システム監査技術者~午後自己採点(その5)

【午後1】

システム監査技術者試験の午後1について、自己採点をしました。利用したのは、TACiTECで公開している解答例です。両者でだいぶ異なっている箇所もあり、相変わらず解答に幅がある試験だなあ、と思います。

午後1突破は、かなり厳しそうな結果となりました。着眼点が微妙にずれている箇所が多かったですね。初めて受ける区分で、3年分の問題を1周だけでは、演習不足だったのだと思います。

【午後2】

続いて午後2の論文骨子再現です。

設問ア

システム開発の体制と開発手法

  • ストレージのファームウェア開発
  • ウォーターフォール型開発
  • 設計以降を外部に準委任契約

要求定義の役割分担

  • 全社戦略担当、営業部門、開発部門が参加する全体会議体
  • 役員も参加するこの会議で、要求定義書を承認する

設問イ

想定されるトラブル

  • 顧客要求機能が組み込まれず、売れない
  • 設計時点で大幅な変更が入り、納期遅延する

その原因

  • 顧客の商品スケジュールにマッチしなくなり、競合他社に奪われる

設問ウ

  • 企画:ニーズを拾えているか
  • 体制:企画に沿った体制か
  • 要件定義:要件定義方法は適切か
  • 設計:要件を漏れなく設計しているか
  • テスト:要件を全てテストしているか

半月しか経っていないのに、骨子もよく思い出せないほど、整理できた内容が書けませんでした。いつも論文ネタに使う旅行商品販売システムではなく、実務に近い組込み系のネタを採用してしまったことが、災いした面もありそうです。実務系のほうが細かいネタは出てきやすいのですが、如何せん受託システム開発とは全然違うので、どうも全体の流れを作りにくい気がしました。

ちなみに、今回選択した問題は問2ですが、問われている内容を掴み切れなかった感もあります。設問イでトラブルとその原因について書けとありますが、原因ってどこまでを問われているのだろう、と悩んでしまいました。要件定義の問題が原因で生じたトラブルを挙げるのだから、その中に自ずと原因も含まれる気がして……。要件定義の問題の原因を書けば良かったのでしょうか。

また、システム監査の試験でしたが、監査の知識以前に、被監査対象の知識が不十分だと痛感しました。知っている分野が出ればいいのですが、どれも自信を持てない分野だと、八方塞です。

普段の試験勉強は、ある程度基礎が整ってきたら、それを磨いていく勉強が楽しみになるのですが、今回はその域にまで到達しませんでした。まともな論文演習が試験1週間前ですしね。なかなか腰が上がらず、午後2の学習が著しく足りなかった点を、反省しています。

【全体】

午後試験の自己採点結果を見る限り、今回の合格の可能性は限りなくゼロに近いですね。午後1の採点結果を見て、どの程度解答の幅が許容されるのか、確認したいです。出来れば、午後2まで採点してもらえると、嬉しいなあ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする