中津峰山登山

2023年11月05日、四国山地の東端にあたる中津峰山を登ってきました。徳島市最高峰となります。そして四国百名山の一座でもあります。市内南端にあるので、バスに乗って五滝バス停まで移動します。登山ルートは幾つかあり、金谷登山口から登る場合は、それなりにバスの本数があります。一方で五滝まで行く場合は、若干本数が少なくなります。

五滝バス停に着いたら、準備を済ませてさっそく山行開始です。しばらくは街中を歩きます。途中犬飼農村舞台があったので立ち寄りました。そして近くには五王神社がありますので、登山の無事をお祈りしておきます。ついでにトイレにも寄っていきます。

その後は四国のみちに沿って林道を歩いていきます。人はほとんどおらず、自転車1台とすれ違った程度です。しばらく緩やかに登っていくと、八多五滝の案内標識がちらほら出始めました。やがて五滝水道水源地に出合います。この先は立ち入り禁止なので、右手に曲がります。

ここから山道が始まります。川沿いの岩場交じりの道を登っていきます。幾つか小さな滝を楽しみつつ足を進めていくと、雌鴨の滝に出合います。こちらが五滝の1つ目となります。落差は小さいですが、2箇所からの流れがきれいです。そこから少し登ると、2つ目の滝となる雄鴨の滝が登場します。こちらは1本の太い流れが特徴的です。雌鴨の滝とは対照的ですね。

続いて登場するのは、御来光の滝です。切り立った高い崖から、4本の細い流れが鋭く落ちています。先の2つの滝とはまた趣きが違いますね。続いての4つ目の滝は、これまでと比べて少し歩く距離が伸びます。やがて見えてきたのが、布引きの滝です。こちらは幅広な優しい流れとなります。水量が多いと印象が随分変わりそうです。

五滝の最後を飾るのは、蔵王の滝です。こちらも手前の滝から少し距離があります。思わず通り過ぎてしまったかと思いました。流れは比較的細いですが、落差が大きいので見応えがあります。

その後は杉林の中を登っていき、尾根に出合ったら尾根に沿って進みます。尾根を境に雑木林と杉林が分かれていますね。登山道は整備されていますが、ごく一部に荒れているところがあります。しばらく進むと車道に出ました。

そこから右手に進むと中津峰山への登山口がありますので登ります。ここまで来ると、ようやく他の登山者の姿を見るようになりました。八多五滝から登ってくる人は少ないようです。杉林の中を登っていき、紅葉が見えてきたら山頂直下です。

山頂エリアに入って最初に見えるのは、天津神社です。そこから左右に回り込むと、山頂と展望台があります。まず標高773メートルの山頂へ登り、山頂標を記念撮影します。それから展望台へ向かい、持ってきた総菜パンを食べながら休憩します。展望は主に東へ開けていますが、ちょうど東側に雲が多くて少し残念です。一方で山頂標のバックは西側なので、きれいな青空を撮れました。しばらくまったりしていましたが、風が抜けるので意外と寒いです。低山とはいえ標高が高い分空気が冷たいので、あまり長居はせずに下山を開始しました。

帰りは金谷登山口に下りるつもりで、往路とは違う分岐に入ったのですが、下りた先は如意輪寺でした。

しかし、元々寄りたいなあ、とは思っていたので、境内を散策してお参りします。山の中腹に位置しているので、遠くにある街の様子を眺めることができます。

ここから九十九折の車道を歩いて下山します。途中で登山道に合流できる道があることを少し期待していましたが、特に見当たりませんでした。代わりに道中には西国巡礼の祠が並んでいました。距離は長くなりますが、舗装路で勾配も緩やかなので、歩きやすかったです。坂を下り終えると、金谷登山口が見えてきました。

さらに街中を少し歩いて、多家良バス停に出たら山行は終了です。途中の自販機で購入したコーラで喉を潤しました。

今回の山行データは以下の通りです。

距離13.89km
歩行時間4:27:41
経過時間5:01:46
高度上昇756m
平均心拍数102bpm

八多五滝を巡ってから中津峰山を登り、帰りは如意輪寺に寄って金谷登山口方面へ下山しました。バラエティ豊かなルートを組めたかと思います。なお中津峰山自体は近くまで車道が通っているので、車でアクセス出来ればもっとお手軽な行程が組めます。こうした里山の低山歩きも色々と楽しめるので、高山歩きとバランスよく楽しんでいきたいです。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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