2007年11月23日~24日にかけて、高校時代の友人と東北旅行に出かけてきました。元々は山陰を旅行する予定でしたが、宿の確保ができずに、流れました。そこで、輪行用に別途温めていた旅行をベースに、東北旅行を組み立てたしだいです。
朝8時8分東京発のやまびこで郡山まで移動します。それから、磐越西線にて会津若松まで行き、乗り換えて喜多方へ。もちろん喜多方へ来た目的はラーメンです。最初に向かったのは、あべ食堂。友人がネットで調べてくれたお薦め店です。ちょうどタイミング良く、並ばずに入ることができました。頼んだのはチャーシュー麺。スープが香ばしく、美味しかったです。最初の一口は少し甘みを感じました。それから徐々にしょっぱさが広がる感じです。最初は少し濃いかなあ、と思ったのですが、少し食べ進めるとちょうど良くなりました。うちらが食べ終わる頃には、店の外に行列が。
で、せっかく喜多方に来たのだから、1軒で終えるなんてもったいないです。そこで、いざ2軒目へ。しかし、お薦め店はどこも行列。並ぶと、後の予定を押してしまうので、別の店をフィーリングでチョイスしました。というわけで、2軒目は大通り沿いにある大安食堂。味は普通でした。うーん、悪くはないのですが、先に食べた店ほどのインパクトはなかったですね。また、ラーメン以外に、ちょこっと蔵を眺めたりもしました。
それから、電車で会津若松に向かう予定ですが、逃してしまい、次は2時間後という事態に。タクシーかなあ、と思ったら、バス停を発見。ちょうど10分後くらいに来るバスがあり、1時間ほどかかりますが、駅で2時間待ちより良いので、乗りました。
そして、15時すぎに会津若松駅に到着。鶴ヶ城まで結構距離があるので、市内巡回バスで向かいます。停留所で降りて、城へ向かう途中、あんこの天ぷらを買ってみました。不思議な組み合わせですが、意外と合います。それから城内へ。紅葉は期待したほどではありませんでしたが、ところどころ真っ赤なモミジが見られました。そして、閉門する前に、天守閣へ入ります。様々な資料展示を見ながら、古の時代に思いを馳せます。そして天守閣からの眺め。日が暮れた会津若松の街並みが広がります。城から夜景を見下ろしたのは、初めてかも。
さて、あっという間に真っ暗になり、人が全然いなくなりました。帰りのバスが良く分からないので、駅まで歩いてみました。2kmくらいありますが、道は単純です。駅に着いたあとは、近くにあった日帰り温泉施設に寄るか迷いましたが、時間を考え、郡山まで戻ることにしました。
郡山に着いたあとは、「旬膳くしぜん」にて夕食。地産地消という謳い文句があったので、福島のものを食べられたと思います。基本的には居酒屋メニューですね。地酒笹の川も呑めたので満足です。しかし、郡山は、普通の飲食店と風俗街が渾然一体となっているんですね。今回のお店を探すとき、歩きづらくて困りました^-^;
宿は、福島セントラルホテル。駅から少し離れていますが、リーズナブルなお値段です。部屋にはヒーターがあり、さすがに夜は冷えますね。お酒の効力は、長く持たなかったです^-^;
翌朝、ホテル内のレストランで朝食。ご飯は、1杯お代わりしました。この日はわんこそばが控えているので、抑えようかと思ったのですが、いつもの流れでついつい。
新幹線の出発まであまり時間がなかったので、ホテルから郡山駅まで全力疾走です。今回の旅で一番体力を使ったところかもしれません。8時23分発のやまびこに乗り、北上まで行きます。そこから東北本線に乗り換え、花巻に到着しました。花巻に到着後は、バスで花巻温泉へ。青葉荘にて日帰り入浴を楽しみました。お湯の温度は高めでしたが、体が温まってよいです。入浴後は、肌がすべすべになりました。
再びバスで花巻駅に戻り、次に向かった先は、わんこそばの老舗やぶ屋です。岩手まで北上した一番の目的は、このわんこそばだったりします。そこそこ待ったあと、他のお客さんたちと一緒にわんこそばスタートです。最初はスイスイと進み、そばだけを啜っていきます。しかし、2分くらい経つと、徐々にペースが落ちてきます。そばだけだと飽きてくるので、薬味などに箸を伸ばして、舌を楽しませます。5分くらい経つと、ダウン寸前。もうどこで止めるかの精神戦ですね。うちは、これ以上食べたら戻してしまうと体が訴えたところで、止めました。結果は79杯。あと1杯いっておけば、80台だったとは。とはいえ、食べ終えたあとは暫く喋れなかったので、あれ以上は無理だったでしょう。
その後は、東北本線で平泉へ行きました。わんこそばの疲労と、昨晩の酒による二日酔いで、車内ではグロッキー状態でした。平泉到着後は、中尊寺へ向かうのですが、ちょうどタクシーが掃けてしまったので、歩いていくことにしました。金色堂の拝観時間が迫っているので、小走りでいきました。参道の急勾配は、結構疲れます。この時間だと、帰る人のほうが圧倒的に多いですね。境内に入った後は、本堂、宝物館、金色堂と回りました。宝物館の仏様を見ていると、心安らぎますなあ…。そして金色堂は圧巻です。煌びやかな輝きに対して、その細工から感じられる安らぎの組合せが、不思議な感じを生み出しています。ちょうどうちらが見終えたころに、テレビクルーらしき人たちが入ってきました。
そして帰る頃には、辺りは真っ暗です。参道には明かりがないので、結構危険でした。その後は東北本線で一ノ関まで行き、新幹線に乗り換えます。ここの乗り換えの効率が悪くて、危うく乗りそびれるところでした。何はともあれ、無事新幹線に乗り込み、仙台へ。
この旅の締めくくりは、牛タンを食べることです。仙台市営地下鉄で勾当台まで移動し、目指すは味太助。途中、分店の本店があったりして、ややこしかったのですが、無事発見しました。数組並んでいましたが、回転が良いので、さほど待たずに入れました。頼んだのはB定食。歯ごたえがあり、美味しかったです。本当はごはんをもう1杯食べたいところでしたが、昼のわんこそばがあったので、抑えておきました。
その後は、仙台駅でお土産を買い、新幹線にて帰途へ。ちょうど早い時間に来るのが、全席指定のはやてだったので、思いきってグリーン車にしてみました。初めてのグリーン車かもしれません。ゆったりとしたスペース、飲み物のサービスなど、これがグリーン車か、といった感じです。でもプラス4000円は、そうそう乗れませんね^-^;
というわけで、今回の旅は終了です。見たいもの、食べたいものは全てクリアできたので、満足の旅行でした。これで東北未踏の地は、秋田を残すのみとなりました。