ペルーの旅~5日目、6日目、最終日

5日目の朝、朝食をいただきます。結構色々なメニューがありました。それから車でクスコ空港に移動し、飛行機に乗ります。空港で何枚かガイドさんに撮ってもらいました。別れた後、ガイドさんは知り合いと会ったみたいで、何か話してました。世の中は、広いようで狭いです。

飛行機の窓から地上を見下ろすと、荒涼とした山々が広がっています。その間を縫うように、数本の車道が走っています。車で走ったら壮観だろうなあ、と思いました。

リマの空港に着いたら、ミラフローレス地区にあるホテルへ移動します。クスコは空港から市内のホテルまで15分程度でしたが、リマの場合は少し時間が掛かり、50分くらいです。到着時やクスコへの移動日は深夜と早朝だったので、渋滞はなかったのですが、今回は昼間だったので、多少の渋滞がありました。

ホテルに着いた後は、部屋でのんびりします。疲れが取れるまでのんびりしよう、と思っていたら、思いのほか疲れていません。というわけで、さっそくお出かけしました。

ミラフローレス地区は南米のなかでも治安の良い地域で、普通に歩き回れます。とはいえ、実際に出歩くまでは多少の不安はあったのですが、杞憂でした。大きなサボテンが街路樹代わりになっている光景に、南米を感じます。

とりあえずお昼を食べたかったので、プンタ・サルへ入店しました。夕方前くらいの時間だったので、お店もそれほど客が入っておらず、2階の眺めの良い席に座れました。料理が出てくるまで、テーブルにあったナッツを摘みます。窓の外見ると、パラグライダーで滑空している人たちがいました。楽しそうです。そうこうしているうちに、料理が運ばれてきました。注文したのは、鯛のセビーチェ。マリネのような感じですが、さつまいもなども入っており、ワンプレートで主食にもなります。人参みたいな色をした芋っぽい野菜も美味しかったのですが、何の野菜かはよくわからず。そしてお酒はビール。地ビールを飲みたかったのですが、適当に選んだのは、イタリアビールのペローニでした。酸味の聞いた鯛の刺身に、ビールは合いますね。

食事を終えたら、海岸沿いの散歩道を歩きます。西には太平洋が広がり、東には緑の公園と奥には高層ビル群がそびえています。辺りにいるのは、散歩やジョギングなどで体を鍛えてる人たちです。そして話に聞いた通り、至るところにジムトレーニング用の機材が置いてあります。でも、実際に使用している人は、あまり見かけませんでした。

雰囲気も良いので、ただのんびり散歩しているだけでも楽しいです。この太平洋のはるか彼方に日本があるのだと思うと、壮大な気持ちになりますね。ずいぶん遠くへ来たのだなあ、と郷愁の念に駆られます。

それから恋人たちの公園へ。イチャイチャオブジェもちゃんと撮影しました。周囲のカップルたちが気になって云々という事前情報がありましたが、それほど気になる感じでもなく。まだちょっと明るかったからかな。

少し経つと、徐々に太陽が沈み始めました。太平洋の水平線をめがけて、赤い夕日が刻一刻と近づいていきます。周りの空は茜色に染まり、海面には煌びやかな光の道ができています。夕暮れの哀愁は溜まらないですね。そしてこの夕日が日本では朝日なのだと思うと、不思議な気持ちになります。

日が沈み切り、徐々に夜の帳が下りてくると、街灯が点灯し、彫像などのライトアップも始まりました。少し足を伸ばして、ショッピングモールであるラルコモールに向かいます。すると、大きな光の柱のオブジェと共に、崖の中に作られた煌びやかなショッピングモールが見えてきました。特に買い物はしませんでしたが、その光景を見るだけで、十分に楽しめます。

その後はホテルへ帰ります。すっかり真っ暗になった街中も、特に危ない感じはしませんでした。そしてリマ空港まで送ってもらい、リマからダラスへ移動します。往路ではマイアミ経由でしたが、復路では直接ダラスへ飛べるようです。

6日目、ダラスではトイレ難民となってちょっと苦労しました。お腹が痛くて大便をしたかったのですが、たくさんあるトイレのほとんどが塞がっており、各所を転々として、ようやく入れてひと安心。ちなみに、今回も朝早いので、入国審査はわりと空いていました。税関では日本語でよく話しかけられたりして、日本人旅行客が多いのだな、と改めて思いました。日本人の国別渡航先の3分の1弱が米国ですしね。

その後、ダラスから成田へ飛びます。実質徹夜明けなので、搭乗前からうつらうつらしていました。そして、アメリカからの復路はやはり長いです。今回は窓側3席の中央というあまりうれしくない座席配置でしたが、両隣が女性だったので、あまり窮屈にならず、良かったです。日付変更線の影響もあり、最終日は機内で迎えました。

こうして今回の旅は無事終了です。移動時間の多い旅でしたが、一度このスタイルに慣れることで、行ける先が増えたらいいな、と思いました。

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