黒斑山登山

2024年1月5日、関東百名山である黒斑山を登山してきました。日本百名山である浅間山の外輪山であり、この時期は雪を纏った浅間山、いわゆるガトーショコラを望むことができます。あまり雪が積もると茶色い部分が見えなくなってしまいますが、暖冬の影響もあってか、まだ大丈夫でした。

北陸新幹線あさまに乗って佐久平駅まで向かいます。自宅で朝食は取っていますが、登山前にお腹が空きそうなので、サンドイッチを買って車内で食べました。

佐久平駅に着いたら、北斗の拳のジャギ胸像を見つつ、JRバスで登山口のある高峰高原ホテル前まで移動します。年始とはいえ平日のためか、乗客は少なかったです。山行の人は自分以外には一人でした。

登山口に到着後は、ビジターセンターが開いていたので、協力金を支払ってトイレを借ります。それからベンチに腰かけて準備を済ませます。冬用のウェアは持っていないので、ダウンジャケットとダウンパンツで代用します。行動中のウェアとしては微妙ですが、手持ちの他のウェアだと防寒が耐えられない気がするので。そして登山口から雪が十分なので、12本爪アイゼンを装着します。初アイゼンとなります。一応着け方は理解したつもりでしたが、手順が不安になったのでネットで調べて装着しました。積雪量としてはチェーンスパイクでも足りそうであり、実際チェーンスパイク利用の山行者の方が多かったですが、今回はアイゼンの初使用が目的のひとつです。

さっそく登山開始です。もともと表コースから登ることを想定していましたが、なぜか中道コースの方に入ってしまいました。しかも下山時に合流点へ来るまでそのことに気づいていない勘違いっぷり。展望があると聞いていたのに展望がないなあ、と思っていましたが、展望がない方のコースを歩いていたから当たり前でした。

天気は快晴で、青空と真っ白な雪のコントラストが美しいです。日向は樹上の雪は概ね融けていますが、日陰は雪が積もっています。同じ雪景色でも日陰はほのかに青味がかっており、凛とした雰囲気を感じます。

一部雪が浅いところがあるので、アイゼンの刃が当たって歩きにくい時もありますが、概ね雪にしっかり食い込んで、安心して登ることができます。歩行時のバランスの取り方にまだ多少の違和感がありますが、この辺は慣れでしょうね。足元の重さと安定感はトレードオフ気味です。

やがて中道コースと表コースの合流点に出合います。ここから外輪山の稜線上となり、正面右手にガトーショコラと称される冠雪した浅間山の姿が見えてきました。しばらく登ると、トーミの頭に到着です。常にガトーショコラを望みながら登っていくと少し登りづらいので、一旦左手に回ってから登る方が楽です。

良い景色ですが先の行程があるので、早々に進みます。一旦少し下って、その後少し登っていく形になります。木々の中を歩きますが、右手に浅間山が見えるタイミングが多いです。見える角度が多少変わるだけですが、あまりに見応えがあるので、同じような写真をつい何度も撮ってしまいます。活火山なので、左側の噴火口から噴煙が時折上がっています。途中分岐路があるので、右に進むと展望を得ることができます。

トーミの頭から20分ほど歩いて、黒斑山山頂に着きました。浅間山方向に展望が開けていますが、その他の方面は木々に囲われています。時間的にもう少し先へ行けそうでしたので、休憩もそこそこに蛇骨岳を目指します。

黒斑山から下っていく道は、若干これまでの道より雪深い様子です。下り終えると、しばらく平坦な道を歩きます。途中で視界が開けて、右手に浅間山を望みながら歩ける区間が続きます。最後にひと登りすると蛇骨岳に到着です。

ここは風が抜ける場所みたいで、急に強風となります。この日は比較的暖かかったのですが、一気に体感温度が下がります。もともとこちらで昼休憩を取るつもりでしたが、とてもそんな状況ではないので、一通り写真を撮って、遠くの北アルプスの冠雪を望んだら、早々に折り返します。

そして浅間山を望める登山道の脇にスペースを見つけて、そこで昼休憩としました。山専用ボトルのお湯をチタンマグカップに注いでカフェオレを作ります。そしてガトーショコラな浅間山を望みながら、ガトーショコラをいただきました。

それから黒斑山、トーミの頭と戻っていき、途中融雪して地面が露出した区間も通りつつ、中道コースと表コースの分岐点まで来ました。どちらから下るか迷いましたが、せっかくなので往路とは変えて表コースを選びました。

中道コースは上り一本調子だったのに対し、表コースはアップダウンを幾つか含むので、その分時間が掛かります。ただし展望は表コースの方が確実に良いです。槍ヶ鞘で浅間山を見渡したら、その後は一旦樹林帯に入ります。噴火時のシェルターの横を通りつつ、下っていきます。やがて正面にはスキー場のコースが見えてきます。

しばらく下り続けていくと、再び上りに転じます。もう少しで終わりかと思っていたら、最後に車坂山を登らなくてはいけません。ひと踏ん張りで登っていきますが、山頂には特に何もありません。この辺は笹が多いので、うっかり足を踏み入れると想像以上に深かったりするので、要注意です。その後は下り続けると、そのまま登山口に到着して、下山完了です。

蛇骨岳まで足を伸ばしたことから結構時間を要してしまい、バスの出発時刻まであまり余裕がありません。しかし温泉には浸かっておきたいと思い、高峰高原ホテルにて日帰り入浴しました。本来は1時間くらいかけてゆったりしたかったのですが、サクッと10分で入りました。

その後はJRバスで佐久平駅まで戻り、北陸新幹線で帰途に着きました。ちょうど良い電車の指定席は満席になってしまったので、グリーン車としました。昼食をまともに食べていないので、峠の釜めしを車内でいただきます。スナック菓子の信州限定じゃがですよ!も買いました。

本山行は、初めての本格的な雪山となりました。雪山に向けた装備を一気に揃えるのは大変なので、今回はまず冬用登山靴とアイゼンという足元を用意しました。それと中綿入りのウインターグローブも初使用です。手持ちのグローブはかなり薄手で、さすがに雪山には耐えられないので、新しく購入しました。ウェアは3シーズンで使っているダウンジャケット等で代用です。これから徐々に揃えていきたいと思います。

ちなみに山専用ボトルのお湯は、さすがに翌日には完全に水になっていました。無雪期の登山時には、翌日でもぬるま湯程度の温かさはありましたが、雪山だと冷えるのも早いようです。何となく絵面のためにボトルを雪の中に突き刺したりしましたが、あれは良くなかったですね。

あと、原因がよく分かっていませんが、左足薬指の甲と右足中指の甲を思いきり擦ってしまい、完治まで1週間ほど掛かりました。血が滲むほどにダメージを負っており、冬靴の重さと硬さが原因かと考えています。とは言え、サイズは店員とも確認しながら決めており、足のサイズ+1cm程度なので特に問題はないはずです。原因ははっきりしないので対策が難しいですが、とりあえず靴下をもう少し厚手にしてみることと、靴紐の締め方や歩き方などを変えつつ原因を探っていく、というアプローチを取りたいと思います。

その他の反省点としては、アイゼンの刃でダウンパンツを引っ搔いてしまったことです。最初は全然気づかず、どこか木の枝なりに引っ掛けてダウンパンツが破けたのかなあ、と思っていましたが、アイゼンの刃が当たっていたことが原因でした。普通に歩いているだけでも当たってしまいがちですので、ゲイターを用いてウェアの保護が必要だと痛感しました。

今回の山行データは以下の通りです。慣れない雪山歩きのためか、山行後は思った以上に疲れが残りました。

距離8.91km
歩行時間4:54:52
経過時間5:21:12
高度上昇640m
平均心拍数98bpm

車坂峠登山口から入り、中道コース経由でトーミの頭、黒斑山と歩き、蛇骨岳まで足を伸ばしました。帰りは同じルートで途中まで戻り、表コース側を通って帰りました。本来は時間が掛かる表コースを先に登った方が良いと思います。自分は逆にした結果、想定より下山時間が遅くなりました。地図の線の長さだけ見ると中道コースの方が長く見えますが、高度グラフを見ると後半の表コースの方が凸凹しています。

記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする