大山(伯耆富士)登山

2021年10月09日、鳥取にある大山を登ってきました。本当はサンライズ出雲で到着した日にそのまま登る予定でしたが、関東地方の地震の影響でサンライズ出雲の到着時間が大幅に遅れたため、登山日を翌日に振り替えました。

境港駅から大山口駅まで移動し、大山口からバスで大山寺まで向かいます。このルートで向かう人は少ないようで、バスは空いていました。

大山ナショナルパークセンター前から参道を少し登り右手に進むと、大山寺橋が見えます。こちらを渡ったところに登山届提出場所がありますので、記入して提出しました。道路に沿って歩いていくと、まもなく夏山登山口に出合います。

ここから階段を登ります。少しスペースがあったので、ここで朝食用にパンを1個食べました。腹ごしらえをした後は、ひたすら登っていきます。幅のある階段の登山道が続きます。樹林帯なので展望は望めません。それでも徐々に木々の間から下界の様子が見られるようになります。五合目を越えて少ししたところが、行者谷との合流地点になります。

六合目には避難小屋があります。少し広場になっているので、休憩している人たちが多いです。

このあたりから木々の丈が低くなり、だんだんと展望が開けてきます。ただし道は細くなるので、渋滞気味。あまり花の種類は多く見かけませんが、時折見ることができます。また遠くに目を遣ると、日本海に至るまでの平地を見渡すことができます。独立峰の大山なので、鳥の眼で遠くの地まで見通せます。

ここまで快晴の好天でしたが、少しずつ日が陰り、周囲が白くなってきました。気が付けばあたり一面真っ白。ん~、山頂まで持たずに残念。八合目あたりでプレイガイドでのチケット確保のため、小休止。携帯の電波が入ってよかったです。

程なくして山頂エリアに着きました。予想以上の広大なエリアが広がっています。山頂エリアは植生保護のため、木道が整備されており、その上を移動します。一面に広がるダイセンキャラボクの上を雲が駆け上っていく光景は、何とも雄大です。足元にはシコクフウロなどの花も咲いています。

やがて大山頂上避難小屋が見えてきました。この奥へ少し登ったところに、大山頂上の看板があります。弥山山頂で、1,709メートルになります。最高峰は1,729メートルの剣ヶ峰ですが、崩落の危険から通行禁止となっているため、実質的な山頂は弥山となります。

避難小屋前のスペースで、昼食をいただきます。相変わらず山の周りはガスが多いですが、たまに隙間から青空が見えます。また上空の方はガスが掛かっていないことが多く、周りは白いけど日は差しているような状況ですね。

11時ごろ、下山を始めます。帰りは石室経由で回ります。一面に広がるダイセンキャラボクの中を木道で進んでいくと、石室前に着きました。中には小さな祠があります。やがて往路で通った道と合流して、ピストン下山となります。

紅葉にはまだだいぶ早いのですが、紅葉している木も稀にあります。休日なので人出はそれなりにありますが、紅葉の見ごろではないので、大混雑とまではならずに良かったです。

行者谷分かれの地点まで来たら、往路とルートを変えて、行者谷方面へ下ります。こちらは比較的道幅が狭いままなので、追い越しがしづらいです。声を掛けて先に行かせてもらいました。

途中で涸れ沢に出て、視界が開けます。良い景色ですが、空はだいぶガスっていて暗いですね。

この先は再び樹林帯のなかを下っていき、12時45分ごろ、行者登山口に着きました。

今回の山行データは以下の通りです。

距離6.79km
山行時間3:52:37
移動時間2:11:46
経過時間4:23:29
高度上昇920m
高度下降796m

夏山登山道を登り、山頂エリアをぐるっと1周して、帰りは行者谷を下りました。ピストン区間はありますが、往復でわりと被らないルート作りができて良かったです。

道はよく整備されており、岩場もほぼなくて、かなり歩きやすいです。普段から登山をしているなら、とても登りやすく感じる山だと思います。とはいえ、中国地方最高峰で百名山の一角を占める山岳なので、そこそこ体力は使います。高度については、独立峰ということもあり、細かなアップダウンはなく、登りと下りの一辺倒となります。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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