2025年08月31日の19時ごろ、自宅のベランダから月が見える位置に昇っていたため、天体望遠鏡をセッティングして観測しました。接眼レンズは20mmで拡大撮影アダプターは2段構成です。1段に出来れば良い感じに月全体が収まるのですが、20mmの接眼レンズは大きいので最小構成の拡大撮影アダプターは使えません。
今回はピント合わせを結構頑張った結果、わりとシャープに映すことができたと思います。鮮明に表面の様子を窺えるので、月の撮影は楽しいですね。半月なので、月全体をフレームに収めきれないことがさほど目立たちません。
カメラのモニタを覗いていると、月の真ん前を黒い影が横切りました。ちょうど飛行機が月の前を飛行した瞬間でした。シャッターボタンを押すまでの反応時間が長く、撮れたのはギリギリ月に被っている写真です。慌てて撮ったので、月に対するピントも合っていません。
また、月の上の方を見遣ると、赤い星が見えます。というわけで、火星撮影にチャレンジしてみました。しかし相変わらず難しくて全然上手く撮れませんでした。動画撮影してステライメージ9でコンポジットしたものを載せておきます。火星の石が万博で展示されるなど、宇宙規模では比較的身近に感じる惑星ですが、実際の距離はとても遠いんだなあ、と望遠鏡を覗く度に感じます。