下北の旅~最終日

三日目、同じようにホテルの朝食をいただきます。10時手前にホテルをチェックアウトしました。

この日は最終日で、ほとんどが移動時間となるので、遠出は出来ません。というわけで、街中をぶらぶらと散策します。まず向かった先は田名部神社。むつの街の中心部にある神社です。境内は木々が紅葉していてきれいでした。裏手には殉国碑や忠魂碑など、殉国者を弔う石碑が多かったです。名前は忘れてしまったけど、聞いたことのある軍のお偉方の名前が彫られていたりしました。

それから神社前の路地を抜けていきます。たくさんのスナックの看板が並びますが、朝なので全てシャッターは下りています。スナックはまだ入ったことないですねえ。

続いて向かった先は、円通寺。境内は色々工事中のようでしたが、入れそうでしたので参拝します。円通寺は、会津藩が転封となった斗南藩所縁の地。斗南藩の藩庁の仮館が置かれた場所です。境内には、戊辰戦争で落命した者たちへの招魂碑が立てられています。そして随所に見かけるのがそうじ小僧という、ほうきを携えた小僧の石像です。由来はよく分かりませんでしたが、マスコット的な感じで可愛らしかったです。

次は徳玄寺へ。こちらも斗南藩所縁の地で、重臣たちによる会議場などとして使われた場所です。境内は至って簡素な造りで、外塀も完全には囲われておらず、開放されています。すぐ隣が畑だったりして、知らずに来るとお寺だと気づかないかもしれません。拝殿や鐘楼、案内板による歴史紹介などを、回りました。

そろそろ下北駅へ向かいます。ちょうど良いバスはなさそうなので、歩くことにしました。途中、吉田ベーカリーの電光掲示板で見えた「走れメロンパン」が気になり、入店。店内を見渡すも見つからなかったので、店員さんに聞いたら、その場で作ってくれました。店内で売っていたノーマルのメロンパンを開封し、半分に切って間に何かを塗って、走れメロンパンパッケージに梱包して、出来上がり。

購入を終えたら、再び駅へ向けて歩きます。建物の背が低いので、空が広くていいですね。天気は残念ながら曇天です。なので昨日一日だけでも晴れてくれて、良かったです。途中のおもちゃ屋さんで、2001年11月24日発売のガンダムプラモの色褪せたポスターを見かけて、懐かしい気持ちになりました。

下北駅に着いたら、ベンチに座って、走れメロンパンをいただきます。パッケージの説明を見ると、先ほど塗られていたのは、あんバター。餡の甘さとバターのしょっぱさが癖になりますね。この辺は小倉トーストと同じですが、メロンパンなので、甘味寄りになります。ちなみに、言うまでもないと思いますが、走れメロンパンは走れメロスに掛かっています。

まもなく大湊からやってきた電車に乗り、野辺地で青い森鉄道に乗り換えます。元々曇天でしたが、八戸へ着く頃にはすっかり雨模様になっていました。少し八戸を楽しむために、新幹線の連絡を少し遅めにしました。

というわけで、昼ごはんを食べるために向かったお店は、いかめしや烹燐です。こちらは9年前の旅行で来て以来になります。当時とは店名が少し変わった気がします。八戸らーめんとか海鮮丼とか気になる食事がいくつかありましたが、注文したのは、せんべい汁といかめしのセットです。お酒は地元の焼酎である郷の花を頼みました。旅の最後をほろ酔い気分に染め上げます。

それから八戸駅周辺を散策しようと思いましたが、雨が結構降っているので断念し、駅の中で待つことにしました。そして15時6分発のはやぶさに乗って、いざ東京へ。お昼に飲んだお酒のせいで、トイレが近かったので、盛岡に着く前に済ませておきました。この区間なら空いてて快適です。スマホをいじりつつ、のんびり過ごしていたら、18時すぎに東京駅に着いて、今回の旅はお開きです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする