2019年6月7日、今年も鎌倉で紫陽花を観賞してきました。昨年は明月院を訪れたので、今年は長谷寺の方を拝観します。天気予報は曇りのち雨ですが、紫陽花には雨も似合うので、良しとします。
平日ですが職場がお休みの日なので、9時ごろ長谷駅に到着しました。さっそく長谷寺に向かいます。毎回開門時間である8時に着こうと思っているのですが、そこまでの早起きが出来ません。境内へ入る際に、拝観券とは別にあじさい路の入場券を渡されます。あじさい路の混雑を避けるため、1回しか通れない仕組みになっています。
長谷寺で命名された紫陽花を観賞しつつ、階段を登って上の方へ進みます。地蔵堂の手前にある、苔の上に佇む良縁地蔵がかわいらしいです。見晴台からの眺めを楽しんだら、さっそくあじさい路へ向かいます。
紫陽花は咲いていますが、全体的にはまだ隙間が目立ちますね。三分咲きと言ったところでしょうか。それでも咲いているところは咲いているので、楽しめます。紫陽花越しに鎌倉の街や海を見渡すところや、紫陽花の斜面の先に竹林や経蔵が見えるところが、お気に入り。
あじさい路を抜けたら、階段を下りて境内入口付近に出ます。ベンチで休みつつ、ここでも幾つか紫陽花スポットを探してみました。水鉢と近くに並ぶ紫陽花が、侘び寂びを感じさせてくれます。
紫陽花に満足していたら、観音様への参拝をすっかり忘れていました。10時すぎに境内をあとにしましたが、この時間になると人出がだいぶ増えるので、平日であっても9時ごろには着いた方が良いと思いました。
続いて向かった先は、甘縄神社。鎌倉最古の神社だそうです。参拝を済ませた後は、北条時宗公産湯の井と紫陽花を併せて撮影。全体的に紫陽花はまだ早い感じです。手前にある民家の紫陽花が、良い感じに咲いていました。ここで校外学習っぽい小学生グループに写真撮影を頼まれるイベントが発生。
次は収玄寺に向かいます。比較的小さなお寺ですが、色々な花木が楽しめます。紫陽花も色々な種類を観賞することが出来ますが、近くの長谷寺のほうに行ってしまう人が多いのか、意外と空いています。なので、こちらは個人的に穴場だと思っています。
この後は、御霊神社へ行きます。長谷方面に来たら、必然的にルートが決まってしまいますね。本殿裏手の紫陽花を楽しんで、参拝を済ませます。すると、パラパラを小雨が降り始めました。思ったよりも早くに降ってきました。線路の近くで待機して、江ノ電と紫陽花のツーショットを撮影しました。
御霊神社をあとにしたら、近くにある力餅家にて、力餅と大福を買いました。前回通った際に気になっていたお店なので、今回は立ち寄ってみました。
それから、虚空臓堂に立ち寄ります。御堂の裏手に咲いている紫陽花がきれいです。雨はすっかり本降りなので、さすがに傘を差しました。
続いて成就院へ。以前の通りとまではいきませんが、参道の道路側の紫陽花はだいぶ増えてきました。雨空なので海の眺望は映えませんが、雨粒に濡れた紫陽花を写真に収めました。それから山門をくぐって参拝します。境内をぐるりと一周して、不動明王などを見たりしました。
次に向かった先は、極楽寺。山門前の紫陽花が一番きれいです。それから境内へ入って、参拝をしました。極楽寺の井近辺の光景は、心が安らぎますね。
そして極楽寺駅から江ノ電に乗り、稲村ケ崎駅で下車。稲村ケ崎海岸沿いを歩いて、稲村ケ崎に向かいます。砂鉄の影響で真っ黒な砂浜が印象的ですね。
稲村ケ崎は、広場になっているところにも、紫陽花がいくつかありますが、メインは階段を登った先にある小さな広場です。赤紫系の紫陽花がきれいに咲いています。位置的に海を一緒に撮影するのは難しそうですが、磯の香りに包まれた紫陽花観賞は新鮮でした。
その後は、稲村ケ崎海岸と七里ガ浜海岸沿いを歩いて、七里ガ浜方面へ向かいます。遠くにはうっすら江の島も見えます。好天ならもっと気持ちが良い景色が望めたのでしょうねえ。
七里ガ浜に着いて、向かった先は、アマルフィリストランテ。紫陽花コースと紫陽花カクテルを注文しました。紫陽花カクテルはベリー系のお味。紫陽花コースの前菜は、穴子、海老、カンパチ。それからパンが2枚来て、じゃがいもの冷製スープをいただきます。次に、茹でしらす、揚げしらす、オクラによるパスタ、コショウダイ、明日葉の天ぷら、おかひじきによる魚メイン、豚肉、芋による肉メイン、レアチーズケーキとシャーベットのデザートと、美味しくいただきました。
外へ出たら、すっかり大雨。久しぶりに江の島まで行こうかと考えていましたが、雨足が強いので、帰ることにしました。七里ガ浜駅から江ノ電に乗って、最後に江ノ電鎌倉駅の紫陽花を愛でて、今回の紫陽花観賞は終了です。
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