2020年03月20日、陣馬山へ登ってきました。南武線で立川まで行き、そこから中央線と中央本線で藤野駅まで向かいます。山梨県内強風の影響で中央本線運転見合わせの一報が入った際には、最悪山行中止が頭を過りましたが、1時間ほど遅れて無事運転再開しました。
12時30分ごろ、藤野駅に到着しました。藤野駅から歩いて陣馬山登山口へ向かいます。バスも通っていますが、時間が合わなかったので歩くことにしました。沢井トンネルを抜けて、山間の道路を歩いていきます。昼すぎの到着でしたので、山行を終えて帰ってくる人たちも多かったです。途中の民家にあった立派な桜の木が見事に満開で、目の保養になりました。天気も快晴で気持ちいいですねえ。
陣馬山登山口の石碑が見えたら、右に曲がっていきます。選んだルートは、一ノ尾尾根コースです。温泉のある栃谷方面のルートも考えましたが、一番ベーシックと思われる選択をしました。
しばらくは舗装道路を登っていきます。15分すると山道へ入ります。一見すると広葉樹は枯れ木ですが、よくよく見ると若芽が顔を出しています。少ないながらも花を咲かせている木々もあります。新緑に向けての最終準備中といった様子ですね。足元を見ると、紫色のスミレがきれいに咲いていました。後で知ったのですが、陣馬山は色々なスミレが咲いているそうです。そして時折現れるスギ林で、青々とした木々を楽しみました。
ハイシーズンではなく、時間帯もやや遅いことから、基本的に空いていました。ただ人気の山なので、それなりに人には合いますね。今回は行動食としてビスコを持っていったのですが、個包装ではないので開けたら一気に食べる必要があり、ちゃんと考えて持っていかねばと思いました。
1時間30分ほどで山頂に着きました。陣馬山の山頂は広い、と聞いていたので、ものすごい広い高原を勝手に想像していたのですが、そこまでの広さではありませんでした。けれど、普通の山頂からしたら、広い方です。
清水茶屋にて陣馬そばをいただきます。名物であるけんちん汁と迷いましたが、”陣馬”の名がつくメニューに惹かれました。たっぷりの山菜にがんもどき、こんにゃくと人参でけんちんらしさも味わえます。麺は手打ちですかねえ。汁まで完食しました。
それから山頂散策。有名な白馬の像や、富士山の眺めを楽しみました。快晴で富士山もきれいに見えます。背中の汗で若干冷えますが、長居も苦にならない程度の快適な気温です。
30分ほど山頂に滞在したら、15時すぎに下山を始めます。下山ルートは相模湖へ抜けるルートを選びました。明王峠までは、少し登ったり下ったりを繰り返す概ね平坦なコースです。視界は右手に開けていますが、木々があるので、あまりすっきりとは見渡せません。
30分ほどで明王峠に着きました。桜が1本きれいに咲いていましたが、陰になる時間帯で少し残念。また、茶屋が1件ありましたが、こちらは開いていなさそうな雰囲気でした。ここを右に曲がって、山を下り始めます。
しばらく下りると、石投げ地蔵嬢ヶ塚が見えてきます。たくさんの石が積まれて、山のようになっています。ここからどんどん下っていくのかと思っていたら、再び上がったり下がったりの平坦なコースが続きます。途中一般道と交差するところがあり、ここまで車で来るのが陣馬山登頂の最短ルートなのかな、と思いました。
40分ほどで大平に着きました。椅子やテーブルがあったので、ここで持ってきていたパンを食べてしまいます。山頂の茶屋が開いていなかった場合に備えて、持ってきたものです。
徐々に日が傾き始めて、夕暮れを感じる光になってきました。右手には、スギ林越しに相模湖がチラチラと見えます。しばらく平坦な道を歩いた後、一気に下りるコースへ入ります。この下りるコースの途中に、相模湖を展望できるエリアが1箇所あります。手前の町と奥の山々に抱かれた相模湖を、一望できました。
九十九折の下山コースを抜けると、与瀬神社に出ました。日暮れの静かな神社にて、無事下山できたことを感謝して、参拝しました。
ここから相模湖の湖岸まで出るか迷いましたが、道路の反対側へ渡るのが面倒そうなのと、時間も遅くなってきたので、止めました。
夕食は、途中で目に留まった幸楽園にていただきます。麺類がセットになった定食メニュー推しのようなので、台湾ラーメンと海老チリのセットを注文しました。ライスも付いてくるので、ボリューム満点。
それから相模湖駅まで歩いて、今回の登山は終了です。
今回の登山データは、以下の通りです。藤野駅から登山口までの徒歩も含んでいます。
距離 | 14.17km |
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時間 | 05:04:19 |
高度上昇 | 781m |
藤野駅から出発して相模湖駅に到着する、きれいなルートを描けました。下山ルートの方が長く感じましたが、距離自体は往復ともに同じくらいですね。復路の方は終始山道だったので、そのせいかもしれません。
高度グラフです。往路は同じようなペースで登り続けていますが、復路はわりと平坦な道が多かったです。このパターンの方が、モチベーション的には良いかな。
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