2日目、起床して朝食をいただきます。ビュッフェ形式ではありません。焼き魚に湯豆腐、様々な小鉢など、朝からたらふく食べました。それからプランの特典であるスイーツをロビーにていただきます。選んだのは、フルーツタルト。甘味と酸味が良い感じで調和しています。ホテルをチェックアウトしたら、長良川沿いにあるバス停へ。晴れ渡っており、空も広くて気持ちいいですね。
やってきたバスに乗り、長良川を越えたあたりで下車します。鵜匠の像を眺めつつ向かった先は、金華山の麓にある岐阜公園。勇猛な織田信長像が迎えてくれます。園内は、青々とした緑と、それが作り出す日陰とのコントラストが素敵で、画になります。
さて、目的地は金華山の上にある岐阜城です。ロープウェイで登ることもできますが、せっかくなので歩いて登ることにしました。ルートは、馬の背登山道と瞑想の小怪がありましたが、前者で登ります。後者に比べて、急峻だけど掛かる時間は短いコースです。
実際に登ってみると、想像していたより急峻で息が上がります。加えて真夏なので汗がダラダラ。それでも何とかたどり着き、金華山の頂から、岐阜市街を見下ろすことが出来ました。しかし、汗まみれで気持ち悪くて、風で乾かそうとしますが、湿気が多いのかなかなか乾きません。諦めて岐阜城内の見学に行ったら、湿度調整しているのか、外よりもよく乾きました。
城内は、史料展示がなされており、様々な品物や織田信長坐像などがありました。あまり広くはないので、軽く見る分には10分程度だろうと思います。4階まで登ると楼上となり、岐阜の街を一望できます。遥か東には、名古屋のJRセントラルタワーズも見えます。他にも雄大な長良川の流れや、木々の生い茂る山々などを見下ろすことが出来て、気持ちが大きくなりますね。
それから城外を少し散策します。小さなお社に参拝したり、資料館を見学したりしました。難攻不落な要塞だけあって、城のある山頂にあまり広いスペースはありません。本丸井戸跡などを眺めつつ、ロープウェイ乗り場へ向かい、下山します。板垣退助像を眺めつつ、次の目的地へ。
古い雰囲気を漂わせる落ち着いた街中を歩きながら、伊奈波神社へ向かいます。しばらく歩くと、少し開けた場所に出ました。広場の奥に緩い上り坂の参道が見えます。手前には善光寺。青々としたモミジを傘にしながら、坂を登ります。楓稲荷や神滝を眺めつつ、本殿へお参り。
それからバスに乗って柳ケ瀬商店街へ。数年前に惜しまれつつも引退したやななへの感謝を表す垂れ幕が、掲げられています。途中デパートでご当地サイダーを探すも見つからず、向かった先は丸デブ総本店。地元で有名なラーメン店です。店内はほぼ満席で、相席での入店となりました。メニューはシンプルで、中華そばとワンタンのみ。今回は中華そばを選びました。名前の通り、ラーメンと言うよりはお蕎麦に近い感覚です。器もそれっぽいですしね。溢れんばかりの器ギリギリのスープが印象的でした。
その後は川原町を散策します。古風な街並みが良いですね。軒先の花木も良い雰囲気です。それほど広くはありませんが、ぶらっと散歩したくなる場所です。
そして、本日お世話になる十八楼へ。部屋で少しまったりしたら、温泉を味わいます。サウナはありませんが、露天風呂やかけ流しの風呂があります。褐色の湯は、見た目にも温泉の効能を感じさせてくれます。
温泉の後は、夕食。飛騨牛のしゃぶしゃぶや鮎の塩焼きなど、様々な料理を楽しみます。お酒は生ビールです。たくさん食べて、満腹になりました。
部屋から長良川と夕焼けの景色を眺めつつ、鵜飼い漁が始まるまでのんびりします。時間になったらロビーへ行き、お菓子とビールをいただきます。専用の通路っぽい場所を通って、船着き場へ。乗船したら、まず上流に進んで行きます。船に動力はないので、船頭さんがオールで漕いで進めます。出航した場所は浅場なので、水底にオールを付いて進めているように見えました。
途中、舞台の上で舞を披露する船が通るので、鑑賞します。ある程度進んで目的地に着いたら、そこでしばらく停泊します。他の船もどんどんやってきて、横並びになる形です。
時間になると、上流のほうから鵜匠の乗った船が、漁火を掲げて下ってきます。それらに並走する形で、我々の乗った船も進みます。遠くだと少し分かりにくいですが、縄に繋がれた鵜が魚を取りに潜ったりしている様子が見られます。
最後は、鵜が獲った魚を吐かせて回収するところを見学。これは船の並びによっては見られないので、運が良かったです。
その後は、部屋に戻ってまったり。出航前に貰ったビールは、結局満腹で飲めず終いなので、持って帰ります。それから程なくして就寝。