2024年03月19日、弥彦山に登山してきました。日本三彦山の一座です。古い歴史を持つ山で、日本百名山の巻末にも取り上げられています。標高が低いため百名山の選外となりましたが、名山には違いありません。
新幹線で燕三条駅まで行き、そこから弥彦線で弥彦駅まで向かいます。弥彦線の運行本数は少ないので乗り継ぎに注意です。弥彦駅から15分ほど歩くと、弥彦神社に着きます。境内の万葉の道に沿って進んでいくと、左手に登山口が見えます。
さっそく登山開始です。切り株の上にトトロのオブジェが出迎えてくれます。そこから木々が茂る登山道を粛々と登っていきます。1合目から順に案内標があるので、山頂までの距離の目安になります。九十九折に緩やかに登っていきます。
3合目を越えて道がL字に曲がるところで、展望が開けます。ここはヤマガラがたくさんいて、ミラーレス一眼で近接写真を撮ったりしていました。しかしどうもカメラの調子が良くないと思って確認したところ、撮影したつもりの画像が1枚も記録されていませんでした。ちょうどこのポイントへ来る直前あたりでおかしくなったようです。
色々調整して、多少撮影ができるようになりましたが、暫定対応なので、この先はスマホカメラをベースにします。4合目を越えて5合目に着くと、大きな石鳥居があります。この辺は少し平坦な道です。
小さな滝を見遣りつつ足を進めていくと、右手の展望が開けて、小さな東屋が登場します。里見の松という石碑がありましたが、どれだけよく分かりませんでした。
御神水の湧く箇所を過ぎて登っていくと、倒木により電線が登山道に架かっている箇所があります。ちょうど斜めに掛かっているので、上手く潜り抜けて通過します。ここを登りきると9合目となり、山頂エリアとなります。
稜線上となるので、これまで山体に目隠しされてきた日本海を望めます。だいぶ海が近いですね。ここから山頂に向けて最後のひと歩きとなります。ここに至るまで登山道の外に残雪を幾らか見かけましたが、ここからは登山道にも残雪が現れます。明日の予定の都合でザックにランニングシューズを忍ばせていたので、チェーンスパイクは持ってきていません。コンディションが少し違ったら危うかったですね。現に翌日は降雪したようです。今回は大体雪の付いていない箇所がありましたので、そこを辿れば問題ありませんでした。
テレビ塔のある区間を登って下って再び登ると、弥彦神社御神廟の鳥居が見えてきます。鳥居を抜けた高台に登ると、弥彦山山頂の石碑があります。ちなみにここの階段は残雪がびっしり付いており、雪を避けられないので、下る時は少し怖かったです。
山頂標からぐるっと回ると御神廟がありますので、参拝しました。天気は下り坂で、薄曇りになってしまい、日本海もあまり色が映えませんが、海岸線の様子を楽しみます。不調のミラーレス一眼を色々いじってみますが、駄目そうですね。食事は下山後に食べるつもりで持ってきていないので、ひとしきり景色を楽しんだら下山します。
同じルートによるピストンです。往路ではさっぱり気づきませんでしたが、5合目あたりからユキワリソウがちらほら咲いていました。白や紫色の花がきれいです。そして数は少ないですが、カタクリの花も見られました。
それからヤマガラの写真撮影に再挑戦です。スマホカメラだけではなくミラーレス一眼の望遠端でも撮っておきたいです。幸いなことに同じ場所にヤマガラたちはいてくれました。警戒網が狭くて、目の前に飛んできてくれたり、人懐こいですね。そこそこ粘って、満足できる写真を撮れました。日の当たり具合がもう一歩欲しいところでしたが、これは仕方ないです。
再び下っていきます。3合目を過ぎると、花はあまり見られなくなりました。そして14時20分ごろ、下山完了です。
今回の山行データは以下の通りです。
距離 | 6.30km |
歩行時間 | 2:48:46 |
経過時間 | 3:25:54 |
高度上昇 | 662m |
平均心拍数 | 119bpm |
弥彦神社の登山口からピストン山行です。ヤマガラ撮影やミラーレス一眼の様子見などで、余計に時間が掛かっています。登山道は倒木による影響はあるものの、概ね歩きやすいです。この日はロープウェイが運休でしたので、山頂エリアは登山者しかいませんでした。そして本文中でも言及していますが、雪解けを迎えているとはいえ、この時期はチェーンスパイクをお守りに持っていった方が安心です。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。