2018年02月24日、鎌倉へ梅を観に行ってきました。鎌倉駅を出て、若宮大路を歩きます。今回の目的地がある浄明寺地区は、鎌倉駅からそこそこ距離がありますが、バスの待ち時間等を考えると、徒歩でも大差がないので歩いて行きました。金沢街道に入ると歩道が狭くなるので、歩きにくいのが難点。錦鯉の泳ぐ川の景色に懐かしさを感じつつ、最初にたどり着いたのは、報国寺です。報国寺は、2011年9月以来の訪問になります。
拝観料を払って、竹林の中を散策します。それほど広くはないですが、とても雰囲気があって落ち着きます。竹林の中の薄暗さと、太陽に照らされる笹の葉のコントラストが良いですね。竹林以外の庭園もきれいで、楽しめました。その後本堂でお参りしました。本堂の傍には松があり、松竹梅がそろっています。
梅は、迦葉堂の手前と、山門からの参道の途中にあります。一番奥の白梅は、円く剪定されています。見る角度によっては気づかないかもしれません。他にもしだれ梅や紅梅が咲いていました。ただ、やはりこちらは梅より竹林ですね。
続いて向かった先は、浄妙寺。山門をくぐり、本堂へ向けてまっすぐ歩いていくと、見事な白梅と紅梅が見えてきました。枝ぶりも立派です。さらに傍には、見事な黄色に染まった蝋梅も見ることができます。今回訪れた寺社では、こちらが一番梅の見応えがありました。
本堂で参拝を済ませたら、奥の墓地に足を運んで、足利貞氏の墓にお参りしました。その後も椿や福寿草など、境内の草花を楽しみました。
次は瑞泉寺へ向かいます。地図で見るとわりかし近いのですが、道がなくて、大回りする形になります。小洒落た感じの住宅街を歩きますが、ちょっとした山になっているので、そこそこ傾斜があって疲れました。
そこそこの時間歩いて、瑞泉寺に到着です。昨年の紅葉めぐり以来ですが、まさかこんな早く再訪するとは思いませんでした。境内の下の方には梅林があるのですが、谷間で日照時間が短いせいか、まだほとんど咲いていません。ここが満開だったら、さぞきれいだったろうなあ。
境内の上のほうに進むと、こちらは梅が咲いていました。白梅、紅梅、しだれ梅、そして本堂の傍には、市指定天然記念物の黄梅も咲いています。他にもアセビなどの花を楽しみました。
瑞泉寺からの帰り道、途中で見かけて気になっていた護良親王墓へ登ってきました。結構な石段を登らされますが、墓には囲いがあって近づけず、墓標のようなものもないので、苦労して登ったわりには微妙な成果でした。なお、皇族のお墓ということで、宮内庁管理のようです。
それから鎌倉宮へ寄って、鳥居前の河津桜を楽しみました。2本植えられていますが、1本は完全に葉桜でした。同じ場所なのに、こうも花期がずれるものなのですね。
続いて、たまたま見かけた荏柄天神社の参道を散策しました。竹林の傍に梅が咲く場所があり、竹林の緑を背景にした梅の写真がなかなかきれいに撮れて、良かったです。
その後は若宮大路に出て、峰本本店にて遅めの昼食。親子丼とひとくち蕎麦のセットをいただきました。新しい店を開拓したいと思いつつ、ついつい峰本に入ってしまうことが多いです。
食事を終えたら小町通りに入り、まめやにてお買い物。せっかくなので、梅をモチーフにした豆あられ菓子をお土産に買いました。
というわけで、今年も昨年に引き続いて、鎌倉で梅観賞を楽しむことができました。浄妙寺は初めて拝観しましたが、梅観賞にはお勧めのお寺ですね。
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