2022年08月06日から07日にかけて、宮城と山形を旅行してきました。仙台七夕まつりを最初に決めて、そこに蔵王山登山を併せた形です。さらに下山方面として経由した山形で、山形花笠まつりがやっていたので、2つの祭りを楽しむことができました。ただし、後者を見られたのは、終盤のごく僅かです。
初日、10時30分ごろ自宅を出発して東京へ。そこから東北新幹線で仙台まで移動します。仙台七夕まつりがあるので、事前受付で切符は押さえておきました。
12時30分すぎ、仙台駅に着きました。駅構内にも吹き流しが吊るされており、七夕気分を盛り上げます。さっそく商店街方面へ向かいます。
仙台七夕まつりは、商店街ごとに行われています。メインとなる会場は概ね一本道に繋がっているので、駅前から順番に歩いていきます。メインとなるのは、やはり吹き流しですね。各店舗ごとに趣向を凝らしてあり、楽しめます。吹き流し以外の七つ飾りも周辺に飾られているので、目を配って楽しいます。人は結構多いですが、滞留するポイントは殆どないので、渋滞はありません。加えてこの日の最高気温は24度であり、仙台としてもかなり涼しい天気でしたので、快適に過ごせました。
まずは駅前通りを渡ってハピナ名掛丁商店街へ入ります。真っすぐ歩いていくと、途中からクリスロード商店街に入ります。
東二番丁通りを渡ると、マーブルロードおおまち商店街になります。ここを真っすぐ歩いていくと、中央通り七夕飾りは終点となります。この終点と交差するように、一番丁通り七夕飾りがあります。交差するポイントには、数千もの青い折り鶴が吊られており、とてもきれいです。横から見ても良いですが、下から仰ぎ見ると、まるで降り注いでいるようで、美しいです。
北と南に道が分かれますが、まずは北へ進みます。ぷらんど~む一番町商店街を進んでいくと、広瀬通りに出ます。ここを渡ると一番町四丁目商店街となります。こちらはこれまでの商店街と違い、アーケードがないので、雨が降ったら七夕飾りを手際よく仕舞うのだそうです。
お腹が空いてきたので、お昼にします。仙台といえば定番の牛タンを食べたいな、と思い、牛たん徳茂に入店しました。IT化された入店待ちのシステムがあり、スマホ経由で待ち状況を知ることができます。というわけで受付だけして、一番町四丁目商店街の散策を続けます。定禅寺通りまで行き、折り返してきたところで、ちょうど順番となりました。
注文したのは、極上牛タン定食と生ビール。程よい塩加減と焼きの香ばしさで、ごはんが進みます。お代わり一杯いただきました。
食後は、サンモール一番町商店街を散策し、一番丁通り七夕飾りを全て堪能しました。
それから歩いて瑞鳳殿に向かいます。そこそこ距離があるので、バスという選択肢もあるのですが、待ち時間を考えるとトントンにも思えるので、歩いていくことにしました。東北大学の前を通って霊屋橋で広瀬川を渡り、右から回り込んで瑞鳳殿の入口へ向かいました。
瑞鳳殿は少し高台にあるので、急坂と石段を登る必要があります。受付に着いたら、チケットを購入して境内に入ります。まずは涅槃門を見学。手前には吹き流しが飾られています。
それから石段を登り、拝殿を抜けて、瑞鳳殿に着きました。さっそく参拝を済ませます。隣には、殉死者供養塔が建っていました。
境内を巡り、青銅製龍頭彫刻瓦と再建瑞鳳殿銅製九曜紋鬼瓦や、満海上人供養碑を見学します。それから資料館を見て回りました。内部は撮影禁止なので写真はありませんが、甲冑などを初めとした伊達家縁の展示があります。
その後は、弔魂碑を見て、感仙殿、善応殿を参拝します。妙雲界廟には、九代、十一代の墓所がありますが、四代目以降から随分と代が飛ぶのが不思議でした。
急階段を下ると一周して入口付近に戻ります。薄暗くなってきたので、参道脇には竹筒に入った蝋燭が淡い光を灯していました。17時くらいに閉門のはずですが、ずいぶんと人がいたので、七夕まつり期間で延長しているのでしょうか。
瑞鳳殿の見学を終えたら、途中にある瑞鳳寺にも立ち寄って参拝しました。
その後は歩いて仙台駅まで向かい、東北本線に乗って白石駅へ移動します。白石駅で下車したら、駅前にあるパシフィックホテル白石にチェックイン。
しばし寛いだ後は、街を散策します。まずは薬やサプリメントを買いたかったので、ツルハドラッグへ。駅前商店街を西へ歩いていきますが、ほぼ真っ暗で開いているお店はほとんどありません。もう少し飲食店があるものかと油断していました。ちなみにこちらの方面には白石城があるので、影だけでも見えたらいいなと思っていましたが、まったく見えませんでした。それから、通りの途中に専念寺があったので、立ち寄って参拝しました。
その後駅前をうろうろしつつ入ったお店は、小料理ささき。蔵王特別純米1合を注文し、出てきた大量のお通しに圧倒されます。小さなお店ということもあり、お店の方やお客さんと会話してたら、ついつい追加で北の誉1合を頼んでしまいました。翌日登山なので控えめにしておこうと思ったのですが、まあそんなに朝早くないので、いっか。最後にほっけの焼き物を注文し、骨皮まで平らげました。
21時45分ごろホテルに戻り、テレビを見ながらうつらうつら。寝落ちしつつ、1時30分には就寝しました。
2日目、7時ごろ起きて朝食をいただきます。そして9時20分ごろ、チェックアウトしました。白石駅前から刈田山頂行きのバスに乗るのですが、西口にあるバス停を見過ごして東口の別のバス停に行ったりして右往左往。わりと間一髪のところで間に合いました。かなりの距離なのでタクシーに乗るわけにも行かず、この先の行程が破綻するところでした。
蔵王山登山の様子は、「蔵王山(熊野岳)登山」をご覧ください。
登山を終えて蔵王温泉街に下りてきたら、湯の花茶屋新左衛門の湯で蔵王温泉を堪能します。日本で2番目の強酸性の湯ということで、お肌がすべすべになります。内湯と露天があり、露天は大別して3箇所の湯舟があります。釜になっている湯舟がぬるくて、いつまでも浸かっていられるタイプの露天風呂です。大風呂の方はわりと熱くて、長湯はできません。入って上がって楽しむタイプです。景色も木々の緑が気持ちいいですね。
湯上りの後は、コーヒー牛乳で一服。それから日が暮れ始めた蔵王温泉街を歩いて、蔵王温泉バスターミナルへ向かいます。誰もいない待合室で30分ほど待機し、山形駅行きのバスに乗車しました。徐々に標高を下げていくので、途中で山形市街の夜景が見えてきれいでした。
山形駅に着いたら、食事をするつもりでしたが、どうやらちょうど山形花笠まつりが開催中のようです。駅前や道路に色々と飾りがありました。というわけで、せっかくなので見に行きます。知っていれば、バスをもう少し手前で降りたのに。
人の流れに沿って国道112号線まで向かいました。スケジュールとかは全然調査していなかったのですが、どうやらパレードの終端をギリギリ見ることができたようです。間一髪でしたね。
さすがに食事するほどの時間の余裕はなくなったので、駅の売店でお土産を購入します。山形らしく、さくらんぼのゼリーやグミを買いました。それから駅構内の売店で駅弁がまだ残っていたので、購入します。遅い時間帯なので買えないことも覚悟していましたが、買えて良かったです。昼食と夕食を食べていないので、お腹ペコペコです。
20時43分発の山形新幹線つばさに乗車して、一路東京へ。車内では米沢牛焼肉弁当を食べつつまったりと過ごします。往路と違い停車駅も多いので、移動時間が掛かります。東京駅に着いたのは、23時30分ごろでした。
今回の旅行はこれでお終いです。記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。