2日目、7時ごろ起床。朝食は定食形式で、一部パンなどはビュッフェ形式でいただけます。定食だけで十分満足なボリュームです。
8時50分ごろ、ホテルを出発して、駅の反対側にあるバス停に向かいます。ターミナルの窓口で、那智山の往復切符を購入しました。途中大門坂で下りて熊野古道の一部を歩くというルートもあるらしいですが、トレッキングシューズではないし、雨による地面の様子も気がかりなので、今回はやめておきます。
30分ほどバスに揺られて、終点の那智山に着きました。参道の階段を登って向かう先は、熊野那智大社。途中立派な鳥居をくぐって境内に入ると、鮮やかな朱色の拝殿が目に入ります。朱色に思わず反応してしまうのは、日本人の血でしょうか。御県神社の前には、八咫烏の像もあります。参拝を済ませたら、境内を散策します。大楠の胎内くぐりに惹かれましたが、多少並んでいたので、見るだけ。それから宝物殿に入館して展示を見学。歴史ある神社なので、色々と所縁の品が展示されています。経塚からの出土品など興味深かったです。
続いて隣にある青岸渡寺へ向かいます。こちらは神社ではなくお寺なので、また雰囲気が変わります。本堂の中に入ってお参りしました。
青岸渡寺の境内を歩いていくと、遠くに三重塔と那智滝を見渡せる展望台に出ます。ここで記念に一枚撮りました。ここからだと、三重塔と那智滝が同じくらいの大きさになって、バランスが良いのです。ただ、そこそこ距離はあるので、望遠側に寄せられる必要があります。
その後は売店で名物である黒飴ソフトを買って頬張ります。すぐ近くには熊野古道への入口がありましたので、ちょっと覗いてみました。がっつりとした山道でしたので、入口だけ見学です。
それから少し歩いて三重塔へ向かいます。せっかくなので入場料を払って中へ入ってみました。最上階にはエレベータで登ります。安全のため、欄干から上には鉄網が張られていますが、那智滝の見える場所だけ、大きめの穴が開いています。二階まで下りると、網なしで滝を眺めることが出来ます。
三重塔の見学を終えたら、飛瀧神社へ向かいます。案内板に沿っていくと遊歩道に出ますが、最初はそのまま車道を歩いたほうが歩きやすい気がします。途中から石畳の道を下っていきます。雨も降り始めてきたので、慎重に進みます。やがてバスで通った広場に出ますので、鳥居をくぐり飛瀧神社の参道へ入ります。
石段を下りていくと、目の前に那智滝と鳥居が現れました。滝が御神体なので、本殿はありません。那智滝の撮影を頑張っていたら、雨が土砂降りに。傘を差していても厳しいので、通り過ぎるまでじっと待ちます。雨が収まってきたら、お瀧拝所へ入り、より間近で滝を眺めます。
その後は神社を後にして、那智山バス停まで道なりに歩き、食事処に入って昼食。お店の名前は忘れてしまいました。注文したのは那智そば。山菜や卵など色々な具材が乗っています。
食後は大門坂の出口まで行ってみたり。石畳だけど、やっぱり普通の街歩きの靴だと辛そうでした。一通り回り終えたので、那智山からバスに乗って紀伊勝浦まで戻ります。飛瀧神社前から大門坂の区間がとても混みますので、那智山から乗った方が良いです。往路はここまで混んでいなかったので不思議でしたが、どうやら大門坂に車を停めている人が多くて、帰りだけバスに乗るためのようです。
紀伊勝浦駅前に着いたら、商店街を歩いて勝浦漁港に向かいました。びん玉のオブジェや海を眺めたり、足湯に浸かってのんびりしたり。特にこの後の予定はないので、気ままに過ごします。
せっかくなので、にぎわい市場に行って、まぐろ丼を食べてみました。鮪の脇口にて朝一の漁師丼。モチモチ感のある漬けマグロが印象的で、おいしくいただきました。付け合わせについてくるマグロのフレークも良いですね。食券が2枚出る仕組みを把握していなくて、ちと手間取ってしまいました。
その後は、紀の松島めぐり遊覧船に乗って、クルージング。波風の浸食による島々の造形が面白いです。島に空いた穴を抜ける航行ルートもあります。天気が曇天でしたので、色はちと映えませんでした。ラクダ島は、言われてみれば確かに見えるかも。
遊覧船を下りたら、椎の浦防災公園を経由して北へ歩きます。見たかったのは弁天島。海の向こうですが、足が濡れても良ければ、歩いていけそうな感じです。ここで再び土砂降りになったので、小休止。雨が上がったタイミングで、元の道へ戻ります。
さて、そろそろ夕飯時。何となく当てを付けていたお店があったのですが、街の食事処を見ていると、開店前から並んでいる人たちの姿が見られます。さすがに四連休中ということで、予約や行列なしでは厳しそうな感じですね。まぐろ丼を食べた時間も遅いですし、一旦ホテルに帰ることにしました。
しばらく部屋でまったりと過ごします。お腹も落ち着いてきたタイミングで、ホテルの食事処で軽く食事とお酒をとろうと思っていたのですが、残念ながら営業時間が終わってしまいました。昨晩お店に人がいたのを見て大丈夫かと思っていましたが、新規入店はもう少し早い時間に行く必要がありました。
というわけで、温泉に浸かって疲れを癒します。それから明日からのダイビングの支度を済ませます。明日は朝が早いので、22時ごろには就寝しました。