何とか読了しました。題目のとおり、ソフトウェアテストに関する技法を紹介している実用書です。しかし、それ以上に、テストに対する認識を改める啓蒙書としての意味合いが大きかったです。
技法自体に関する記述は、アカデミックな内容が多く、追いついていくのが大変でした。正直、うちは3割も理解できていないでしょう。しかし、繰り返しになりますが、テストの重要性を十分に感じることができます。ソフトウェア開発に携わる人でしたら、一度は流し読みしておくと良い本だと思います。(あくまで流し読み、真面目に読むと、かなり疲れます)
内容ですが、フローテストに関する説明が中心になります。これに関する説明に多くを割いていますし、後半でもこの考えがベースになっています。ある意味、ソフトウェアのテストとは、フローテストに帰着するのかな、と思います。
以下、文中で気になった文言をピックアップ。
- テストしていないコードはゴミ
- テストにかける工数は、開発工程と同じかそれ以上