テキスト一巡自体はだいぶ前に終えていますが、所感をまとめておきます。本書を読む前に、単語学習の一環で例文となる短文をそこそこ読んでいるので、簡単な文法は何となく分かっている状態です。なので、本書の前半部分は既に知っている内容を、改めて復習する感じでした。とは言え、発音などは未だはっきり覚えていない部分も多いのですが。
後半に入ってくると、曖昧な理解だった文法に関する説明が出てきて、勉強になりました。ただアウトプットしないとなかなか定着しないですね。というわけで章末にある練習問題がありがたいです。特に和文からの中国語訳が定着度合いを測るのに良いです。
以下は学習メモ。勉強中なので、いろいろ解釈が間違えている可能性もあります。悪しからず。
- 形容詞述語文
- 主語から”是”を使わずに形容詞を述語として繋げる。省略可能ではなく、省かないといけない。
- 読むときは自然に読めるけど、作文する際には知らないと困ると思う。
- 名詞述語文
- こちらは形容詞述語文と違って、”是”を省略しても良い、という扱い。省略できる条件は、述語が表す内容によって限定される。
- 介詞(前置詞)は動詞の前に置く
- これ、読解時に頭の中で文章を組み立てる際に、日本語に近い感じで考えれば良いのかな。英語とは違う。一般動詞の主語述語文は、目的語は動詞の後ろにくるので、日本語と英語のミックスな感じ。
- 助動詞
- 可能(能、会、など)、願望(要、想、など)を表す。位置は、主語の後ろで、英語と同じ感覚。
- 時間詞
- 英語より日本語に近い感覚。述語の後ろ以外なら、どこにでも置ける。
- 疑問詞
- 通常の文章で、訊きたい部分を疑問視に置き換える。こちらも日本語に近い感覚で良さそう。
- 量詞
- 名詞の特性によって決まってくる。これも日本語と同じ感覚。ただし、日本語と違って手前にくる。
- 所有を表す「有」
- 主語が人でも場所でも使える。
- 主述述語文
- これ、英語のthat節のようなものかと思っていたけど、こちらも日本語に近い感じ。主語が動詞の主体を表すのではなく、主題を表す感じ。なぜなら主述述語文の主語に対応する”動詞”はないから。
- テキスト読んだ時点では正しく把握できておらず、本記事を執筆するに際して咀嚼している過程で理解した。
テキストにはもっと色々な文法が載っていますが、複雑なものはないです。やはり文法よりも語彙力を鍛えていく方が重要だと感じました。例えば”在”一文字をとっても、進行形の”正在”の省略なのか、動詞なのか、介詞なのか、それぞれの意味を知らないと、正しく解釈できません。英語の空白や、日本語の漢字/仮名のような単語の区切りもないので、ますます語彙力が重要になってくる印象です。
僅かではありますが、単語の発音の定着度も上がってきており、ちまちまと学習継続している効果はあるようです。もっと加速しなくては、と思うのですが、なかなか加速できないのが悩みどころ。