大楠山登山

2022年12月10日、三浦半島最高峰である大楠山に登山してきました。ルートは色々ありますが、山と高原の地図ヤマノススメコラボ特別版に載っている前田橋ルートと阿部倉ルートを選びました。昼前に自宅を出発しましたが、東海道線の遅延で乗り継ぎが失敗し、予定より少し遅れて13時10分ごろ逗子駅に着きました。ここからバスで前田橋まで移動します。

14時ごろ、前田橋から山行開始です。案内板に従って歩きます。前田橋を渡ってしばらくは民家の並ぶ道を進みます。道が正しいのか不安になりますが、時折ザックを背負った対向者が歩いてくるので、安心できます。

前田川遊歩道を少し歩くと、大楠山ハイキングコース入口が現れます。ここ以降は舗装路がなくなり、山道となります。しばらく登りが続きますが、やがて平坦な道となります。同じ三浦半島ということで、以前歩いた三浦アルプスの二子山と雰囲気が似ていますね。

野鳥がいないかと木の枝を見ていたら、素早く動く姿を捉えました。最初はキツツキみたいな鳥かと思いましたが、その正体はリスでした。全部で10匹くらいが木の上を忙しなく動き回り、カサコソといった音が溢れます。

その後は一旦下って、再び登ります。途中に紅葉がきれいな一角がありましたので、青空バックに写真を撮りました。

程なくして、大楠山レーダ雨量観測所に到着です。展望台に登れるので、上からの眺めを楽しみました。大楠山の山頂にも展望台はありますが、営業期間中しか登れませんので、こちらで登っておくのが確実です。東京湾、相模湾、富士山などを見渡せます。うっすらガスっているようで、富士山はそこまで鮮明には見えませんでした。

眺望を堪能したら、トイレで用を足します。ちょうどこの付近まで道路が通っており、車で乗り入れることができるようです。それから大楠山の山頂を目指します。ここからはほんのひと登りです。

15時15分ごろ、大楠山山頂に着きました。標高242メートル。山頂はそこそこ広くて、ベンチも幾つか用意されています。大楠山ビューハウスは開いていませんでした。展望台はいつでも登れるものだと思っていたら、ビューハウスの営業期間中だけのようです。三角点や眺望などひとしきり満喫したら、持参したフリーズドライの豚汁をチタンマグカップに開けて、魔法瓶のお湯を注ぎます。これが冬の低山シーズンの楽しみですね。夏山は山小屋で食べられることが多いので、お湯を持参して何か作ることはないです。

冬至も近い季節ですので、15時30分という時間でも若干日の傾きを感じます。というわけで下山します。下りは阿部倉コースを使います。前田橋コースと比べて短い距離で下るので、その分勾配があります。ゴルフ場の横を通り抜け、分岐路はしょうぶ園方面に進みます。

この辺りは日があまり当たらないようで、足元に泥濘が多いです。木の階段など滑りそうになって少しヒヤッとしました。だいぶ薄暗くなったこともあり、何となく寂しさを感じますね。およそ30分ほどで山道を抜けて舗装路に出ました。

ここから歩いてしょうぶ園のバス停に向かいます。Fenix 5Xによる計測は山道が終わったところで停止してしまいましたが、阿部倉橋を渡ってしょうぶ園バス停まで向かう道も大楠山ハイキングコースだったみたいなので、計測しておけば良かったです。バスに乗る頃にはすっかり日が落ちていました。15分ほど乗車したら衣笠駅に到着です。この時間になるとだいぶ冷えます。

今回の山行データは以下の通りです。

距離5.18km
山行時間1:51:55
経過時間2:19:44
高度上昇328m
高度下降269m

前田橋から入って阿部倉へ抜けるルートです。前田橋から大楠山まではアップダウンを挟みながら緩やかに登りました。高低差はあまりなく、水平方向への移動がメインです。阿部倉からのルートは距離が短い分だけ勾配も急なので、登りルートに使うと疲れるかもしれません、今回は通っていませんが、直登ルートもあるようです。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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