知床・網走旅行

2008年03月13日~15日にかけて、道東の知床と網走へ出かけてきました。一番の目的は、流氷の下へ潜るアイスダイビングです。

その他の写真はこちらのアルバムにて

10時すぎに家を出発して、12時45分羽田発の飛行機に乗り、女満別空港へ。14時30分に到着し、そこから知床ライナー号に乗り、ウトロを目指します。乗客はうち1人だけでした(途中1人乗るもすぐに下車)。2時間ほどのバスの旅ですが、腹痛であまり景色を楽しめなかったのが残念。

16時を回り、知床に入ると、海側には一面の流氷が見えてきました。ウトロに着く頃には日も落ちてきて、少しピンクがかったオレンジ色に流氷一面が染まります。とても美しい光景でしたが、残念ながら写真は撮っていません。バスのなかだったこともあり、翌日に撮ればいいかと思っていたのですが、翌日も翌々日も天候不順という悲しい結果(;-;)。教訓、良いと思ったらすぐに撮るべし。

さて、本日お世話になるのは、知床花ホテル。到着後は、夕食をいただき、それからウトロ港で催されているオーロラファンタジーへ。このとき何も羽織らずに出てきたものだから、とにかく寒いです^-^;。気温0度近いのにあの格好は、馬鹿だと思われてたでしょう(苦笑)。会場ではちょうど結婚式も行なわれており、観客を前に諸々の儀式が執り行われています。それからオーロラファンタジーショーが始まりました。

ショーを観賞し、ホテルに戻ったあとは、しばらく部屋でまったり。それから23時すぎにお風呂へ。温泉ではありませんが、比較的広くて、ゆったりできます。サウナもあったので、じっくり汗を流しました。翌日に備えて、1時手前に就寝。


二日目の朝、6時30分ごろに起きました。朝食を済ませて、支度を整えたら、朝のウトロ市街を散歩へ。ダイビングショップの方との待合せまで、時間を潰します。海沿いに歩いていくと見えてくる一面の流氷。この下に潜ると思うと、ワクワクしますね。

時間になったので、待合せ場所へ。今回お世話になるのは、旭川ダイブハウスさんです。迎えにきていただき、施設のある知床自然村へ。先に昼食を済ませます。かなりガッツリといただきました。そして準備です。まず、服を着込みます。ジャージを3枚ほど重ね着して、そこからドライスーツ。ドライスーツは初めてです。下に着込んでいるので、きつくて最初は少し苦しいです。さらにフードを被り、完全防寒。

準備が済んだら、海岸まで車で行き、そこから流氷のうえを歩いてエントリポイントを目指します。一週間前に開けたという穴がありましたが、既にだいぶ厚い氷が張っています。それを、棒を使って穴開け。砕けた氷をすくって取り除きます。こうして、エントリホールができました。

さっそくエントリ…が、マスクが合わずに四苦八苦。やはりマスクだけは自分用に買わないと駄目ですね。で、今度こそエントリ。入った瞬間は普通ですが、すぐにモヤモヤとした揺らぎが見えます。これは真水と海水の境目があるため。ちょっと焦ります^-^;。驚きつつ潜っていくと、顔に刺すような冷たさが広がります。

もう寒いというか痛いのですが、1分ほど経つと感覚が麻痺するので大丈夫です。魚影は濃くはないですが、結構生き物がいます。寒さのせいで、魚たちも動きが鈍いので、十分手で追うことができます。そして上を見上げると流氷の天井。ああ、アイスダイビングをしているんだ、と実感する瞬間です。ただ、アイスダイビングはその過酷な環境ゆえ、潜水時間は10分程度です。しだいに、芯から冷える寒さを感じてきます。

氷上に上がったあとは、お湯で温まります。シーズン末ということもあり、氷上は暖かくてよかったです。そして、いざ2本目へ。今度はクリオネの撮影を目指してがんばります。しかし、カメラがへっぽこなので、なかなか上手くいきません。けれど下手な鉄砲数打ちゃ当たるようで、なんとかそれらしく撮れて満足です。ただ、2本目は最初より寒さを感じるのが早いですね。結構体力を消耗しているようです。氷上に上がったあとは、しばらく固まってました(着込んでいて動きにくいというのもありますが)。

その後はココアをいただき、流氷のうえを散歩しながら、写真を撮っていただいたり。そしてダイビング終了後は、知床自然村の温泉でマッタリ。ここは源泉かけ流しで、さらに流氷で埋まった海原を一望できる素晴らしいロケーション。すっかり満足していたら、バスの出発時刻が間近。ギリギリ間に合い、40分ほどかけて知床斜里へ。

この日お世話になるのは、駅前にあるビジネスホテルのグランディア。チェックイン後、外へ出かける気力はなかったので、ホテル内のレストランへ。ここで日本酒「流氷生」を呑んだため、疲れも加わりベロベロに。結局お風呂は翌朝入りました。

さて、最終日、知床斜里から流氷ノロッコ号に乗り、網走を目指します。シーズン末ということで、空いてて良かったです。流氷は、昨日に比べてずいぶん離岸していますね。せっかくなので、ストーブでスルメを焼いてみたいと思い、売店で購入しました。う~ん、良くテレビの旅番組で見てた光景です。途中、北浜駅で止まるので、駅を軽く散策。そして、1時間ほどで網走に到着。

ここから博物館網走監獄を目指します。しかし、次のバスが来るまで1時間ほど。というわけで、歩いてみることにしました。途中何度か迷いつつ、何とか到着。思いのほか距離がありましたので、徒歩はあまりお薦めしません^-^;。まあ、途中エゾシカの群れに合えたりしましたが。

博物館に着いたあとは館内を見学。館内といっても基本的に屋外です。普段知ることのない、北海道の監獄の歴史を見ることができ、興味深いです。昼食はせっかくなので監獄食。

その後はバスで一度網走駅まで戻り、再びバスに乗って網走湖へ。目的はもちろんワカサギ釣り。ドリルで穴を開けてもらい、あとは釣り糸を垂らしてひたすら待ちます。しかし、手袋を忘れたので、手がひたすら冷たい…。手がかじかみ、餌を付けるのも一苦労です。そして、1時間ほどで、釣果は10匹程度。天ぷらにして食べるにはちょうどいい量です。

網走湖を出ると観光タクシーに拾われ、能取岬へ。ここからの景色はまさに絶景です。今回の旅行の写真整理をしていて、一番きれいでしたね。さすがお薦めするだけのことはあります。ただ、掛かった金額は、かなり手痛かったですが^-^;。


夜は、喰道楽にて夕食。刺身や天ぷらなどを食べて、酒を呑みつつ、旅の締めくくり。19時すぎに、網走バスターミナルへ向かい、女満別空港行きのバスへ乗ります。しかし、お酒を呑みすぎたか、風邪でもひいたか、外に出た瞬間震えが止まらず、焦りました。後に機内で若干持ち直しましたが、翌日しっかり風邪をひきました^-^;。お土産は、空港の売店で、話題の「まりもっこり」のストラップとお菓子を買いました。

そんな感じで、道東の旅は終了です。こうして何かアクティビティを入れると、旅が一層充実しますね。今回も大満足な旅でした。

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