2022年5月28日、飯能市にある天覧山と多峰主山と吾妻峡をトレッキングしてきました。ヤマノススメ聖地巡礼も兼ねています。
飯能市中央公園の向かい側にある公園の裏手の舗装路を進み、途中で右手に曲がります。能仁寺も同じ方向にあり、そちらの案内が目立つので、登山口がこちらで正しいのか、少し迷いました。その後は道なりに進んでいくと、天覧山中段に着きます。広場になっており、公衆トイレもあります。
舗装路はここで終わり、この先は山道になります。道自体はとても歩きやすいです。分岐箇所は、十六羅漢像のない方を通りました。山頂までの距離は、気づいたら山頂に着いていた、というくらいに短いです。時間にして10分程度になります。
というわけで、山頂に着きました。天覧山山頂には、石造りの展望台があります。ヤマノススメでもお馴染みのスポットです。標高は197メートルと高くありませんが、眺望はばっちりです。
さて、さすがにこれだけでは物足りませんので、多峰主山へ縦走します。階段を下り、その後は坂を下りていきます。先日の雨でまだぬかるんでおり、少し歩きづらかったです。登山靴でしたので問題なかったですが、スニーカーだと少し嫌かもしれません。登山道の脇にはコアジサイなどが咲いていました。
下り終えると、谷間の平坦な道を歩きます。「まむし注意」の看板にびびりつつ、てくてくと道の真ん中を進んでいきます。夕暮れの谷間なので、日は差していません。
やがて見返り坂が見えてきます。坂という名前ですが、今は階段になっています。ここから再び上りが始まります。見返り坂を登った後は、緩やかなアップダウンをしつつ、森の中を歩きます。そして山頂手前で少し急な上りが現れます。一応鎖が出ていますが、特に使うこともないかと思います。
坂を登りきったら、多峰主山の山頂に到着です。標高271メートルになります。三角点もあります。標高が若干高いこともあってか、天覧山より眺望は良いと思います。若干虫が気になったので、少し休んだら下山します。
下山は吾妻峡方面へ向かいます。少し下ったところに立派な仮設トイレがあります。確かに天覧山から歩くとそこそこ時間がかかるので、トイレがあるとありがたいかもしれません。そこから先へ進むと、御嶽八幡神社に出ました。せっかくなので参拝します。
そこから九十九折の道を下りていきます。途中で小さな蛇を見かけましたが、カメラを構えるのが間に合わず、尻尾しか撮れませんでした。鳥居のところまで下りると、平坦な道になります。花木を楽しみつつ歩いていくと、住宅街に出ました。
ここから吾妻峡に向かいます。道路を渡って路地に入り、案内板に従って川沿いへ下りていきます。案内を辿れば着けるようになっていますが、うっかり見過ごしてしまいそうな看板もありますので、何か違うと思ったら少し引き返してみると良いです。
吾妻峡に出ると、目の前にはドレミファ橋があります。こちらを渡って対岸へ移動します。橋といっても川の中に石の台座が置かれているので、とても川が近く感じられます。
対岸に渡ると、川に沿って歩けるようになっています。土嚢などで整備されていますが、一部歩きにくい場所もあるので、スニーカー以上の装備が良さそうです。そしてちょうど夕方なので、傾き始めた太陽に照らされる川の景色が美しいです。岩の斜面には、ユキノシタも咲いていました。汽車岩などの景勝を眺めつつ、中平河原に出ました。
中平河原以降は、川沿いの遊歩道がありませんので、一般道を歩きます。飯能茜台大橋を渡って入間川の対岸に戻り、川沿いに近い場所を歩きながら、飯能河原へ向かいます。
そして飯能河原に着きました。昼間見た時には大勢の人たちで賑わっていましたが、この時間帯になると、さすがに閑散としています。河原としてはかなり広いスペースですね。今回のトレッキングは、こちらをゴールとしました。
今回の山行データは以下の通りです。
距離 | 6.72km |
山行時間 | 2:20:11 |
経過時間 | 2:30:22 |
高度上昇 | 238m |
高度下降 | 272m |
一筆書きのルートです。天覧山と多峰主山による山歩きと、吾妻峡による川沿い歩きで、山と川の両方を楽しめるトレッキングになりました。
天覧山と多峰主山の2つがピークになっています。後半の平たいところは、吾妻峡や町中を歩いている部分になります。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。