2023年07月28日、美ヶ原を登山してきました。この日の天気予報は、午前は快晴で午後は雷雨です。しかしながら移動日であるため、午後に登らざるを得ません。12時すぎに松本駅に着いたらアルプス口でシャトルバスを待ちます。青空が広がっておりこのまま天気が持ってほしいところですが、少しずつ雲が増えてきています。
美ヶ原高原へのシャトルバスは1日2便となります。マイクロバスですが、乗り切れない場合はタクシーを代用する形式になっています。前述の通り午前中の天気が良いので午前便は乗客が多かったそうですが、午後は自分を含めて3名しかいませんでした。
1時間強走って、美ヶ原自然保護センター前に着きました。途中雨が降ったり、青空が見えたりしていましたが、最終的にはすっかり曇天になっていました。とりあえずまだ雨は降っていません。天狗の露路を通って先へ進みます。
少しだけ樹林帯を歩きます。登山道の脇には色々な花が咲いており、それらを楽しみます。やがて少しずつ視界が開けてきて、遠くに美ヶ原山頂の鉄塔群が見えてきます。するとここで懸念していた雨が降り始めました。そこまで強くないので、そのまま歩きます。
20分ほどで王ヶ頭に着きました。なお、このあたりは道が幾つかあり、標高差もほとんどないので、どちらへ行けば良いか少し迷いました。そして微妙に空が明るい部分もあり、すぐに止むかと思っていた雨が、なかなか止みません。仕方なくアウターを羽織って、ザックカバーを付けました。レインウェアを着るほどではないとの判断です。
なお雷雨予報でしたので、もし雷が聞こえたら王ヶ頭ピストンも考慮していましたが、とりあえず大丈夫そうなので、王ヶ鼻を目指して歩きます。緩やかな細い道を下っていきます。左手に視界が開けて、笹畑やお花畑、その奥には山々の稜線が広がっています。晴れていたらもっときれいだったろうなあ、と思いながら足を進めます。
やがて王ヶ頭ホテル行きの車道と合流しますので、そこをしばらく下っていくと、王ヶ鼻へ向けた上りが始まります。ここも非常に緩やかな上りです。右手に見える無線中継所の鉄塔を越えて少し歩くと、ベンチのあるスペースに到着です。途中大きな水溜まり箇所があったので、登山靴でないと結構濡れそうでした。
ベンチに腰かけて昼食のパンをいただきます。ここが王ヶ鼻か迷いましたが、地図看板がありそこの現在地が王ヶ鼻園地になっていましたので、正解かと判断しました。しかし後で山行データの地図を見ますと、もう少し先だったようです。確かに地名を示す標識がないのはおかしいと思っていましたが、この地図看板はちょっと紛らわしいです。王ヶ鼻園地の表記があり、現在地がそこになっていて、地図上も行き止まりの終点になっていたので、勘違いしてしまいました。実際にはさらに道が伸びている様子は確認できたので、気づく要素はあったのですが。
そんなことは露知らず、帰りのバスの時間があるので、先には進まずにここで折り返します。少し歩くと、急に霧が出てきました。美ヶ原は霧が出やすい場所として有名ですが、こうも一瞬で霧に包まれてしまうのですね。鉄塔も頭の部分しか見えなくなっています。
帰りは王ヶ頭は経由せず、車道を通って美ヶ原自然保護センターまで戻ります。しばらくは背の高い木々に囲われた道を歩きますが、杉林の九十九折りの道を抜けると、左手に視界が開けます。そこをしばらく歩いていくと、美ヶ原自然保護センターに着きました。
今回の山行データは以下の通りです。
距離 | 4.40km |
山行時間 | 1:20:30 |
経過時間 | 1:34:35 |
高度上昇 | 142m |
美ヶ原最高地点である王ヶ頭を目指し、そこから王ヶ鼻まで歩いて戻ってくるルートを想定していましたが、前述の通り勘違いをして王ヶ鼻手前で折り返してしまいました。まあ、最高地点である王ヶ頭は通っているので、ピークハントの観点では問題ありませんが、少々もったいないことをしました。全ての行程において高低差はほとんどなく、道も歩きやすいのでとても楽な山行となりました。
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