
2025年02月26日、年休消化で平日休みを取ったので、ガーラ湯沢スキー場で滑ってきました。スキー道具を携行することから平日朝の通勤ラッシュが気掛かりで、ある程度空いていそうな6時20分台出発の電車に乗りましたが、それでもそこそこ人がいますね。さらに1本後だと大変なことになっていそうです。そういう事情で早く出たので東京駅では1時間ほど待ちました。そして平日なのに上越新幹線もなかなか混んでいます。大学生の冬休み効果でしょうか。直前に決めたこともあり、指定席は取れなかったので久しぶりの自由席です。通路にも人が溢れる混雑ぶりでした。始発乗車で良かったです。車内ではひれかつサンドを朝食にいただきました。
ガーラ湯沢駅に着いたらQRコードでリフト券を発券します。しかしここで残念なお知らせ。楽しみにしていた南エリアは大雪の影響でクローズでした。ガーラ湯沢スキー場はシーズン始めか終わりに来ることが多く、シーズン真っ最中の今回なら初めて南エリアを滑れると期待していたけれど叶いませんでした。リフト券を発券後は、ロッカー利用券を購入してスキーの準備を済ませます。レンタル道具がないので、ゴンドラが混み始める前に乗ることが出来ました。

中央エリアはリフトが混むかなと思って、早々に北エリアへ移動します。普段は中央エリアを軽く滑ってから北エリアへ移動するのですが、中級コースのジジも大会でしばらく使えなさそうだし、いいかな、と判断しました。

北エリアはブロードウェイやジョアンナBを軽く滑った後、下山コースであるファルコンに挑みます。このコースを滑るのは初めてです。ゴンドラから見た時はわりと幅が狭くて急な印象を受けましたので、心して臨みます。

最初は細い蛇行コースですが、途中で幅が広い区間が現れます。全長2.5kmのロングコースなので、区間ごとにコースの特徴が若干変わります。半分ほど進むと一気に前方の視界が開けて爽快です。ある程度勾配があって高度感もあるので、中級コースを普通に滑れるレベルの方が安心ですね。先のジョアンナBコースを普通に滑れれば大丈夫かと思います。

3分の2を過ぎたあたりで急カーブが続く区間となり、コース幅も狭くなるのでドリフトを決めていくのが楽しいです。この区間を抜けるとスキーセンターであるカワバンガへ向けて真っ直ぐ下っていきます。
滑走後はスキーの雪を落として建屋の中へ入り、再びゴンドラに乗って上へ戻ります。今度は乗り場でそこそこ並びました。滑走終了場所からゴンドラ乗り場までそこそこ歩きますし、ゴンドラの乗車待ちを考えると、あまり気軽には回せないコースですね。スタート地点も中央から北へ移動する必要がありますし、ゴンドラの回転を考えてあまり回して欲しくないのだと思います。
というわけで、北エリアにしばらく籠ります。ブロードウェイはややリフト待ちがありそうなので、ジョアンナやローマンホリデーといった短めのコースを多く回しました。そこへたまにブロードウェイやスーパーブロードウェイを混ぜる感じです。なおジョアンナAコースはスクール用ですが、昼休み時間帯は一般利用者も滑れます。きれいな真っ直ぐの1枚バーンなので面白味はないですが、何かテーマを決めた練習には良さそうです。
上記のような短いコースではクルージング感覚は楽しめないので、お題を決めてそれの練習をします。初級コースであるローマンホリデーでは片足滑りに挑戦したり、中級コースのジョアンナではパラレルを意識して滑ったりしました。片足滑りはバランスの難しさもさることながら、エッジの効かせ方の難しさを感じました。両足なら片足のブレを反対側の足で吸収出来ますが、片足だとそれが出来ないので不安定で怖くなります。パラレルは両足の幅を狭めると安定性が落ちてくるので、怖さから無意識に先端を少し閉じてしまいます。

11時過ぎたあたりで、いつも通りレストランオーレで昼食をいただきます。比較的暖かかったのでテラス席にしました。この後天気が下り坂でだいぶ冷えてしまうとは露知らず。注文したのは、バターチキンカリーとフライドポテト、そして新潟県のクラフトビールである風味爽快ニシテです。ゲレンデを眺めつつ、会社関連のメールを打ちながらまったりと過ごしました。
ちなみに北エリアは麓が平地になっており、各リフト乗り場へ向かうためにはそこを移動する必要があり、スケーティングの良い練習になります。相変わらず上手く出来ませんが、蹴り出した後の接地した足に全然荷重出来ていないことは感じています。
さて、引き続き北エリアを回します。まだ滑ったことのない上級コースであるスーパースワンに挑もうとコース前まで行きますが、非圧雪の上級コース滑ったことないしなあ、と躊躇して一旦撤退しました。

しかしせっかくなのでこの機会に挑戦しておきたいと考え、清水の舞台から飛び降りました。非圧雪ですが降雪直後ではないので、自然のコブコースとなります。下部へ進むにつれてコブも大きくなっていくので制動が大変です。自然のコブのため、リズムを作って滑るというより瞬時に最適なルートを見つけて滑っていく感じです。途中で速度を失って後ろ向きに板が滑ることが一番怖いので、速度を殺す場合もなるべく上方向へ滑ることは避けるように注意しました。コブエリアを抜けると後は急峻なバーンなのでひと安心。転ばずに滑りきれたけど、やっぱり怖さはありました。このレベルを楽しみながら滑れるようになりたいですね。

その後はジョアンナやローマンホリデーで回します。風で雪面の雪が舞い上がり、雪煙のようになる様子は少し幻想的でした。最後に中央エリアに戻って一滑りしようか迷いましたが、下山はファルコンを使いたいので、中央エリアと北エリアの往来を考えると時間が厳しいと判断して、そのままファルコンから下山しました。

スキーセンターへ戻ったらスキー道具の片付けを済ませます。それからSPAガーラの湯に向かい、スキーで冷えた身体を温めました。それからCAFE IRORIにて、チーズマカロニとクラフトビールコーラをいただきます。
それから上越新幹線に乗って一路東京へ向かいます。帰りも自由席でしたが、始発なので座ることができました。越後湯沢駅以降は座れる確率は低く、通路にも人が溢れる状況でした。この点では東京とガーラ湯沢の往復が最適ですね。でも平日でこの混み具合ですから、休日の自由席は始発でも大変かもしれません。
今回の滑走データは以下の通りです。最初に滑ったブロードウェイコース1本は計測漏れしています。
滑走回数 | 30 |
距離 | 20.17km |
高度下降 | 3,991m |
滑走時間 | 1:17:04 |
経過時間 | 4:56:23 |
平均速度 | 15.7km/h |
最高速度 | 57.8km/h |
比較的短いコースが多いので、その分滑走回数が増えています。この日は昼前まで青空が広がる好天で、少し暑いくらいでした。昼頃に曇ってくるとだいぶ冷えてきましたが、それでもネックウォーマーは不要なレベルでした。
こちらは何度も訪れている自分のホーム的なスキー場なので、勝手知ったる感じで快適ですね。遠征で出かける地方の超大型スキー場と比べると、規模感では後れを取りますが、新幹線1本で行けるアクセスの良さは強いです。毎シーズン一度は訪れたいです。そして今回はついに上級コースのスーパースワンを滑ることができて、達成感がありました。中級コースにビビッていた時期が懐かしいです。年に数回でも続けていれば、上達するものですね。
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