落としちゃいました。
さっそくMRTに乗車ですが、前回台湾に来たとき、悠遊カードを手に入れたので、そちらにチャージをします。カードの有効期限は2年間と聞いていたので、もう使えないかな、と思いましたが、ルールが変わり、使わなかった場合は休眠状態になるだけで、チャージを行えば復活するみたいです。で、チャージしたかったのですが、やり方が分からず、とりあえず普通のトークンを買っちゃいました。普通の券売機で出来るつもりでしたが、チャージは専用の機械があるのですね。すっかり忘れています。
MRTに乗ったら、忠孝復興駅まで行きます。それから太平洋SOGOの地下2階へ行き、鼎泰豊の順番待ち登録をします。待ち時間は40分程度とのことなので、九份行きのバス乗り場確認を兼ねて、周辺を散策します。ちょうどお昼どきなので、賑わっていますね。生活臭のする路地裏を歩いてみたり、小さな公園でひと休みして、時間を潰します。
時間になったら、店に戻って、ほぼ予定通りに入店。注文したのは、俳骨麺と蟹入り小龍包、台湾ビールです。前回とだいたい似た感じのメニューですね。やっぱここの小龍包はおいしいです~。ビールも進みます。そしてお茶もどんどん注いでくれるので、飲んでしまいます。このあと九份に向けて、少々長めの移動時間があるので、トイレが不安ですが。
食後は、九份行きのバス1062系統の乗り場へ行ったのですが、運悪くちょうど目の前でバスが去って行きました。まあ、時間はあるし待とうとすると、タクシーの運ちゃんから勧誘が。最初は乗り気ではなかったのですが、乗り合い制にして、ひとり200元にするとの話。バスの運賃が100元弱なので、決して悪い話ではないです。とりあえずワゴンタクシーに乗せられて、周辺をぐるぐる。すると、客引きの人がどんどん客を連れてきて、10分もしないうちに6人くらいになりました。すごいなあ。
というわけで、九份に向けて出発。高速っぽい道を、どんどんと走っていきます。ただ、ちょっと気になるのが空模様。台北は晴れていたけど、その先から雨雲が押し寄せてくる感じです。そして窓ガラスにはついに雨粒が。九份に着いた頃には、しっかり降っていました。
タクシーから降りて、代金の支払い。帰りについて聞かれましたが、自分はここに泊まる旨を伝えました。基本的に、日帰りで来る人が多いみたいですね。
さっそくセブンイレブン脇にある入口から、基山街に入ります。まずはゆっくり観光、といきたいのですが、先ほど飲んだビールやらでトイレにものすごく行きたくて、急ぎ足。結局最初着いた場所にトイレがありました。すっきりしたところで、再度散策。しかし、雨が降っているので、傘を差している人が多く、ただでさえ狭い道が一層通りにくくなっています。
とにかく賑やかな場所です。時々臭う臭豆腐の臭いに、前回の夜市を思い出します。この臭いはなかなか慣れませんねえ。しかし、どうにも雨が強くて、散策意欲が落ちてしまったので、本日の宿である九重町にチェックイン。予定よりだいぶ早かったので、部屋の準備か、少々待たされたのち、部屋へ案内されます。部屋番号はなくて、鍵に付いたマークと部屋の扉横に付いたマークを照合させます。案内された部屋は3階で、眺望はそこそこ。一応開けていますが、海といった遠くまでは見えません。でも基山街の賑わいが伝わってきて、良い感じです。しばらく寝転がって休憩。雨が弱まるのを待ちます。
16時30分ごろ、再び散策です。多少雨は弱くなりました。全体像を把握するために、とにかく色々と歩いてみます。九份自体それほど広くはなく、1時間もあれば一通り回れる感じです。基山街の突き当りにある展望台から景色を眺めたり、軒先にいる猫たちを撮影してみたり、軽便路にある五番坑を覗いたりしました。
それから豎崎路を下ります。軽便路より下に行くと、だいぶ閑静になります。夕暮れ時の雰囲気も手伝ってか、すぐ近くにある軽便路の賑わいが、別世界のような、そんな感覚に包まれます。
逆に、豎崎路を登っていくと、途中に阿妹茶酒館があり、写真を撮る人たちで大変な賑わいを見せています。こちらは、千と千尋の神隠しに出てくる湯屋のモデルになったと言われている 場所です。ノスタルジックな雰囲気を感じますね。ちなみに、最初写真を見たときはもっと開けた場所にあるイメージでしたが、実際はかなり入り組んだ場所に あります。きれいに写真を撮れる場所も限定されるので、人が多いと大変です。
さて、続いては九份ならではのものを食べましょう。ということで、基山街にある頼阿婆芋圓にて、芋圓をいただきます。注文するときに、温か冷か聞かれたので、冷と答えたら、氷をどばぁっと入れてくれました。モチモチの芋圓と小豆のほのかな甘さ。味はわりと薄めで、ヘルシーなデザートですね。食べ終えたカップは、店先にゴミ箱があるので、中身をバケツか何かに移してから、捨てます。そのままテーブルに放置されてるカップもあったので、最初どうしたらいいのか、迷いました。
食後は再び散策。だいぶ辺りは夕闇に包まれてきました。豎崎路を上のほうに進んで、聖明宮を眺めたり、集落の灯りを眺めたり。山肌に沿って浮かぶ家々の灯は、美しいですね。
そして、夜の阿妹茶酒館を見るたびに、豎崎路を下ります。すると、ものすごい人の数。進むのもひと苦労です。人の隙間を縫って、何とか阿妹茶酒館を撮影できました。若干手ブレしているのと、アングルが微妙という点はありましたが、混みすぎてて納得のいく撮影ができる状態ではないので、退散しました。そうした人の多さはありますが、とても幻想的な光景で、良かったです。
18時30分すぎ、再びホテルに戻って、しばらく休憩。19時30分ごろ、散策再開です。
この時間になると、シャッターの下りた店が多くなります。提灯の明かりだけが煌々と続く、昼間とは違う雰囲気にドキドキします。時折「エリーゼのために」のBGMと共に、ゴミ収集を行っており、一日の終わりを感じさせます。しかし、阿妹茶酒館の付近は、相変わらず混んでいますね。写真撮影を頼まれたりしました。
そして夕ご飯がまだなので、どこかで食べたいのですが、入れそうなところはなく、開いてそうなところも食事はもう終わりだと言われてしまいました。結局、困ったときのコンビニということで、基山街入口にあったセブンイレブンにて、おにぎりとカットフルーツを買いました。台湾は、基本レジ袋くれないことを忘れたので、持って帰るのにちょっと苦労しました(苦笑
20時15分頃、ホテルに戻って、部屋で夕食を済ませました。特にやることもないので、程なく就寝。これで、一日目が終わりです。