2022年06月08日、鎌倉と江の島で紫陽花観賞を楽しんできました。毎年6月上旬、週末の混雑を避けて平日に鎌倉へ紫陽花を見に行くのが恒例になっています。今年は長谷寺周辺と江の島を巡ってきました。既に梅雨入りしていますが、前日の天気が晴れ予報になってドキドキ。普段なら嬉しい晴れですが、紫陽花撮影は曇りや雨の方が映えるんですよね。この日は雨予報でしたが、結果として概ね曇りでした。江の島の終盤で晴れてきたので、ぎりぎりセーフです。
6時40分すぎに家を出発して、7時50分ごろ長谷駅に着きました。鎌倉付近でちょうど通学の時間帯と重なったため、そこそこ混んでいました。そして長谷駅の構内の踏切には、歩行者向け信号が新設されていました。駅から長谷寺まで歩いて移動し、8時の開門の少し前に到着したので、列に並んで待機します。
開門したら、さっそく境内を散策。山門そばの妙智池や他の池に浮かぶ花菖蒲や、参道沿いの紫陽花の鉢植えを楽しみます。
それから階段を上り、苔の上に佇む良縁地蔵を撮影。地蔵堂の前を通ってさらに上へ登ります。
長谷寺は紫陽花の時期にそこそこの頻度で訪れていますが、花の方に目が行ってしまい、観音堂にはなかなか寄っていないですね。次回訪れたときには久しぶりに寄ってみようかな。東屋では様々な品種の紫陽花の鉢植えが寄せられていました。釈迦像の周りにも多くの紫陽花があり、目を楽しませてくれます。
さて、ちょうどこの日からあじさい路が有料になりましたので、券を購入して散策します。平日の早朝なのでわりと空いています。地植えの紫陽花は五分咲きなので、広く映すと隙間が目立つところもありますが、構図や画角を工夫すれば十分に満開感を楽しめます。様々な品種や色の紫陽花が植えられており、カメラのシャッターをどんどん切ってしまいます。
高台にあるので鎌倉の街並みと紫陽花を一緒に映せるのですが、前述の通り五分咲きなので、引きで撮ると紫陽花の方が少し寂しくなってしまいます。来年は満開の時期を狙ってきてみるのもいいかもしれません。一方で近接撮影なら、全く問題ありません。雨露を纏った紫陽花をきれいに撮れました。
あじさい路の散策を終えたら、経蔵の前に咲いている紫陽花を竹林背景にして撮影しました。竹林と紫陽花のツーショットはこの組み合わせが一番きれいに撮れると思います。紫陽花を背景に竹林を撮るパターンもありかと思いますが。
それから階段を下りて境内の散策を続けます。山門に向かって右手のエリアでは、紫陽花の花手水を楽しめました。奥には紫陽花と良縁地蔵の組み合わせも見られます。境内を通して、毎年微妙に異なる見せ方をしてくれているので、そうした変化に気づくことが楽しいです。紫陽花以外にもカイウなど、様々な花を楽しめました。
長谷寺のあとは光則寺を拝観します。鉢植えで全国各地のヤマアジサイを楽しめます。花弁の形や葉っぱの模様など様々なものがあります。たくさんの紫陽花の中からお気に入りの品種を見つけるのも楽しいです。
紫陽花以外には花菖蒲もきれいでした。2箇所ほど花菖蒲畑があります。紫陽花や花菖蒲など青色が目立つこの時期ですが、橙色の山吹もきれいに咲いていました。
続いて向かった先は収玄寺。境内はそれほど広くありませんが、たくさんの紫陽花を楽しめるので、お気に入りの場所です。そのわりに人は少ないので、個人的に穴場スポットです。様々な色合いの紫陽花やカシワバアジサイなどを楽しみます。山吹と紫陽花の組み合わせもきれいでした。
この後は、江ノ電に乗って江の島駅まで移動します。そこから江の島まで歩きます。弁天橋の先に見える江の島の景色が懐かしいです。恐らく11年ぶりです。お目当ては紫陽花なので、スポットを巡ります。
最初のスポットは、青銅の鳥居をくぐり、仲見世を上って、西浦漁港へ向かう路地にあります。路地を背景に撮っても雰囲気がありますし、海を背景に撮っても清涼感があって良いです。一面の紫陽花というわけではないので、江の島らしさを背景にした写真が撮れると良いと思いました。
それから仲見世をさらに上り、大鳥居に着きました。瑞心門の手前に数株紫陽花が咲いている箇所がありますので、一緒に撮影しました。
階段を上って瑞心門を抜けて、辺津宮で参拝します。それから八坂神社前を通り中津宮広場へ向かいます。
中津宮広場は紫陽花スポットですが、時期がベストではなかったのか、少し寂しい感じです。数箇所に紫陽花エリアが点在しています。眼下には葉山マリーナを望むことが出来、多くの船が停泊していました。
その後はぐるっと回って大鳥居まで下りてきます。それから下道方面へ歩きます。ちょくちょく紫陽花は見かけますが、やはり時期が少し違うのかな、という感じですね。一番手前にある紫陽花を、橋と一緒に収めてみました。なかなか両者を良いバランスに出来なくて苦戦しました。
江の島の紫陽花巡りは初めてでしたが、紫陽花が主役というよりは、江の島と紫陽花を合わせて楽しむのが良いと感じました。もちろん全ての紫陽花スポットを巡ったわけではないので、奥の方には圧巻の光景が待っているのかもしれません。時期による可能性もあります。
ひとしきり満足したので、仲見世を下ります。海を望みながら通る仲見世はとても気持ちいいです。
昼食は前回と同じく、入口付近にある貝作にていただきます。注文したのは弁天御膳。てんぷらとお造りの両方を味わいたかったからです。そして貝を食べたかったので、焼きはまぐりと江の島ビールを頼みました。江の島ビールは柑橘系が強く香る爽やかなビールです。はまぐりは肉厚で美味しく、ビールが進みますね。午後から仕事なのでノンアルコールにすべきか迷いましたが、2時間ほど間が空くので、アルコールが抜けると判断しました。
江の島まで来たので、帰りは藤沢経由で帰りました。これにて今回の紫陽花巡りは終了です。午後から仕事にしてしまったので、若干駆け足になりましたが、早起きのおかげで色々と巡ることができました。
記事に載せきれなかった写真は、こちらをご覧ください。