2023年11月16日、パシフィコ横浜で開催されているEdgeTech+2023に出かけてきました。以前はEmbedded Technologyという名称だったと思いますが、いつの間にか変わっていました。どちらも略称はETとなるのがミソです。今回は午前休みを取ってプライベートの参加です。ただビジネス目的の商談イベントなので、来場者登録では会社情報を入れる必要があり、扱いとしては微妙なところですけどね。名刺を1枚用意してネックホルダー内に入れる必要がありますが、セルフ方式になっていたので、名刺自体はなくても良いかもしれません。
まずは展示会場内をぐるっと1周します。技術トレンドは何なのか、業務改善に役立ちそうなネタがないか、その他何か面白いものはないか、という視点で見て回りますが、いやあ、相変わらず難易度が高いです。要素技術をパネル展示しているものがほとんどなので、その要素技術を知らなければメリットも面白さも分からないんですよねえ。目に留まったものとしては大体いつも通りですが、エッジAI、画像認識、生成AIなどが目立った気がします。アプリ系としては、企業内の独自の言い回しなどをAIに解釈させるといったものがありました。
その後はアネックスホールへ移動して、セミナーを聴講します。聴講したのは”Edge AI とMEC が拓く、人に「優しい」技術社会”です。人に優しい、の部分は、技術の応用先のことで、技術要素としては将来的な高速通信の要求に対する実現手段として、クラウドといった遠い場所ではなく、近い場所へオフロードをするためのミドルウェアになります。高速通信という課題に対して真っすぐに取り組むのではなく、別角度からの解決アプローチが面白いと思いました。また、ハードウェア毎に得意な処理は異なっており、それぞれ適切なタスクを適切なハードウェアへオフロードする、という話も興味深かったです。上の写真は、セミナーアンケートに回答してもらったステッカーです。
セミナーを終えたら、再び展示会場へ戻り、AI関連のコーナーを少し見学。コールセンター向けに、電話自動応答というサービスがありました。詳細は見ませんでしたが、質問を解釈して、さらに回答内容を考えて、それを発話する音声を生成する、といった感じですかね。各要素技術が組み合わさっていて面白いと思いました。
その後はロボコンを見学します。遠巻きに見ていたので、ロボットの様子はあまり分かりませんでしたが、ルール説明と第1試合だけ見届けました。午後から出社なので、時間切れで退散です。