2023年11月04日、剣山と次郎笈を登ってきました。徳島駅を6時46分発の特急剣山1号に乗って、貞光駅まで向かいます。そしてつるぎ町コミュニティバスに乗り換えます。バスに向かうと既にたくさん人が乗っていました。徳島方面からの電車で来たのは自分だけのようです。運賃は片道3,000円となり、登山口まで約1時間40分掛かります。結構長時間ですが、直通ではなくつづろお堂にて乗り換えとなります。ここはトイレ休憩も兼ねています。
バスを降りたら、リフト乗り場の見ノ越駅に向かいます。こちらはスキー場ではなく純粋に登山用リフトになります。ウエストベルトは閉じるように指示があるので、そのようにします。さっそく乗車し、楽々と登ります。ただちょうどリフトにあまり日が当たらない時間だったので、じっと座っているのは結構寒かったです。なお、リフトを使わない登山コースもありますが、今回は時間制約もありますので、ショートカットしました。
西島駅でリフトを降りたら、準備を済ませて山行開始です。ルートは3本から選べますが、急勾配だけど最短となる尾根道コースを選びました。左右に展望を得ながら、急な山道を登っていきます。息は上がりますが、道自体はとても歩きやすいです。
途中、刀掛けの松という景勝地を眺めたり、すぐ近くの枝折神社を見学したりしながら、山道を登り進めていきます。比較的簡単に登れる名峰ということで、少々渋滞しがちです。
やがて剣山本宮および剣山頂上ヒュッテ前に着きました。ここから石段を登っていくと、広い山頂エリアに出ます。木道が敷かれているので、そちらに沿って移動します。金網やアンテナなど人工物が多い山頂ですね。
山頂エリアの階段を登っていくと、山頂標やしめ縄に囲われた三角点を見られます。標高1,955メートルで西日本第2位の高峰です。
こちらで休憩しても良かったのですが、先に次郎笈を登っておきたかったので、そのまま先へ進みます。かなり登りやすかった剣山への登山道とは違い、岩やザレ場を含んでいて足元に注意が必要です。特に剣山から下っていくときは、人が多いこともあり、少し慎重に進んだ方が良いですね。
下りきって平坦になれば、気楽に歩けます。目の前にそびえる次郎笈を望みつつ足を進めます。
程なくして再び上りが始まります。先ほど下ってきたのと同程度登っていきます。展望が開けているので高度感はありますが、登りやすい道です。急坂を登りきると、しばらく平坦な道を歩いて、次郎笈山頂に到着です。
標高1,930メートルの次郎笈は、西日本第4位の高峰となります。1位と2位は石鎚山と剣山ですが、3位は屋久島の宮之浦岳です。もう少し人が少ないかな、と思っていたら、こちらも結構人がいます。適当なスペースを見つけたらシットマットを敷いて休憩です。持ってきた総菜パンを頬張ります。快晴の下、気持ちいい景色を眺めながら、少しの間寛ぎます。
ひとしきり満足したら、次郎笈を下ります。来た道を戻っていき、剣山の手前で左手に曲がって遊歩道コースに入ります。剣山山頂は経由しません。この辺りから雲の量が増えてきて、日陰になる時間帯が増えてきました。
登山道を下っていくと、大剣神社の御神体である巨石が見えてきました。登山道から大剣神社へ向かうには、登山道から外れて少しの距離を登っていきます。その道中には御神水があります。
大剣神社に着いたら、安全下山を祈願します。その後は遊歩道コースには戻らず、大剣道コースを下ってリフト乗り場の西島駅を目指しました。
リフトで西島駅から見ノ越駅に戻った後も、バスの出発時間までだいぶ余裕があったので、祖谷そばを昼食にいただきつつ、劔神社や円福寺を拝観しました。
今回の山行データは、以下の通りです。
距離 | 5.41km |
歩行時間 | 2:11:46 |
経過時間 | 2:35:06 |
高度上昇 | 488m |
平均心拍数 | 106bpm |
バスの時間の都合で現地滞在時間が4時間強という条件でしたが、せっかくなので次郎笈も登っておきたいと思いました。万が一バスに間に合わないと大事なので慎重に計算したところ、リフトの移動時間等を含めても1時間くらい余裕がありそうだったので、次郎笈も登ることに決めました。一方で具体的に通るルートはあまり決めておらず、大剣神社を通るコースも現場の感覚で決めました。そして高度グラフは剣山と次郎笈で見事なふたこぶとなりましたね。
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