道は開ける

「道は開ける」(D・カーネギー)を読了しました。もともとこの本は、うちが就職した際に、父から贈られたものです。ただ、元来活字本が好きではなかったので、ずっと読まずに放置してきました。そこへ、ここ最近の個人的なプチ読書ブームに乗り、ようやく読む運びとなりました。

内容は、悩みに対してどう対処するか、というテーマに対して、様々な観点から処方箋が書かれています。悩みというものは、多くの場合堂々巡りで、時間を無駄に消費します。出来れば避けたいものです。そのための方法として、本書のなかで上げていた内容から、特に気になったものをピックアップします。

  • 過去と未来には鉄壁を設けて、今日のことだけを悩め。過去のことをくよくよと振り返らず、また未来のことをあれこれ心配しないようにするということ。過去も未来も、今日にはどうしようもないので、結局考えがぐるぐる回ってしまい、時間を浪費しちゃいます。
  • 悩みを冷静に見つめれば、それは大したことじゃない。実際に、あれこれ悩んでいたことを、一週間後に振り返ると、実に下らないなあ、ということが多々あります。
  • 同様に、未来について悩んでいることの大概は発生しない。これも確かにそうだなあ、と思いました。様々な状況を想定してたくさんの悩みを抱えがちですが、実際には思いの外ことは順調に運び、何とかなってしまうものです。

中高学生時代は、運動が苦手だったり、対人関係だったり、悩みの種は尽きなかったです。それに比べて、今ではあまり悩むようなことはありません。しかし、ちょっとした失敗をくよくよ振り返ってしまったり、少し面倒な作業を不安に思ったりして、小一時間程度をモヤモヤと過ごしてしまうことは、たまにあります。

そこで、今日は今日のことだけを悩むように、心がけています。過去のことはどうにもならないし、また未来のことも大概は発生しえないし、今日は今日に集中してこそ、充実した生き方ができるはずです。実際、今日という日に限定すれば、悩むべきことなんてほとんどないんですよね。

ただ、これは普段からの考え方を変えていく必要があるので、時折この本に目を通して、振り返ることが大切かと思います。悩みのない生き方は、本当に豊かな生き方だと思うので、そうありたいですね。

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