2024年11月23日、京都の奥座敷である鞍馬と貴船をハイキングしてきました。最初は靴だけでも登山靴にしようかと思いましたが、結局普段の街歩き装備のまま歩いてきました。道はよく整備されているので特に問題ありません。
まず叡電鞍馬駅で下車して、そこから鞍馬寺へ向かいます。境内に入ってすぐのところにケーブルカー乗り場がありますが、こちらには乗らずに歩いて登ります。30分待ちと表示があったので、時間的には大して変わらない気がします。
道中には由岐神社をはじめ様々な寺社仏閣や史跡があり、これらを楽しみながら進みます。道は整備されていますがしっかりと勾配はあるので、ペースを適切に調整しないと息が上がります。史跡以外の山中の紅葉も楽しめました。
ケーブルカー乗り場山頂駅からの道と合流すると、平坦な道となります。そこから階段を少し登っていくと、鞍馬寺の金堂などが迎えてくれます。この日は曇天でしたが、ちょうどタイミングよく日が差してくれたので、良い感じに写真が撮れました。
それから奥之院へ向かいます。少し歩いていくと霊宝殿がありますので、寄って館内を見学します。1階は地層などの自然史、2階は中世の歴史関係の展示となっており、教科書で名前を見るような歴史上の有名人の名前も出てきます。3階には仏像の展示があります。
その後は背比べ石に出合います。牛若丸が平泉へ下る際に名残惜しんで背比べをしたと伝わる石です。それから木の根道を進み、大杉権現社に出合います。こちらは2018年の台風によって社殿や杉が倒壊してしまったので、現在は跡地になっています。それでも残された空間から、往時の空気を何となく感じられます。
そこから道なりに進んでいくと、僧正ガ谷不動堂、義経堂、魔王殿と続きます。何とも仰々しい名前が気になってしまう魔王殿ですが、護法魔王尊を祀る御殿となります。
魔王殿を過ぎると、一気に階段を下っていきます。この階段区間は一人分の幅しかなく、そこを普通の観光客がたくさん歩いているので、かなりの亀ペースとなることを覚悟しておく必要があります。
鞍馬山を下り終えると、貴船神社へ続く道に出ます。多くの人で賑わう坂道を緩やかに登っていくと、貴船神社の本宮に出合います。ここによく写真などで見る、灯籠が並ぶ階段があります。紅葉の時期ということでたくさんの人で混雑しており、趣きを感じるのは少々難しかったです。境内には、御神木の桂や石庭、絵馬発祥の地など、見どころが色々あります。拝殿は長蛇の列となっていましたので、見送りました。
その後は坂道を登り続けます。隣を流れる貴船川沿いに和傘のディスプレイが置かれていて、お洒落ですね。しばらく進むと奥宮の入口が見えてきます。思ひ川を渡って参道を進んでいくと、つづみが岩があります。さらに進むと広場に出て、船形石や拝殿があります。奥宮もお参りの行列はできていましたが、こちらは待てる長さでしたので、列に並んで参拝しました。
参拝を終えたら、登ってきた道を下ります。鞍馬山から下りてきたところを過ぎて、貴船口駅まで歩きます。駅までのシャトルバスも出ていますが、特に歩けない距離でもないです。道中は紅葉を楽しめます。途中にかなり鮮やかに色づいている木々があって、曇天にも関わらず映えていました。
そんな中、ポツポツと水が触れる気配を感じます。そう、ついに雨が降り始めてしまいました。一応予報では小雨でしたが、本降りの一歩手前といった具合で、わりとしっかり降っています。小走りに進んで、貴船口駅に着いたところで、今回のハイキングは終了です。
今回の山行データは以下の通りです。
日程 | 2024/11/23 |
距離 | 7.27km |
歩行時間 | 2:11:10 |
経過時間 | 2:48:59 |
高度上昇 | 306m |
高度下降 | 373m |
平均心拍数 | 96bpm |
鞍馬駅から鞍馬山を登って鞍馬寺を拝観し、そのまま貴船方面に抜けて貴船神社を拝観するルートです。道は整備されており、街歩きの靴でも大丈夫ですが、一応山歩きなのでそれなりに歩きやすい靴が良いです。鞍馬山の山頂まで登ってみたかったですが、事前の調査をきちんと行わなかったためルートがよく分からず、観光ルート沿いの登山となりました。貴船方面へ下りた後は、舗装路を歩いて本宮と奥宮を参拝し、貴船口駅まで下りました。
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