キラッとプリ☆チャン~2年目上半期感想

1年目の終わりに、少しぶー垂れた感想を書きましたが、2年目の前半が終わったところで完全手のひら返し、面白いー!

2年目に入り、新キャラクターである金森まりあさん、黒川すずさん、虹ノ咲だいあさんが登場しました。虹ノ咲さんは2年目のストーリーの核となる存在ですね。なお、ミラクルキラッツやメルティックスターのお話も当然ありましたが、今回は新キャラクターに着目した感想を書きます。

まず金森まりあさん、かわいい向上委員会を引っ提げての登場回は、プリチャンにプリパラが帰ってきたかのようなカオス回にショックを受けました。プリパラのカオスの権化あじみ先生には及ばないものの、なかなかスゴイキャラクターが入ってきたな、と。

しかし、ストーリーが進むにつれて、まりあさんはぶっ飛んでいるだけではなく、ブレない芯の強さを持っていることが分かってきます。その辺りの描かれ方が、わりと間接的な描写が多いのも良いなあ~と思いました。リングマリィ結成回は素晴らしかったです。

次は黒川すずさん、まりあさんが強烈なせいで、かっこいい担当の常識人であるすずさんは、正直印象はそこまで強くありません。ただ、やっぱりリングマリィなんです。まりあさんの隣にはすずさんがいなくては駄目なのです。かわいいを求めて自由に動き回るまりあさんに鋭くツッコミを入れるすずさんがいて、初めて完成するのです。

このふたり、かわいい担当のまりあさんの方が背が高いのが良いなあ、と思います。まりあさん、自由気ままでどちらかと言うと妹気質に見えるのですが、要所要所ではお姉さんなんですよねえ。このギャップも良いのかも。あと、アイドルタイムが始まったとき、夢川ゆいさんが好きになったので、そもそもこの手の容姿のキャラクターに惹かれるのかもしれません。

ちなみにすずさんは、主要メンバと比べて学年が1個下と言う、今のところ唯一のポジション持ちです。この辺を活かした他のキャラクターとの絡みも楽しみ。人間関係が広がるほどその世界観に厚みが増すように思えるので、期待したいです。

最後に虹ノ咲だいあさん。当初はバーチャルプリチャンアイドルのだいあさんと同一人物説がありましたが、それはミスリードでした。第76話、77話の中で、色々と明かされましたね。まず第76話で、今に至るまで友達と思える人がおらず、友達の作り方が分からない、ドレスをプレゼントしたら友達になってもらえるかな、など、胸がきゅうっとなる切ないエピソードがたくさんでした。虐められてたわけでもなく、友達を作れるチャンスも何度かあった描写が為されており、虹ノ咲さんの内面の話だというメッセージを感じます。

そして第77話、そんな虹ノ咲さんが、バーチャルプリチャンアイドルのだいあさんの姿を借りてプリチャンアイドルデビューを飾りました。ここの、プリチャンアイドルデビューに至るまでのだいあさんとだいあさんの問答がとても丁寧で、感動しました。「そっか……」は、”やっぱり”か”残念”か、どちらの意だったのでしょうね。そして前述の通り、一歩ではなく半歩だけ踏み出す形で、プリチャンアイドルデビューを成功させました。下半期に解決すべき問題を残しつつ、最高のお話で上半期を締める、プリチャン、恐ろしい子……!

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