2016年11月5日、文化の日を絡めた4連休の合間に、葉山で潜ってきました。最初は伊豆あたりに行こうかと考えていたのですが、早起きが辛そうだったので、近くの葉山にしました。普段リゾートで潜ることが多いため、それほど頻度は高くないですが、やはり自分にとってのホームは、逗子・葉山・三崎口といった三浦半島エリアですね。葉山は何度か潜っていますが、この季節は初めて。夏とは違う海の様子が楽しみです。
8時すぎに逗子駅に到着して、ショップの車に迎えてもらいます。受付を済ませたら、器材のセッティングです。今回は軽器材持参にしました。それから車で港まで移動し、いざ出港。後で酔い止めを飲み忘れていたことに気づきましたが、多少酔ったものの、何とか大丈夫でした。空は晴れ渡っていて、気持ちの良い景色が広がります。遠くには富士山の姿も見えます。海上では、パドルサーフィンをしている人が多かったですね。
1本目のポイントは、ペリセンの根。根の周りを回りながら、生物を探します。小さくてカラフルなナガサキスズメダイ、コガネスズメダイの幼魚がいたり、ミツボシクロスズメダイやキンチャクダイの幼魚がいました。ウミウシは、アオウミウシやセスジミノウミウシがいました。他には砂地にいたヤドカリを見つけたり。岩場にあったオレンジ色の珊瑚もきれいでした。
1本目を終えたら、港に戻って休憩。海の中の水温は、陸より数ヶ月遅れで推移するので、それほど冷たくはないのですが、それでも水温21度は少し冷えますね。気温は20度ありましたが、エキジットした後は少し震えが出ました。昔3月に伊豆で水温16度の海にウェットで潜りましたが、あの頃の若さが成せた技のかなあ。港近くにはちょっとした施設があり、そこでお湯に浸かれるのが、ありがたかったです。道端で干物になった魚を見たり、お菓子をいただいたりしつつ、休憩を終えたら再び港へ向かいます。
2本目のポイントは、裕次郎灯台。エントリポイントから少し泳いで、西の根という小さな根に向かいます。途中の砂地で、ヒメジを見かけました。
西の根に着いたら、生き物を探します。岩の隙間にいるマダコや、ヒロウミウシ、アマクサアメフラシ、コケインポなどを見つけました。アマクサアメフラシは、言われなければ普通に海草かと思って、見逃してしまいそうです。西の根を離れる直前に、ムレハタタテダイの3匹程度の群れがやってきました。南国っぽいイメージですけど、相模湾も生息域なのですね。
最初の根に戻ってきたら、再び生き物探し。ゴンズイの群れやハナタツ、シロウミウシなどがいました。
こうして今回のダイビングは終了です。ダイビングポイントは、船で5分程度と近いので、酔い止め薬を忘れても何とかなりましたが、海中でも揺れますし、やはり飲んでおくに越したことはないです。多少の気持ち悪さは残ったので。ショップに戻った後は、器材の片付けとログ付け。そして昼食に頼んでおいたしらす丼セットをいただきました。
三浦半島でのダイビングは2年ぶりでしたが、伊豆諸島や沖縄などとは違う海の表情を見られて良いですね。近いですし、もう少し潜る頻度を上げたいと思いつつ、1回潜ると満足してしまうので、なかなかペースが上がりません(苦笑。今回は初めての秋ダイビングでしたが、夏場より透明度は高く、少し青色に見えました。日にも依るのでしょうが、夏場はかなり緑色が強いですからね。
あと、結局今回もストロボは使いませんでした。スレーブ発光のための反射板関連のアイテムが見つからなくて、部屋を整理しなくては……
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