三浦アルプスを登ってみたいと思い、2021年12月11日、低山に最適な冬場に登ってきました。元々前週の鎌倉と城ヶ島と併せて行く予定でしたが、さすがにスケジュールがきつすぎて翌週に順延となりました。
東逗子駅まで電車で移動して、コンビニで買い出しをしたら、駅前から山行開始です。案内標識に従い、立沼間小の校庭に沿って歩いていくと、二子山登山道の入口に出合います。しばらくは足元が滑りやすい道が続きます。日が当たりにくいのか、週中頃の雨が残って足場が湿っており、登山靴を履いていてもとにかく滑りやすいです。岩場のように見えますが、泥のように滑るので、よく分かりません。
緩やかに登っていきますが、急登はなく、ハイキングといった感じです。しばらくは林の中を歩きますが、途中から日が差して眺望が少し開けるようになります。結構山の中を歩いている雰囲気なのですが、場所によってはすぐ近くに民家があったりして、生活音が聞こえてきます。とはいえ、一応猪の生息域なので、対策用に熊鈴を持ってくるつもりでしたが、すっかり忘れてしまいました。
馬頭観音の分岐を過ぎると、一旦下って行きます。それからしばらくして上り道になります。ここが若干急かもしれませんが、あまり距離はありません。そこを抜けたら、二子山山頂に向けて、広い道を登ります。
ここは若干勾配があるので最後の頑張りどころです。程なくして、KDDの葉山中継所が見えてきたら、山頂まであと一歩です。左手の階段を登ると、二子山山頂に着きました。山頂には展望台の櫓があり、海や街を望むことができます。山頂の看板はなく、櫓に小さい札が掛かっているだけです。櫓から少し離れた位置に三角点はあります。
ベンチはないので、櫓の足場にある石に腰かけて昼食をいただきます。チタンマグカップにミネストローネの素を入れて、水筒のお湯を注ぎます。先日購入したカトラリーを初使用です。冬の低山での温かいスープ、いいですねえ。食べ物はコンビニで買ってきた惣菜パンを食べました。
その後は南郷上ノ山公園沿いの山道を真っすぐ抜けて、急な舗装路を下り、多目的グラウンドまで下りてきます。そこから街中を歩いて東逗子駅を目指します。街中に入った後もそこそこアップダウンがあります。
そんな中、途中で見つけた蕎麦屋さんの「そばさろん康」が気になり、立ち寄りました。神奈川の地酒がいただけるので、琴姫を1合頼みます。すっきりしていて飲みやすいですね。肴は蕎麦掻を頼みました。そして蕎麦は、せり蕎麦。せりのシャキシャキ感が癖になります。根の部分の食感も良いですね。控えめすぎず、逆に出張ることもなく、蕎麦との相性は良いと思います。おかげで薬味を使い忘れました。
食後は、山行再開。歩く先には夕暮れに浮かぶ富士山のシルエットが見えます。東逗子駅に着いた頃には、すっかり真っ暗になりました。
今回の山行データは以下の通りです。
距離 | 8.83km |
山行時間 | 2:49:36 |
経過時間 | 3:37:21 |
高度上昇 | 372m |
二子山回廊コースです。東逗子駅を起点として、時計回りにぐるりと1周します。ピストンより飽きが来なくて良いと思います。ただ南郷上ノ山公園より先は、街中を歩くことになるので、山歩きにこだわるなら微妙かもしれません。
二子山山頂の前に1個ピークがあるので、ちょっとした縦走のようにもなっています。とは言え、最大200メートル程度なので、基本まったり登山です。トレランの人もそれなりに見かけました。時間が遅いこともあり、登山者は少なめでした。
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