島根の旅

2010年12月04日~05日、高校時代の友人と島根を旅してきました。

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初日、8時すぎに家を出発し、9時30分すぎに羽田空港に到着。友人と合流した後は、搭乗手続きを済ませて、いざ米子空港へ。途中富士山をくっきりと見下ろすことができました。

米子空港に到着。鬼太郎の銅像やパネルが迎えてくれます。さっそくバスに乗り、目的地である松江に向かいます。途中、中海を渡る橋からの景色が壮観でした。

松江駅前に着いたら、歩いて松江城方面に向かいます。北へ向かいてくてく歩いていくと、宍道湖が見えてきました。宍道湖は海と直に繋がっている汽水湖です。そのため、海風が吹きつけて、結構寒いです。そんな宍道湖の周りを歩きます。湖は思ったより濁っていますね。海に近い方だからでしょうか。

ちょうどお昼時なので、まずは出雲そばでも食べようということで、GoogleMapsで調べたお店へ向かいます。しかし、たどり着いた先にお店は見つからず…。どうやらGoogleMapsの情報が誤っていたようですヽ(`Д´)ノ。調べ直したら、逆方向でしたorz

そうしてたどり着いた神代そば。注文したのは、割子そば2枚と蕎麦味噌おにぎり、豊の秋です。やっぱ蕎麦には日本酒ですよねー。蕎麦はコシと風味ともに申し分ないです。ちなみに出雲そばは、蕎麦が盛られた平たい椀に、つゆをかけます。つゆに蕎麦をつけるのではありません。この食べ方は、とろろ卵と蕎麦を良く絡められて良いですね。良く言われるボソボソ感は、味を楽しんでいたら、良く分からずじまいでした^-^;

食事を終えたら、近くにあった小泉八雲記念館へ。恥ずかしながら、小泉八雲のことはほとんど知らなかったので、勉強になりました。もともと近代史にはあまり興味がなかったのですが、旅先でいろいろな資料館を回っているうちに、だんだん興味が芽生えてきました。

その後は松江城へ向かいます。公園内を歩いていくと、いろいろ神社や石垣など見えてきます。時間があればゆるりと見たいところですが、足早に天守閣を目指します。そしてようやく見えてきました。いざ券売機でチケットを買おうとしたら、2台とも使えず。てか、普通に窓口がありました…

いざ登閣。内部は展示室になっており、鎧兜などの武具や調度品、パネル展示などがあります。ちなみに松江城は現存する数少ない天守閣の1つです。そのためか分かりませんが、上階の足音が結構はっきりと聞こえて、驚いた記憶があります。

そして最上階。宍道湖と松江市内を一望できます。ちょうど太陽が傾き始めていますが、まだ夕焼けというほどには染まっていません。

松江城をあとにして向かった先は、宍道湖。日が落ちるまであまり時間がなかったので、友人には申し訳ないですが、少々駆け足で向かいました。宍道湖の夕日は押さえておきたいところだったので。

そして何とか間に合いました。天気予報では曇りでしたが、晴れてくれて良かったです。ただ、若干雲が広がっていたため、一面の夕焼けとはならず、そこが若干残念でした。しかし、宍道湖周辺は、日が落ちるとますます寒いですねー。本当に風邪をひきそうです。夕日を見納めたら、早々に本日の宿へ向かいました。

お世話になるのはすいてんかく。しばし部屋で寛ぎ、それから温泉へ浸かりにいく。道中の寒さと疲れを癒します~。お湯は特に味は感じません。泉質てきには、僅かに塩味のようです。臭いは硫黄の臭いがほのかにしました。湯温はわりと熱めなので、長風呂はせず、ほどよく温まったところで、夕食へ。

宍道湖七珍(すずき、モロゲ海老、鰻、アマサギ、白魚、鯉、シジミ)を前菜に、蟹や煮付け、天ぷら、刺身、古代米や穴子の茶碗蒸し、和牛のせいろ蒸しなど豪華にいただきました。お酒は、松江開府400周年記念ビールを1本。満腹です~

満腹になったあとは、部屋でテレビを見たり、ゲームをプレイしたりして、まったり過ごします。そして2回目の温泉に浸かってほっこり。寝たのは23時30分すぎ。

2日目、7時手前に起きて、宍道湖に昇る朝日を眺めます。湖畔の宿なので、一歩バルコニーに出れば、そこには宍道湖の朝焼けが広がっています。雲がない分、昨日の夕焼けよりきれいですね。湖に映る陽の光が美しいです。

それから朝食をいただきます。和洋バイキング形式で、洋食メインに選択。しかし友人が食べている和食を見たら、そちらも食べたくなって、2回目は和食。というわけで、朝からそれなりに食べてしまいました。

9時すぎに宿をチェックアウトして、一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅に向かいます。RAIL WAYSのロケ地ということで、いろいろポスターとか貼ってありました。ここから向かった先は出雲大社。ちょうど直通の電車に乗れたので、まったり1時間ほど電車に揺られます。宍道湖湖畔を走っているのですが、どこまで走っても湖は続いていて、改めてその大きさに驚きました。

そして出雲大社駅に到着。お土産屋さんなどが立ち並ぶ通りを進んでいくと、出雲大社の鳥居が見えてきました。信号がないので車のタイミングを見て渡らないといけません。

神苑に入ると、たくさんの松が立ち並ぶ参道を歩いていきます。途中、慈悲愛の御神像やムスビの御神像などを眺めて、いざ拝殿へ。参拝を済ませたあとは裏手に回り、御本殿へ向かいます。しかし、平成の大遷宮のため、屋根には工事のための覆いが被さり、ちょっと残念。とりあえずおみくじを引いてみました。吉とか書いてないので、結果はよく分かりませんが、内容を読むと概ね良さそうな感じです。

てくてく境内を回ったあとは、隣にある神楽殿へ行きました。奥では神前式をやっていました。そんな中、周りの人たちがしめ縄に向かって、お賽銭を投げつけています。出雲大社では、願いをこめてお賽銭をしめ縄に投げ込むという慣わしがあるそうです。というわけで、うちもチャレンジしてみました。実際にやってみると、意外と難しく、10回ほど挑戦してようやく入りました。でも入れることに夢中で、肝心の願いをこめていませんでした(苦笑

その後は土産物店でご当地キティの根付きなどを買い、宝物殿へ行きました。神事に用いる供物や神具などの展示やパネル展示など、興味深かったです。拝観料も安いですし、これは見ておいたほうが良いですね。RPGなどに出てくるような伝説の武具も見られます(笑)

続いて向かう先は石見銀山。電車が発車するまでの待ち時間に、ぜんざいをいただこうとしたのですが、ちょうど混んでいる時間帯だったので、テイクアウトしました。10分ほど待って取りに行った頃には店内に空き席があったりして、いろいろタイミングが合わなかったです。

ぜんざいは電車のなかでいただきました。程よい甘さでまいう~。でも、やはり店内でのんびり食べたかったですね。川跡駅に着いたら、ホーム反対側に渡って松江線に乗換えます。そして出雲市駅でJRに乗換え。ここから特急で大田市駅まで行きます。

大田市駅に着いたら、駅前のバス停でバスを待ちます。電車と連絡しているので、数分待ったら来ました。20分ほど揺られて、代官所跡にて下車。お腹がすいていたので、「おおもり」にて遅めの昼食。蕎麦は昨日食べたので、銀山和定食を注文しました。天ぷらやお刺身などまいう~

お腹を満たしたところで、まずは代官所跡へ向かいます。中の建家は石見銀山の資料館となっています。実際に採掘された様々な鉱石や、石見銀山が当時の世界に与えた影響など、興味深い展示がされています。採掘方法に関する展示もあり、間歩の役割を理解しました。ビデオ展示で大観を掴んでから、各展示を眺めるほうが、より楽しめる気がします。

続いて、龍源寺間歩へ向かいたかったのですが、時間的に微妙です。ふもとでレンタル自転車を借りる方法もあったのですが、荷物が大きいので辛く、かつ自転車で行けるのは1km手前までだったりします。結局歩いて一番手前にある新切間歩まで行くこととしました。

風情溢れる大森の街並みを楽しみつつ、緩やかな上り坂をてくてくと進みます。山間に佇む集落の雰囲気、好きです。実際に暮らすとなると、大変でしょうけど。しかし、実際に歩いてみると、意外と遠いですね。帰りのバスの時間を考慮して、軽く駆け足で進みます。そして、何とか新切間歩に着きました。入口は水に浸かっており、あまり奥を伺うことはできません。

帰りは思った以上に時間がなくて、かなりの急ぎ足です。本当にギリギリのところでバスに間に合いました。

バスで大田市駅に戻ったあとは、電車が来るまでお土産屋さんで買い物をします。そして17時30分手前に、特急に乗って一路米子駅へ。乗換はないので、旅の疲れに身を任せて、うとうとしながらの1時間半でした。

米子駅からはバスに乗って、米子空港に向かいます。お気づきのように、せっかくなので往路とは違う経路にしてみました。米子空港に着いたあとは、焼き鯖寿司の空弁を購入。量は1~2人前と表示されていましたが、明らかに1人前ではないです。かなりお腹いっぱいになりました。あと、機内で国土交通省のアンケート調査みたいなものに回答しました。そこそこ飛行機に搭乗していますが、今回が初めてです。

羽田空港に着いたあとは、国際線ターミナルに行こうという話でしたが、うちが翌日出社なこともあり、断念。少々申し訳なく。

というわけで、今回の旅は終了です。行きたい場所は概ね行けて、出雲そばや宍道湖七珍も食せて、満足の旅となりました。唯一の心残りは、龍源寺間歩でしょうか。もともと2年前から今回の旅行計画はあったのですが、紆余曲折を経て、ようやくの実現となりました。

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