2019年12月04日、皇居の秋季乾通り一般公開に出かけてきました。先日の大嘗祭で使われた大嘗宮の一般公開も行われているので、併せて見学しました。
平日の朝なので、ほぼ待たされることなく進むことができましたが、それでもかなりの人数が朝から訪れています。セキュリティチェックは、手荷物チェックと身体検査の二段階で行われます。春季の一般公開時の時と同じですね。
坂下門を抜けて、正面に見えてくるのが宮内庁。近くには寄れませんが、宮殿の姿も覗くことができます。
その後は乾通りを真っすぐ進んで、紅葉を楽しみます。紅葉はまさに見頃を迎えており、天気も快晴で、色がよく映えます。最初に目に留まるのが、富士見櫓の方にある真っ赤なモミジ。富士見櫓をセットにして写真に収めたくなります。
乾通りを正面に見ると、深紅や赤、橙のモミジ、黄色いイチョウ、常緑樹など、色彩豊かな並びが望めて、楽しいです。時折立派なイロハモミジの木も見られて、色づきはもちろんのこと、見事な枝ぶりにも感嘆します。人は多く、一方通行規制が掛かっていますが、とりあえず普通に動ける程度の混み具合なので、良かったです。
乾門へは抜けずに、西桔橋を渡って東御苑に回ります。こちらの本丸にて、大嘗宮の一般公開が行われています。大嘗宮はわりとすぐに見えてきますが、中へ入るにはぐるっと大回りをしなくてはいけません。大嘗宮の全景を収めるのなら、大回りをして離れている時の方が良いですね。
大嘗宮の見学コースは、そこまで広くないこともあり、特に正面は混雑しています。写真を数枚撮ったら、流れるようにあとにしました。壁に椎の枝葉が整然と挿されているのが気になりましたが、こうしたひとつひとつに意味があるのでしょう。
裏手からも大嘗宮を望むことができます。こちらはさほど混んでいないので、ゆったりと見学できますね。楽部庁舎の傍にあるモミジと松の並びもきれいでした。
その後は天守台の石垣を見て、東御苑を大手門の方向へ抜けました。途中で幾つかきれいな紅葉も見られて良かったです。百人番所の向かい側のイチョウや、同心番所の上のモミジも見事な色づきでしたね。
東京駅から皇居に向かう道程でも、街路樹のイチョウ並木が眩しい黄色に色づいていて、きれいでした。東京駅の前では、駅舎の茶色とイチョウの黄色のコントラストが画になりました。
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