サーバOSの入替え

これまでのサーバOSはVine2.6と相当古く、依存関係から最新のパッケージを入れることが困難でした。そこで、重い腰を上げて、ようやく入替えを実行しました。新しく載せるOSは、Ubuntu7.10です。

予定手順としては、以下のとおり。

  1. サーバへのWebアクセスを、別PCにリダイレクトする設定
  2. 既存環境のバックアップ(dumpとtarアーカイブ)
  3. dump環境をVMWare上に再現
  4. OSインストール
  5. 環境設定

さっそくdumpデータを取ります。シングルユーザーモードにするため、再起動。ところが、起動しません。歴史的経緯でFDからブートしているのですが、どうやらFDDが壊れてしまったようです。焦りましたが、MBR側にもブートローダが入っていたみたいで、無事起動できました。

以前にフルバックアップを取ったので、差分バックアップを取りました。ところが、ルートパーティションの差分バックアップが、フルバックアップよりも大きいという事態に。原因を考えたところ、Log Rotateを1年分くらい保存するようにしていた(Apacheのログで年間単位の集計をするため)ので、恐らくそのせいでしょうね。

そして、それらのデータをネットワーク経由でメインPCに転送します。さすがに数GBあると時間が掛かります。それから、VMWare上に展開しようとしたのですが、うちの勘違いでいろいろ無駄な作業を…。Vine2.6をVMwareに入れようとしたり、Vine4.2を入れようとしたり…。まっさらな仮想マシンとLive CDがあれば良かったのですね。力尽きたので、 この作業はスキップ。

続いてOSインストールのために、isoイメージをCDに焼きます。そして、いざインストール開始。しかし、CDブートしません。というか、/dev/cdrom認識していません。FDDに続いて、CDDも壊れていました!以前、別のCDDがあった部分に、HDDを増設したので、十中八九熱のせいでしょうね。代わりに、ベアボーンPC用に買ったけど、サイズが合わずに積み置きしていた、 Pioneer DVD Multi Driveを使いました。まったく人生いつ何がどこで役立つか、わかりませんね。

ところが、CDDを入替えたのに認識しません。えええー?と思いましたが、冷静に考えてみると、ジャンパピンの確認をしていませんでした。案の定スレーブに繋いでいるのに、マスタ設定になっていました。

そこからインストール作業の開始。あとは待つだけ…のはずでしたが、インストール途中にフリーズぽい現象が発生。嫌な予感を抱えつつ、再起動したら、今度は正しくインストールできました。噂に違わず、Ubuntuのインストールは簡単ですね。また、Live CDとして利用できる点も便利だな、と思いました。

OSインストール完了後は、パッケージの更新や各サービスの設定を頑張りました。こちらも結構苦労しましたが、そのへんの模様は、「Vine2.6からUbuntu7.10へ移行」 として、記事にまとめました。

こうして新しいOSに入れ替わり、気分スッキリなのですが、一点DNS周りで気になる事象が…。そのあたりは、今後の記事で書きたいと思います。

ちなみに壁紙は、シュガーから姫ちゃんに変えてみました。

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