ダイヤモンドヘッド登山

2023年07月05日、オアフ島にあるダイヤモンドヘッドに登山してきました。ダイビングが主目的のハワイ旅行ですが、せっかくなのでダイヤモンドヘッドにも登ることにしました。標高はあまり高くないので減圧症リスクは低いと思いますが、リスクを冒さないためにダイビング後の登山は避けます。というわけで、ハワイ到着日に登山です。

登山装備は特に用意していません。ただ靴だけは歩きやすいようにスニーカーを履いてきました。登山口にはバスで近くまで行けますが、ワイキキから徒歩で向かいました。ワイキキビーチ付近はまさにツーリスティックなエリアでトレッキングという感じではありません。ホノルル動物園を越えたあたりから人通りが落ち着いてきて、街中トレッキングの雰囲気になります。

周りを見渡すと、日本では見かけない南国らしいカラフルな鳥たちが印象的です。そして鶏が随所にいるのが何だか意外でした。ダイヤモンドヘッドへ向かう道は、途中から少しずつ緩やかに上っていきます。ワイキキビーチから大体1時間ほどでダイヤモンドヘッド登山口に着きます。

ここから坂道を登っていくと、横から海を見下ろせます。まだそんなに標高は高くありませんが、気持ちの良い景色です。そこからトンネルをくぐって、タフリングの中に入ります。周りを山で囲われた草原が広がっています。

ダイヤモンドヘッド登山は昨年から日時指定(指定時間から1時間以内に入場要)の事前予約制になっており、日本で予約してきました。その際に発行されたQRコードを入場ゲートで提示して入場します。ここから本格的に登山開始ですが、1時間ほど太陽の下を歩いてきて喉が渇いたので、自販機でペプシコーラを買いました。ここの自販機は以前の口コミで、商品が出てこなかったりぬるかったりといったコメントがありましたが、今回は問題なく冷えていて、喉を潤すことができました。

英気を養ったところで登山開始です。かなり整備された登山道を緩やかに登っていきます。とはいえ、道路のように舗装されているわけではなく、岩が露出して凸凹している箇所もあるので、サンダル登山は不適であり運動靴が必要です。天気が良いので、青空の下に爽やかな景色が広がります。タフリングの内側には向かい側の山肌を望めますし、外側に目を遣れば海が見えます。

途中、少し道が細くなり、階段を登るとトンネルの中を歩きます。結構暗いので壁を手探りしながら進みます。そこを抜けると、道が左右に分かれます。看板があり左から回ることを推奨されているので、左へ進むことにしました。

ここまで来たらほぼ山頂です。坂を登って階段を登って、山頂エリアに着きました。ワイキキ方面を望んで、よく見る光景を楽しみます。眼下に見える紺碧の海もきれいな色をしています。一際高い展望台には少し行列ができていましたが、特にモニュメントがある様子でもなかったので、スルーしました。

帰りは逆のルートで帰ります。石の屋根があるところの通路を抜けて半地下のスペースに下り、螺旋階段を下り、さらに急勾配の階段を下り、トンネルを抜けると、先ほどの分岐点に戻ってきます。勾配が急な分、往路に比べて圧倒的に早く戻れます。こちらを登りに使うときついでしょうね。道幅はかなり狭くてすれ違いも大変です。一応こちらは下りルートに推奨されていますが、たまに登ってくる人もいましたので、どうしようか迷いつつもタイミングをみて対向者と会わずに通過できました。

あとは来た道を戻って下山しました。勾配も緩やかなので下山も楽です。トレイル口付近にはベンチが幾つかあるのでそこで小休止しました。昼間なので暑さがジリジリ堪えますね。ただ日本の夏のような湿気は感じないので、汗が垂れるほどではないです。往路はワイキキからここまで歩いてきましたが、さすがにもう飽きたので、復路はバスに乗って帰りました。

今回の山行データは以下の通りです。往路をワイキキから歩いているので、登山口から出発した場合は距離はもっと短いです。

距離9.04km
山行時間2:12:40
経過時間3:04:02
高度上昇318m
高度下降303m

距離が伸びているのは、ワイキキからダイヤモンドヘッド登山口まで歩いてきたためです。ダイヤモンドヘッドの標高は232メートルですが、ほぼ海抜0メートルから登ってきており、途中でアップダウンもあったため、獲得標高は300メートル超えとなりました。

気軽に登れる山ということで、たくさんの観光客が普段着で登っています。普段から山に登っている人でしたら息が上がることもなく山頂まで行けると思いますが、道中には疲労している人たちもそれなりに見かけたので、登山経験がない人はそこまで甘く見ないほうが良いのかもしれません。

植生は乾燥地帯のものが主を占めています。青々とした景色というより、全体的に枯草色が印象的でした。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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