松本・石和温泉・甲府の旅~初日

初日、新宿駅で友人と合流し、スーパーあずさに乗って一路松本へ向かいます。しかし、中央線内で事故があったようで、特急なのにのろのろ運転。中央本線区間に入ったくらいから、速度が上がって、特急らしくなりました。

13時20分ごろ、松本駅に到着です。初めての松本の街は、……寒いっ。もともと東京も寒かったですが、それをずっと上回る芯から冷える寒さです。風が吹いているので、余計に堪えましたね。さすが亜寒帯気候に属する地域です。駅前から大通りを歩いていき、途中で横道に入ります。蔵や雰囲気の良いお土産屋などが並ぶ、中町通りです。この通りにあるまつしたにて、お昼ごはんをいただきました。

注文したのは、とうじ蕎麦。山菜やきのこなどの具材が入った鍋に、蕎麦を投じて食べます。蕎麦のしゃぶしゃぶみたいな感じですね。もちろん鍋に入れずに、そのまま食べても良いです。かけと盛りの両方を味わうことが出来て、ぜいたくな気持ちになれます。

体が温まったところで、続いて向かったのは茜里。ジョンレノンも訪れたという、ソフトクリームのお店です。注文したのは、ソフトクリームのチョコレートソーストッピング。イートインスペースがあるので、外が寒くても大丈夫です。濃厚でおいしかったです。

その後は、縄手通りを散策して、四柱神社を参拝し、松本城を目指します。松本市内を歩いていて気づいたのですが、湧水が多いですね。至るところで、大小の泉を見かけます。試しに触ってみた水は、やはりとても冷たかったです。

そして、ついに松本城に着きました。姫路城、彦根城、犬山城に続き、最後の国宝四城訪問となります。この日の天気は概ね曇りですが、時折太陽が顔を出して、お城を照らしてくれます。堀越しから望む松本城は、風格を感じさせますね。さっそく入場券を買い、城内へ進みます。松本城、見ると意外と黒っぽいのですね。

さっそく天守に入ります。昔ながらのお城らしく、階段は狭くて急です。なので、昇り降りは結構渋滞します。小さな窓から外の景色を覗きつつ、上へ昇っていきます。柱の木目など、歴史を感じさせますね。途中、甲冑や鋳鍋など、城に所縁のある品の展示がありました。

ついに天守の最上階へ到着。周りを山に囲われ、建物の背が低いので、大きな庭を見ているような心地になりますね。それから地上へ降りる途中、月見櫓に立ち寄りました。その名の通り月を見るための櫓です。外へ張り出すように建っています。夜にここで食事やお酒を飲みながら、月を愛でるといったぜいたく、一度で良いから体験してみたいなあ、と思いました。

その後、堀の外側を周って、西のほうへ行きます。すると、よくパンフレットなどで見かけるカットに出合えます。いやあ、立派ですね。写真で見ていたときは、堀が四角いイメージでしたが、実際には丸かったです。

日が傾いできて、一層寒くなってきました。足早に駅へ向かい、本日の宿を目指します。スーパーあずさに乗って甲府まで行き、そこから各停で石和温泉駅に着きました。既に辺りは真っ暗です。駅から5分ほど歩いて、本日の宿である華やぎの章 慶山に到着です。

部屋で少し寛いだあとは、さっそく温泉へ。特に味や匂いはありません。丸い鉢のような湯船に浸かったり、打たせ湯っぽいのを浴びたりしました。露天風呂は湯煙がすごくて、風向きによっては1メートル先も見えないような状況になり、これはこれで面白かったです。

温泉のあとは、夕食の時間。テレビつきの個室でいただきます。たくさんの小鉢でいろいろな味を楽しみつつ、甲州牛の鉄板焼きやほうとう、蟹釜飯などを堪能します。お酒は、甲州らしく赤ワインを1本頼みました。地酒も飲んでみたかったですが、自重しました。

部屋に戻ったあとは、満腹感とお酒の効果で、布団のなかにてゴロゴロ。23時ごろには、寝たような気がします。

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