これまで使っていた登山靴は、もともとフィンランドでオーロラ観賞をする際に、足からの底冷えを回避するため、”とにかく底の厚い靴”というオーダーで購入したものです。なので、登山靴としての性能はまるで考慮していません。なお、ABCマートで購入したので、ブランドはGTホーキンスです。
登山靴としての購入ではなかったため、登山で使用していると、色々不都合が出てきます。一番大きかったのは、靴が固くて踝などが痛くなることです。大野山を登った際には、道迷いしたこともあり、下山時にはその痛みに不安を覚えました。それがきっかけで、改めて登山靴を購入することにしました。ちなみに違和感を覚えつつも使い続けた理由は、オーロラ観賞以外で使っておらず、減価償却したかったからです。2年近く登山で使えば、さすがにもう十分に償却したかな、と思い、購入に踏み切りました。
好日山荘に行き、購入したのは、キャラバンのC1-02Sのグレーで、サイズは27.5cmになります。これまでの靴が足に痛みを覚えたことを鑑みて、クッション性のある初心者向けの靴を選びました。そしてサイズは普段の靴より1cm程度大きい方が良い、という情報に従い、27.5cmを選びました。
さっそく陣馬山登山で使用してみました。これまで感じていた踝への痛み等が一切なく、とても快適です。サイズを1回り大きくしたおかげか、つま先へのダメージもなくなり、これまでの山行を反省しました。つま先に余裕があることで、歩きにくくならないか、という不安があったのですが、実際に歩いてみると、登山靴自体がそれなりに重いこともあり、1cm程度の余裕はさして気になりませんでした。
登山における登山靴はまさに肝と言えるギアであり、減価償却に拘り、合わない靴を履き続けてしまったことは、反省ですね。