大分の旅~初日

初日、羽田空港で友人と待ち合わせて、JAL便にて大分空港に飛びました。大分空港からバスに乗って、別府駅前に到着です。荷物を置くため、まずはホテルへ向かいます。バスで来た道を逆戻り。実はひとつ手前の停留所で降りていたら、ホテルがすぐ近くでした。少しうろうろしてホテルに到着。今回お世話になるのは清海荘です。

荷物を預けたら、再び別府駅へ。ここで地獄めぐりツアーの切符を購入します。ツアーまで少し時間があるので、駅内のお店通りをうろうろ。それから、少し早いけどバス乗り場に行ったら、既にバスが来ていたので、乗車しました。

乗客はだいたい10人ほど。ガイドさんの説明とともに、バスは坂道を登っていきます。坂道の途中にある建屋から湯煙が昇る光景は、別府の豊富な湯量を感じさせます。すぐ近くに海が広がっているのも、また風流で良いですね。

程なくして、最初の地獄である海地獄に到着です。入ってすぐに見えるのは、日本庭園っぽいところで、池に睡蓮が浮かんでいます。子供が葉の上に乗れる大鬼蓮という睡蓮があるそうですが、時期が違うのか、そこまで大きいものは見かけませんでした。お土産屋さんを抜けて、いよいよ海地獄へ。岩に囲われたコバルトブルーの湯池があります。そこから煙が勢いよく上がったり、しばらくすると静かになったりします。その動静が生き物のようで、面白いです。

ちなみにこのツアー、基本的にガイドさんが説明をしてくれて、その後に少しの自由時間があるという形式です。なので、じっくりと見学したり、写真撮影したい人には不向きかもしれませんね。でも各地獄を効率よく巡ることができるのは、大きなメリットです。

続いて向かった先は、鬼石坊主地獄です。粘性の強い灰色の湯池で、気泡がぼこっと湧いてきます。そのときの泡の様子が、坊主頭のように見えます。しかし、写真に収めるには、なかなかタイミングが難しいですね。池は段々状になっており、その風景もなかなか好みでした。

続いては山地獄。こちらは池という池はなくて、山肌から湯煙が噴出しています。その名の通り、山地獄ですね。そんなに規模が大きいわけでもないので、見応えは他の地獄に比べて、少し劣ってしまいます。そのあたりを汲んでいるのか、小さな動物園や植物園が併設されています。孔雀やフラミンゴ、カピバラにカバなどがいました。植物園にはたくさんのサボテンがありました。山地獄の温泉熱を活用しているのでしょうね。

次はかまど地獄です。入口で鬼が乗ったかまどの模型が出迎えてくれます。中に入ると、一丁目から六丁目まで、さまざまな湯池があります。色も茶色だったり、青色だったりと、いろいろ。ここで見た抜けるような青色の湯池が、今回の地獄めぐりの中で、一番きれいに感じました。ちなみに、かまど地獄では、ちょっとしたアトラクションもあります。係員の人が煙草の煙を湯池に向かって吹きかけると、何もなかったところから、その煙が一気にぶわ~っと広がるのです。場合によっては、一面真っ白になってしまうほどです。

続いては鬼山地獄です。いるのは鬼ではなくて、ワニです。入口付近にある湯池が98度という熱さで、横を通るだけでも、なかなか熱いです。そこを抜けると、待っていたのはワニの大群。しかし、どのワニものんびりと日向ぼっこしていて、あまり迫力はありません。パンフレットにあったような豪快な画を見るには、餌やりの時間帯を狙わないとダメですね。

次は白池地獄です。手入れされた日本庭園のなかに、白い大きな池があり、時折濃い湯煙を立てています。その周辺には、熱帯魚を観察できるエリアがあります。ピラルクーなど、アマゾンの大型魚を見られます。

白池地獄の見学を終えてバスへ戻る途中、売店で温泉たまごを買い食い。お昼を食べておらず、お腹が空いていたので、ちょうど良い間食になりました。

次の地獄は、血の池地獄です。思ったほど赤くないですね。ここは低い湯気がずっと立ち上っている感じです。各地獄湯気にもそれぞれ特徴があって、面白いですね。足湯コーナーもあるので、浸かってみました。

最後は龍巻地獄です。龍巻の正体は、間欠泉。着いた頃には、もうじき噴き出すところだったので、たくさんの見学者が段々の席に座っていました。それに倣って、噴出のときを待ちます。数分後、そろそろ出るはずなのに出なくて、司会の方が慌て始めたところで、どわっと噴き出しました。本当は15メートルくらいまで噴き上がるそうですが、現在は蓋がしてあるので、そこまで高くあがるところは、見られません。でも、勢いよく噴き上がった湯と、そこから巻き起こる湯煙は、見ていて楽しいですね。

こうして地獄めぐりは終了です。別府駅に戻ったあとは、街をぶらぶら。基本的にのんびり旅行であり、予定もないので、カラオケに行くことにしました。すぐには入れなかったので、時間潰しに再び街を散策します。途中で見つけた駐車場の隅にある小さなお店で売っていた洋梨ソフトクリームが気になったので、注文。ソフトクリームに、洋梨のジェルを掛けるスタイルでした。この洋梨のジェルが程よい甘さで、ソフトクリームに合いました。

それから、2時間ほどカラオケで歌います。お昼を食べていないので、何か食べたい気持ちになりますが、微妙な時間帯なので、ぐっち我慢です。

さて、お待ちかねの夕食。ろばた仁に向かうも、予約なしでは入れませんでした。というわけで、ぶらぶらと歩いてお店探し。何軒か候補を挙げて、決めたのは路地に入ったところにある弐の倉庫DEN。お造りやとり天など、様々な料理を満喫。お酒も軽く焼酎を一杯飲みました。知心剣だったかな、銘柄は忘れてしまいました。

腹八分のところで店を出て、近くの蕎麦屋にはちへ入ります。ここで締めの蕎麦をいただきました。

満腹になったところで、ホテルへ戻ります。別府は東京より西にあるので、同じ時間でも日が落ちるのが遅いんですよね。まだほんのり明るいです。ちなみにこの通りをもうひとつ横に入ると、風俗街になります。通り1本違うだけで、雰囲気が変わるので、面白いです。

ホテルに戻ったあとは、温泉です。お風呂は最上階にある展望風呂です。まあ、夜なのであまり景色は見えないのですけど。お湯は海に近いだけあって、薄い塩味。今日の旅路の疲れを癒します。生き返りますなあ。

温泉から上がったら、部屋に敷かれた布団に入ります。友人がテレビを見ている中、自分は半分就寝モード。結局22時すぎに寝ました。

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