具志頭ボルダーで登ってみました

2018年12月01日、FOPを溜めるために沖縄に行ったので、具志頭ボルダーへ行ってみました。那覇バスターミナルから50番の路線に乗って、具志頭停留所で下車。およそ40分です。そこから15分ほど歩いて、具志頭ボルダ―に着きました。

さて、さっそく登りたいところなのですが、なんとトポを忘れてしまいました!仕方ないので、ネット検索して、何とかそれっぽい情報を探り当てて、岩を探します。しかし、どうにも実際の岩の配置と合わない部分もあって、いまいち当てになりません。適当に当てをつけて登ったのですが、帰宅後に調べたところ、掲載課題とは全然違うルートばかり登っていました。ただし、掲載課題は自分にとって難易度が高いものが多いので、登れそうなルートを自分で探した今回のやり方が、結果的に合っていたかもしれません。

 

具志頭ボルダ―の岩質は、琉球石灰岩です。珊瑚が岩になったもので、鋭利な部分が多く、手に与えるダメージが大きいです。そのためテーピングは必須と言われており、自分も那覇のダイコクドラッグであらかじめ購入しておきました。普段テーピングをしたことがないので、かなり汚い巻き方になってしまいました。結果、すぐにどんどん剥がれていくのですが。あと、岩質の特徴なのでしょうか、ガバやポケットがたくさんあり、とにかくホールドは持ちやすかったです。

とりあえずウォームアップとして、ゆんたく岩を適当に登ってみます。わりとガバガバなので持ちづらさはないのですが、やっぱり痛いですね。体重を思いきり掛けるのが躊躇われます。ゆんたく岩の下側は大半が反っているので、なかなか厳しいです。

別の岩を求めて、奥の方へ移動します。ボルダリングに来ている人たちは4, 5グループくらいいたかと思います。混み合うこともなく、のんびりとした雰囲気。

前述の通りトポを忘れたので、いまいち岩の判別が怪しかったのですが、チョックストーン岩はとても分かりやすいので、助かりました。ここを起点に、他の岩もだいたい判別できました。

 

次に登ったのは、多和田岩のぜんざい岩と隣接している部分。ぜんざい岩のてっぺんまで登りました。かなり簡単なルートで10級くらいでしょう。後でトポを見たら、特に記載はありませんでした。しかし、簡単な課題とは言え、落ちる恐怖を戦いつつ登った先で見えた景色は、感動がありますね。ほんの数メートル目線が高くなっただけですが、爽快感があります。岩の上から海を望みつつ、波音を聴けるのは、具志頭ボルダ―ならでは。とても心地よいです。

 

その後は、多和田岩の隣にあった、名称不明の岩2個にトライ。筋力不足で、下部の反り部分で、なかなか身体を持ち上げられません。もう1個の岩は、下部がやけにツルツルしていて摩擦が効かず、登りづらかったです。結局あまり頑張らずにスルー。

ちなみに具志頭ボルダ―は海岸で、砂地の部分も多いです。なので、着地の際に足を痛めにくくて良いですね。ジムのマットのような感覚で飛び降りるわけにはいきませんが、多少高いところから飛び降りても、岩場より足にくるダメージが小さくて助かります。

 

最後に挑戦したのは、奥の大岩。もはやボルダリングと呼んでいいのか怪しいくらいにガバガバ(と言うかほぼ地面)ですが、水上トラバースを楽しめます。高さはそこそこあって、且つ落ちたらずぶ濡れという緊張感が核心かもしれません。あとは、シューズを履き替えるところですかね。スタート地点は潮だまりを跨いだ、鋭利な岩場ばかりの場所なので。

一応この後、先の名称不明岩へリトライを試みましたが、あまり頑張らずに退散。

こうして具志頭ボルダーを満喫しました。トポを忘れたこともあって、トポには乗っていない超簡単課題を、勝手に作って楽しんだ格好になりました。ただ、こうした楽しみ方もありなんだと気づけたのは良かったですね。自分みたいに大して強くない人でも、外岩を楽しめるんだと思いました。必要以上に既存課題にこだわることはないのです。また、天気もちょうど良かったです。曇ったり晴れたりの空模様でしたが、たぶん晴れっぱなしだと少し暑かったかもしれません。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

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