ケニア旅行~初日と2日目

南米に行った後に目指したくなる場所となると、やはりアフリカです。どうせならイメージ通りの野生動物を見たい、ということで目的地を絞り込み、サファリ入門国とされているケニアに決定しました。さすがに個人手配はハードルが高いので、日本の代理店に個人ツアーの手配をお願いしています。

初日、NEXに乗って成田空港まで行き、そこからカタール航空に乗ってドーハを目指します。中東系のエアラインは初めてでした。

ハマド国際空港に着いたら、トランジット用のセキュリティチェックを受け、その後はナイロビ行きの出発まで待機。ハブ空港とは言え、夜遅い時間は少し活気が少なく寂しいです。各位の旅行記でよく見かける巨大な黄色いくまのぬいぐるみを見つつ、音楽を聴きながら暇を潰します。Wifiが時々使えるので、ネットサーフィンもしていました。

日が昇ってくると、一気に活気を帯びてきました。やがてナイロビ行きの便の出発時刻が近づいてきたので、搭乗口付近に移動します。インド人らしきグループの列割り込みに苛つきつつ、いざ飛行機へ。バスで結構移動した先にありました。

海外発海外着便に乗ると、いよいよ海外来たぜ感があります。ドーハからナイロビまでのフライト時間はおよそ6時間になります。メルカトル記法の地図で見るともっと短く感じますが、ナイロビは赤道付近にありますからね。

いよいよジョモケニヤッタ国際空港に到着です。空港内は少し薄暗く寂しい感じ。出口でガイドと無事合流して、ケニア旅行の始まりです。ドライバー兼ガイドで、全旅程のスルーガイドになります。個人的に、とても当たりのガイドでした。

さて、この旅はとにかく車での移動が多いです。乗ってるだけなら大して疲れないと思っていたのですが、意外と疲れるんですよね。渋滞気味の空港のゲートを抜けてしばらく走っていると、雑然とトタン屋根が広がる広大なエリアが見えてきました。世界最大のスラム街と言われるキベラスラムです。すぐ近くにはコンクリート製のビルが整然と立ち並んでおり、ひとつの線を境に別世界が広がっています。この旅行は野生動物観察のテンションで来ていたことと、カメラを向けても良いものか分からなかったので、写真はありません。

車内でボックスランチをいただきつつ、車はひた走ります。時折現れる小さな町を抜けると、辺りは森や草原となり、その沿道には露店を開いている人たちがたくさんいます。車が停まれば、一斉に物売りたちがやって来ます。

やがて大地溝帯にやって来ました。聞いていた通り、谷といっても反対側は遥か彼方で、広大な平地が広がっています。展望エリアには休憩所を兼ねたお土産屋さんが、たくさん並んでいました。そんな大地溝帯を左手に望みつつ進んでいたのですが、突然の大渋滞。どうやら事故のようです。当面動きそうにないとの判断で、来た道を引き返し、別ルートで進むことになりました。ここで大幅な時間のロスが発生です。

暗くなる頃、ようやくナクルの街に着きました。これまで通ってきた町と比べて、圧倒的に大きいです。予定よりも遅れたため、ナクル湖国立公園のゲートは閉まっていました。ガイドがガードマンに話をして開けてもらい、夜のサファリロードを進みます。明かりなどないので、車のヘッドライトで照らされた部分以外、何も見えません。

程なくして、フラミンゴヒルキャンプに着きました。チェックイン手続きを済ませたら、レストランにてガイドと一緒に遅い夕食をいただきます。期待に違わぬお洒落なディナーでした。

部屋はキャンプ形式ですが、設備はきちんと整っています。シャワーのお湯は出ませんでしたが……。湖のそばということで蚊が出るらしく、ベッドには蚊帳があり、防虫用のスキンシートもありました。ただ、実際に蚊を見たり、羽音を聞いたりすることはありませんでした。日本と違い、こちらの蚊はマラリアを媒介するので、少し神経質になる必要があるのです。

テントなので、動物の声など外の雰囲気はよく伝わってきます。大丈夫だと思いつつも、夜だと少し怖いですね。部屋の外を移動する際は、レンジャーの同行が義務付けられています。つまり、動物が近くまで侵入してくる可能性があるのです。

さて、特にやることもないので、スマホを充電して寝ようとしたら、変換プラグがぱっくりと割れてしまいました。うわー、マジかー、と思いましたが、無理やり繋げていれば使えそうです。電気関連なので少々危険な気もしましたが、旅の矢先に諸々充電できないのは困るので、事故にならないことを祈りつつ、充電しました。

こうしてケニアでの初めての夜が更けていきました。明日からのゲームドライブが楽しみです。

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