今話題の本ですね。何か自己啓発的に読みたいと思っていたので、電車に乗る前に、駅構内の書店で買いました。
内容は、物語形式なので、かなりスイスイと読み進めることができます。伏線が何か所かに張られていているのもいいですね。電車内の往復3時間程度で読み終えました。2枚ほどラノベ風の挿絵が入っているので、電車内で読んでいると、ちょっとどきっとします(苦笑)
肝心のマネジメントに関する内容ですが、大きく章立てされており、その中で「マネジメント」からの引用文を適宜物語に乗せて、解説していく形式です。組織とそれを構成するメンバを最大限に活かすためには、どういうことを考えればよいか、組織経営のお話が書かれています。
- 顧客のための組織であること
- メンバの強みを生かして、成果を上げさせること
- メンバのことを良く知ること。仕事に対する考え方や動機など
- 働きがいとは、生産性のある仕事をさせ、それに対するフィードバックを与え、その結果をもとに継続学習をしていくこと
- 組織に貢献させて、メンバの自己実現をさせること
- マネージャの必要資質は、真摯さ
自分が組織でマネジメントする立場でなくとも、自分はなぜ組織で働いているのか、働きがいを得るためにはどうすれば良いのか、といった自身の再確認にもなるかと思います。長年組織に属していると、いろいろ惰性になりがちですが、上記のリストに書かれたような当たり前のことを、意識してみることで、何か発見が出来そうな気がします。
特に、働きがいを得るためには、どうあるべきかを真剣に考えたいですね。仕事をするうえで、モチベーションの高さは、重要かと思います。今やっている仕事は、チーム全体として士気が低いので、強くそう感じました。